朝霧邸の薔薇の姫君 (幻冬舎ルチル文庫) 文庫 – 2017/12/15 市村 奈央 (著), yoco (イラスト)
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朝霧邸の薔薇の姫君 (幻冬舎ルチル文庫) 文庫 – 2017/12/15
市村 奈央 (著), yoco (イラスト)
内容紹介
夜ごと〈兄〉と〈恋人〉に抱かれて……。
朝霧日々生には半年より前の記憶がない。朝霧家執事の息子だという音無慶一が、日々生にすべて教えてくれた。名前も、朝霧の家がどういう家なのかも、そして、自分たちが「秘密の恋人」なのだということも――。王子様めいた慶一に導かれるまま抱かれる日々生。やがて、朝霧家当主であり、精悍な面差しをいつもどこか痛そうに曇らせる兄・蒼生もまた、日々生の華奢な体をきしむほど掻き抱いて……。
感想
なんとも言えない話でして 前半が暗くて怖いので 後
半の後半は ほっとしますね。
読んでいて 思ったのが 映画 レベッカですね。
白黒で 大昔の映画ですが・・とにかく おどろおどろし
いストーリーでなんですね それを彷彿とさせましたね。
これもね 誰が悪いってことじゃないのですよね この家
の血が悪いというか 日々生たち個人のせいじゃないの
だから 始末に悪いです。
滅びゆく一族って いるのですよね。新しい血が入らな
いと終わっていくのは 仕方ないのでしょう。
日々生にして見れば 気が付いたら 知らない自分で
記憶が戻らないから 全て他人事ですよ。恋人だという
執事が 全て面倒を見てくれるけれど 違和感がぬぐえ
ない。
でも 味方が誰ひとりいないから 慶一に縋るしかない。
兄だという蒼生は ひたすら じっと悲しそうに見つめて
いるしねえ 怖いよ これ^^;
しかも 事故で記憶を失ってといわれていたのに 火事
が あったなんて わかったら 更に恐ろしい。
なんといっても 切なかったのは バラの姫のようだった
日々生が 体を売って生きることになったところだなあ。
ま ハッピーエンドが 待っていると思わなかったら
続けて読めないわ・・。