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シネマの中の人間と医療―エシックス・シアターへの招待 (2006/10) 浅井 篤 商品詳細を見る

医療や医学研究、生命科学、そして医療制度の正しい、善い、
適切なあり方を検討する生命・医療倫理を、
映画を通して学ぶ新しいタイプの入門書。
映画の中の“倫理的問題”について
考えたことや感じたことを自由に綴った一冊。

目次
第1話『サイダーハウス・ルール』　人工妊娠中絶について語る
第2話『ザ・フライ』　人間関係に対する病気のインパクトを語る
第3話『スーパーサイズ・ミー』　自己責任を語る
第4話『エス』　内なる権威主義を語る
第5話『21グラム』　脳死臓器移植を語る
第6話『グッバイガール』　信頼を語る
第7話『フランケンシュタイン』　先端医療を語る
第8話『クジラの島の少女』　親の過大な期待を考える
第9話『クルーシブル』　“命よりも大切なもの”を語る
第10話『カオス・シチリア物語・第二話「月の病」』
　　　　プライバシーとインフォームド・コンセントを語る
第11話『レナードの朝』　医学実験の功罪を語る
第12話『アウトブレイク』　感染性疾患に対する
　　　　公衆衛生政索について語る
第13話『デッドマン・ウォーキング』　死刑を問う
第14話『海を飛ぶ夢』　積極的安楽死を考える
第15話『赤ひげ』　医師の専門職意識（プロフェッショナリズム）を語る
ほか
／『ジョンQ』／『ブラジルから来た少年』／『裸足の１５００マイル』／『阿弥陀堂だより』
／『ボーイズ･ドント・クライ』／『カッコーの巣の上で』／『恍惚の人』／『ジョゼと虎と魚たち』
／『トータル・リコール』／『バード』／『ブレード・ランナー』／『病院で死ぬということ』
／『あなたに降る夢』／『夜と霧』／『銀河ヒッチハイク・ガイド』
同じテーマを持つ映画
／『遊星からの物体X』／『ローズマリーの赤ちゃん』／『炎のランナー』／『フィラデルフィア』
／『アルジャーノンに花束を』／『ディープ・ブルー』／『ベン・ハー』／『スリング・ブレイド』
／『ニュルンベルグ裁判』／『ロード・オブ・ザ・リング』／『ジョニーは戦場へ行った』
／『イングリッシュ・ペイシェント』／『救命士』／『ボーン・コレクター』／『みなさん、さようなら』
／『ミリオンダラー・ベイビー』／『プライベート・ライアン』／『アイランド』／『イーオン・フラックス』
／『アイロボット』／『転校生』／『祈り梅』
パート２の執筆をすることになったら、ほか
／『エレファント・マン』／『ロレンツォのオイル』／『ガタカ』／『マイ・レフト・フット』
／『おつむてんてんクリニック』／『ナイロビの蜂』／『パッチ・アダムス』／『博士が愛した数式』
／『誤診』／『ギルバート・グレイプ』／『ヴァージン・フライト』／『海辺の家』／『ドクター』
／『Vフォー・ヴェンデッタ』／『ロード・オブ・ウォー』／『フライト・プラン』／『スパイダーマン２』
／『ニュースの天才』／『トーク・トゥ・ハー』／『インビジブル』／『オール・アバウト・マイマザー』
／『スターシップ・トゥルーパーズ』／『２つの頭脳を持つ男』／『十二人の怒れる男』

医療倫理について。「ターミナルケアー」、「死の尊厳」、「患者のプライバシー」、「臓器移植」など
考えさせられることはあっても、本を読んでまで学ぶ気持ちはありませんでした。
この「シネマの中の人間と医療―エシックス・シアター」に出会い、
映画を通じて医療倫理について考える機会を得て、よかったです。
映画好きの私には馴染みやすかったです。自然に医療倫理に接することができました。
「生とは」、「研究者の倫理とは」、「死の尊厳とは」などのテーマに参加していました。
テーマを持って観る映画も味わいがあって、一味違うことでしょう。
気楽に読め、自然体で実感できる医療倫理、たまにはこういう本もいいです。