にほんブログ村にほんブログ村竜王様とユオの百年語り 作者:gina
(g-n-shelf) Kindle版
gina (著), 神門佑哉 (イラスト)
内容
竜人の国と接する村で竜用の宝飾品を作っていた少年、ユオは、竜人国の祭りの夜に謎の光に刺される。それは、次期竜王の卵を温める「母」となる人間を決める光の矢だった。竜人国に連れて行かれたユオは、その役目を果たすことになるが、竜王に気に入られたユオは次期竜王の母は竜王の妻でもあると理屈をつけられ、結婚することになる。竜王に愛されながら卵を育てるユオは幸せに暮らしていたが、ある日竜王の卵を盗もうと賊が入り込む。
感想
なんだか 私的には 物悲しい話でした。ハッピーエンドでは あるのだけど・・。
主人公たちと 竜の国は 平和になるけれど 人間の世界はめちゃくちゃに・・。
それも 自業自得といえば その通りなんですけどね。
なんで 欲をかくのでしょうねえ・・優劣を競ったり 相手のものを奪おうとしたり だから 滅亡するんですよ。
それとなんといっても 恩を仇で返す これね どうしようもない。
人間と竜の生きる長さが違うから 人は恩を忘れてしまう・・。
きちんと 申し送りしたらいいのに だけど 多分しても 今のおれたちには 関係ないって態度だろうなあ。
ユオは 優しくていい子なんだけど 竜王エドラムとしては 受け入れられないこともある。
国のために たとえ ユオの幼馴染でも 兄でも 本当は殺すべきなんだよねえ・・。
情けを施しても 全然 考えを改めないで また 戦ってくるのだから。
偏った考えに凝り固まった人たちは 怖いですよ。
ヴレーデゥが生まれてからの エドラムの気持ち わからないではないですよね。
自分の時代が終わり 体もきかなくなって 鬱っぽくなるんでしょうね。
ユオに対しても 卑屈になってしまうというか・・。
また 息子のヴレーデゥが ものすごく しっかりしてるからなあ^^;
子供で まだ 色々な事を経験してないから 攻撃してくる人間に対しても 非情です。
それは 国も守らないといけないから 王だからね。
だけど 母は人で 戦いを挑んでくるのは 母の国だからね。難しいねえ・。
なんといっても 切ないのは老いですね。
それでも ユオとエドラムは 最後まで 愛し合って逝くのだろうなあ・・。
テーマ : ボーイズラブ
ジャンル : アニメ・コミック