宝塚OGスペシャル レザネ・フォール
甘粕正彦と白井鐵造の話と聞いて劇場へ。
冒頭は長身でかっこいいダンスを披露する湖月わたると元四季の福井貴一が登場し期待しました。
レヴューシーンで大浦みずきを思い、切なくなりました。
でもやっぱり宝塚なの?
鳳蘭は華やかでお見事ですが客いじりをあんなにする時間あるのなら芝居をちゃんと仕上げて見せてくれたのならいいのに。
尻切れトンボ。私がバカでした。
尻切れトンボ。私がバカでした。
甘粕正彦は関東大震災のどさくさに、大杉栄、伊藤野枝、甥の橘少年まで虐殺した人物。橘少年のお墓にお参りしたことがあります
政府は同時に組合運動家、社会主義者や数千人の朝鮮人を虐殺、一般人まで朝鮮人が井戸に毒を入れたというデマを信じ朝鮮人を殺してしまったのです。間違って殺された日本人や中国人もいたとか、千駄ヶ谷で朝鮮人と間違って殺されそうになったからと千田是也と名乗った名優・演出家がいます。
習俗を駆逐するための学校
千田是也(本名:伊藤圀夫)の体験
関東大震災(1923年)が起こったとき、当時19歳だった千田は、混乱の中自然発生的に結集した自警団が、興奮状態となって朝鮮人狩りに狂奔する姿を見る。ある自警団につかまった千田は、「教育勅語」と「歴代天皇の名」を言ってみろ
と言われる。
千田は一瞬口ごもったが、学校教育で染み込んだ教育の賜物で、
それをクリアした。千駄ヶ谷でコリアンに間違えられそうになったこの体験から、
芸面を千田是也(センダコレア)とした。
宝塚OGスペシャル レザネ・フォール
舞台は1928年のパリ。
スポットライトきらめくレヴュー小屋。物語は元憲兵大尉・甘粕正彦がパリの街角にあるレヴュー小屋に迷い込むところから始まる。
謎のベールに包まれた歴史的人物、甘粕は、無政府主義者・大杉栄暗殺事件の責任を一身に負い服役。
その後、パリへ渡り諜報員紛いの仕事をしながら悶々とした日々を送っていたが、諜報活動の失敗から追われる身となる。
レヴュー小屋に逃げ込んだ甘粕は、日本からレヴューを学びに来る手筈になっていた、ある日本人と間違われる。
その日本人こそ、宝塚にレヴューを持ち帰った白井鐵造であった。
白井と思い込まれた甘粕にとって、レヴュー小屋は絶好の潜伏場所となる。エリート軍人として歩んでいた道をはずれ、挫折感から半ば世捨て人のような心境になっていた彼の心を揺るがしたのが、一人の踊り子ドリイであった。
しかし彼女は甘粕が暗殺に加担した大杉栄のパリ時代の愛人だったと知り心を痛める。
ある日、どうしてそんな明るく振舞い、舞台で踊っていられるのか、と甘粕がたずねると、ドリイは「人々に勇気や救いを与えられるレヴューの舞台に立っていられることが私の誇り」と微笑んだ。
そんな彼女に、甘粕は希望の光りを見る。そしてレヴューは国境を越えていく…。
スポットライトきらめくレヴュー小屋。物語は元憲兵大尉・甘粕正彦がパリの街角にあるレヴュー小屋に迷い込むところから始まる。
謎のベールに包まれた歴史的人物、甘粕は、無政府主義者・大杉栄暗殺事件の責任を一身に負い服役。
その後、パリへ渡り諜報員紛いの仕事をしながら悶々とした日々を送っていたが、諜報活動の失敗から追われる身となる。
レヴュー小屋に逃げ込んだ甘粕は、日本からレヴューを学びに来る手筈になっていた、ある日本人と間違われる。
その日本人こそ、宝塚にレヴューを持ち帰った白井鐵造であった。
白井と思い込まれた甘粕にとって、レヴュー小屋は絶好の潜伏場所となる。エリート軍人として歩んでいた道をはずれ、挫折感から半ば世捨て人のような心境になっていた彼の心を揺るがしたのが、一人の踊り子ドリイであった。
しかし彼女は甘粕が暗殺に加担した大杉栄のパリ時代の愛人だったと知り心を痛める。
ある日、どうしてそんな明るく振舞い、舞台で踊っていられるのか、と甘粕がたずねると、ドリイは「人々に勇気や救いを与えられるレヴューの舞台に立っていられることが私の誇り」と微笑んだ。
そんな彼女に、甘粕は希望の光りを見る。そしてレヴューは国境を越えていく…。