MM9-invasion-
宇宙怪獣、襲来。
気象庁特異生物対策部
気特待に打つ手は?

MM9は山本弘によるサイエンス・フィクション小説作品
本作品の舞台となっているのは、現実の地球によく似ているが、
いわゆる「怪獣」が実在し、その被害が自然災害として気象庁の災害対策の管轄になっているという世界である。
「怪獣災害」には普通の人間が対処しなければならない。
そのため主役となるのは気象庁の職員であり、その仕事内容は変身して直接怪獣と戦うのではなく、
怪獣の早期発見と能力や行動の分析が主軸となっているのも特徴である
実際に怪獣と戦うのは自衛隊であり、後述の「気特対」のアドバイスのもとに作戦活動をすることとなっている。
一方、『MM9-invasion-』では、ヒメ(人間サイズから40mまで巨大化できる少女型怪獣)に精神生命体ジェミーが憑依することで、彼女が戦いの中心となる。
面白いのがこの作品の中で、
なぜ怪獣は巨大なのか?
なぜウルトラマンのような宇宙人は、
宇宙船も使わずに惑星感を移動でき、
ビームなどの特殊能力が使えるのか?
※この作品にはウルトラマンは出てきません。
なせ妖怪などのもののけは人を襲うのか?
以上の謎を論理的に解説している点。
常識を疑うことで見えてくる
真実もあるということを見事に示している。
クライマックスの皇居前で繰り広げられる陸上自衛隊と宇宙怪獣との死闘は鳥肌ものです。
興味のある方は、ぜひ読んでみてください。





