千羽鶴
敗者が勝者に贈る千羽鶴、県高野連が自粛要請
http://www.yomiuri.co.jp/sports/hsb/news01/20170721-OYT1T50039.html
『フェアプレーと友情の象徴のようなシーンが、球場で見かけなくなった。
福島県高校野球連盟は今大会から、敗れたチームが勝者に千羽鶴を贈るセレモニーの自粛を呼びかけた。「自分たちの分まで甲子園に」。必勝の願いを託す慣例イベントだったが、強豪校は千羽鶴の保管が負担になる上、次の試合に臨む選手らとの入れ替わりが遅れるなど、大会運営に支障が生じる弊害が指摘されていた。
「足の踏み場もない状態だ」――。
中通り地方のある強豪校では、相手チームから譲り受けた千羽鶴を用具室に保管している。夏の大会が終わると用具室は千羽鶴で埋め尽くされ、翌年正月のどんと焼きで燃やしている。神社に持ち込む量は「軽トラック2台分」という。同校の監督は「思いが詰まった千羽鶴は大変ありがたい。ただ、量が多すぎて甲子園に持っていけない。高野連の判断も理解できる部分がある」と話す。
自粛を求めるもう一つの理由は、円滑な大会運営だ。県高野連は甲子園大会までに全日程を終えなければならず、1球場で1日最大3試合をこなしている。試合と試合の間隔は30分。この間に前の試合の選手らは道具を片づけて退出し、すぐに次の試合の選手が荷物を搬入したり、準備運動やシートノックをしたりする。
だが、千羽鶴のセレモニーが球場の狭い通路などで行われると、全体の移動に遅れが生じて、次の試合開始時刻に影響する懸念がある。数年前から「荷物を搬入できない」「準備運動の時間がなくなる」といった声が上がっていた。
県高野連の小針淳理事長は「セレモニーの趣旨は尊重したい」と話す一方、「全国的な動きを参考にしている。大会運営や次の試合に臨む選手らの準備、観客の移動に影響が出ないように協力してほしい」と呼びかける。全国的にも、福岡県が2011年に禁止したほか、山形県や宮城県も自粛を要請している。
保護者らも高野連の呼びかけに協力している。浜通り地方のある強豪校では、野球部の保護者会が毎年約半年かけて千羽鶴を折っている。様々な色の折り鶴で「必勝」の文字をあしらうなどデザインも凝る。母親の一人(46)は「セレモニーがなくなるのは寂しいが、試合をスムーズに進めるためならやむを得ない」と理解を示す。
福島県高野連によると、今大会では遠慮がちに譲り渡す姿は見かけたものの、準々決勝が終了した時点で、大会運営への支障は報告されていないという。小針理事長は「自粛要請に対するご理解とご協力のおかげで、これまで無事に試合を行うことができている」と話している。』
http://www.yomiuri.co.jp/sports/hsb/news01/20170721-OYT1T50039.html
『フェアプレーと友情の象徴のようなシーンが、球場で見かけなくなった。
福島県高校野球連盟は今大会から、敗れたチームが勝者に千羽鶴を贈るセレモニーの自粛を呼びかけた。「自分たちの分まで甲子園に」。必勝の願いを託す慣例イベントだったが、強豪校は千羽鶴の保管が負担になる上、次の試合に臨む選手らとの入れ替わりが遅れるなど、大会運営に支障が生じる弊害が指摘されていた。
「足の踏み場もない状態だ」――。
中通り地方のある強豪校では、相手チームから譲り受けた千羽鶴を用具室に保管している。夏の大会が終わると用具室は千羽鶴で埋め尽くされ、翌年正月のどんと焼きで燃やしている。神社に持ち込む量は「軽トラック2台分」という。同校の監督は「思いが詰まった千羽鶴は大変ありがたい。ただ、量が多すぎて甲子園に持っていけない。高野連の判断も理解できる部分がある」と話す。
自粛を求めるもう一つの理由は、円滑な大会運営だ。県高野連は甲子園大会までに全日程を終えなければならず、1球場で1日最大3試合をこなしている。試合と試合の間隔は30分。この間に前の試合の選手らは道具を片づけて退出し、すぐに次の試合の選手が荷物を搬入したり、準備運動やシートノックをしたりする。
だが、千羽鶴のセレモニーが球場の狭い通路などで行われると、全体の移動に遅れが生じて、次の試合開始時刻に影響する懸念がある。数年前から「荷物を搬入できない」「準備運動の時間がなくなる」といった声が上がっていた。
県高野連の小針淳理事長は「セレモニーの趣旨は尊重したい」と話す一方、「全国的な動きを参考にしている。大会運営や次の試合に臨む選手らの準備、観客の移動に影響が出ないように協力してほしい」と呼びかける。全国的にも、福岡県が2011年に禁止したほか、山形県や宮城県も自粛を要請している。
保護者らも高野連の呼びかけに協力している。浜通り地方のある強豪校では、野球部の保護者会が毎年約半年かけて千羽鶴を折っている。様々な色の折り鶴で「必勝」の文字をあしらうなどデザインも凝る。母親の一人(46)は「セレモニーがなくなるのは寂しいが、試合をスムーズに進めるためならやむを得ない」と理解を示す。
福島県高野連によると、今大会では遠慮がちに譲り渡す姿は見かけたものの、準々決勝が終了した時点で、大会運営への支障は報告されていないという。小針理事長は「自粛要請に対するご理解とご協力のおかげで、これまで無事に試合を行うことができている」と話している。』
施設に入った知的障害者
知的障害者 入所25年超4割 進む高齢、重度化
https://mainichi.jp/articles/20170719/k00/00m/040/189000c
『大規模入所施設に入った知的障害者の4割以上が25年以上にわたって入所していることが、毎日新聞の全国調査で分かった。相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が刺殺された事件からまもなく1年。国は「施設から地域へ」を掲げ、障害者の地域移行を進めるとしているが、実際には入所者の高齢化と重度化が進み、7割以上の施設が現場の「人材不足」を課題と考えている。
6~7月、津久井やまゆり園と同規模(定員100人以上)の全国120施設を対象にアンケートを実施し、70%から回答を得た。この結果、入所年数「25年以上」が全体(1万838人)の43%を占めた。
地域移行が進まない理由(複数回答)は「家族の反対」が81%で最多。「入所者の高齢化」79%、「障害程度が重い」75%と続き、「本人の意思」は38%にとどまった。入所者も家族も高齢化する中、支える側が「施設に預けた方が安心」と考えるケースが多いとみられる。
入所者の年齢は、29歳以下5%▽30代10%▽40代21%▽50代23%▽60代26%▽70歳以上16%。障害の重さを示す支援区分は、最も重度の「6」が49%▽「5」=29%▽「4」=17%▽「3」=5%▽「2」=0.5%▽「1」=0.05%。障害が重いほど、グループホームなどの地域生活に移るのが困難で地域移行できる人が退所していった結果、重度・高齢の入所者が施設に残っているのが実態だ。
【ことば】相模原障害者殺傷事件 相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で昨年7月26日未明、入所者19人が刃物で刺され、死亡した。直後に警察に逮捕された元職員の植松聖(さとし)被告(27)は「障害者はいなくなればいい」などと供述。精神鑑定で「自己愛性パーソナリティー障害」と診断された。
』
https://mainichi.jp/articles/20170719/k00/00m/040/189000c
『大規模入所施設に入った知的障害者の4割以上が25年以上にわたって入所していることが、毎日新聞の全国調査で分かった。相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が刺殺された事件からまもなく1年。国は「施設から地域へ」を掲げ、障害者の地域移行を進めるとしているが、実際には入所者の高齢化と重度化が進み、7割以上の施設が現場の「人材不足」を課題と考えている。
6~7月、津久井やまゆり園と同規模(定員100人以上)の全国120施設を対象にアンケートを実施し、70%から回答を得た。この結果、入所年数「25年以上」が全体(1万838人)の43%を占めた。
地域移行が進まない理由(複数回答)は「家族の反対」が81%で最多。「入所者の高齢化」79%、「障害程度が重い」75%と続き、「本人の意思」は38%にとどまった。入所者も家族も高齢化する中、支える側が「施設に預けた方が安心」と考えるケースが多いとみられる。
入所者の年齢は、29歳以下5%▽30代10%▽40代21%▽50代23%▽60代26%▽70歳以上16%。障害の重さを示す支援区分は、最も重度の「6」が49%▽「5」=29%▽「4」=17%▽「3」=5%▽「2」=0.5%▽「1」=0.05%。障害が重いほど、グループホームなどの地域生活に移るのが困難で地域移行できる人が退所していった結果、重度・高齢の入所者が施設に残っているのが実態だ。
【ことば】相模原障害者殺傷事件 相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で昨年7月26日未明、入所者19人が刃物で刺され、死亡した。直後に警察に逮捕された元職員の植松聖(さとし)被告(27)は「障害者はいなくなればいい」などと供述。精神鑑定で「自己愛性パーソナリティー障害」と診断された。

テーマ : こんなことがありました
ジャンル : ブログ
外来種「ワカメ」「オゴノリ」
侵略的外来種「ヒアリ」より恐ろしいのは「ワカメ」?
http://news.livedoor.com/article/detail/13343674/
『7月13日、環境省は東京大井ふ頭のコンテナにおいて、ヒアリ100匹以上を発見したと発表。卵や幼虫も確認されたという。6月に兵庫で確認されて以来、生息エリアがどんどん拡大している。
ヒアリは国際自然保護連合(ICUN)によって、「世界の侵略的外来種ワースト100」に選ばれている。これは、外来種のなかでも、特に生態系や社会への悪影響が大きい生物のリストである。
ヒアリは、南米から日本への外来生物ということになるのだが、同リストには、これとは逆に日本から世界中へ広がっている悪玉外来生物が掲載されている。
それはなんと、味噌汁に欠かせない「ワカメ」だ。ICUNによれば、ワカメは日本、韓国、北朝鮮の近海が原産地で、アメリカ、フランス、イタリア、オーストラリア、ニュージーランド、黒海、地中海など世界中で繁殖が確認されている。
実害として、ワカメがカキ、ホタテ、ムール貝などの養殖魚介類の成長を阻害したり、漁業用の機械が詰まったりするなど、重大な影響を及ぼしているという。
ワカメが世界へ拡散したのは、タンカーのバラスト水が原因だと言われている。バラスト水とは、タンカーなどの貨物船が積荷を降ろした後に、帰路で船を安定させるため重しとして入れる海水のこと。海水の中に含まれたワカメの胞子が、日本から世界へ広がってしまったのだ。
それにしても、ワカメはそんなにも繁殖力が強いのか。
「春先から6月にかけて、波のない場所の防波堤などに繁殖しています」(「のとじま水族館」の藪根哲志さん)
海水温度が20度以下で、波がなければ、容易に自生するという。ワカメの唯一の天敵はウニなのだが、ウニの方が繁殖力は弱い。ワカメと一緒に海外へ運ばれたとしても、ウニはそこで繁殖する可能性は低い。そうなると敵なしで繁殖してしまう。外国ではワカメを食べないので、減ることもない。
「ワカメが侵略的外来生物に選ばれていることは我々も知りませんでした。外から入ってくる生物には敏感でも、自分たちの側が出すことに関しては、考えが及ばないものですね」(同上)
実際のところ、ヒアリに刺される可能性は低く、重症化するケースは少ないとされる。それに比べたら、ワカメ被害のほうがはるかに大きいと言えそうだ。現在の日本のヒアリパニックは、南米の人々の目にどう映っているだろうか。』
外来種は悪でない? 日本のオゴノリ、北米で生態系回復に一役
http://news.livedoor.com/article/detail/13352429/
『米国で外来種と見なされている日本渡来の海藻「オゴノリ」が、地球温暖化などの影響で荒れ果てた脆弱(ぜいじゃく)な沿岸海域の回復に重要な役割を果たしていることが分かった。米国の研究者らが(7月)17日、米科学アカデミー紀要(PNAS)に調査結果を発表した。「外来種は悪」と決めつける見方に一石を投じる内容となっている。
論文によると、北大西洋(North Atlantic)沿海の多くの干潟や河口では、温暖化や汚染、病気や過剰採取が原因で固有の藻類やカキ礁が「著しく減少」している。調査を行った米ノースカロライナ(North Carolina)州では、歴史上みられてきた水準に比べ藻類が約97%、カキ礁が90%、塩沼が12%失われているという。
こうした干潟などには、日本から輸入されたマガキと一緒に入ってきたとみられる外来種のオゴノリが繁殖している。そこで、研究チームはこのオゴノリが生態系にどのような影響を及ぼしているかを調べることにした。
オゴノリがさまざまな分布密度で生育している48か所の広いエリアを対象に、土砂の安定化や流出防止、高潮や洪水の抑止、生物多様性、食物生産、経済的に重要な海産物の生育場など、環境に対して果たしている機能に変化がないかを10か月にわたって調査。その結果、稚エビや稚ガニ、稚魚の生育環境の改善をはじめ、多くの面で生物多様性に貢献していることが判明した。
オゴノリの繁殖と、土砂の流出防止で重要な役割を果たす堆積物の安定化との間には有意な関係を発見できなかったものの、論文の共同執筆者で米デューク大学(Duke University)環境大学院のブライアン・シリマン(Brian Silliman)准教授(保全生物学)は、全体としてプラスの働きがみられたと指摘。オゴノリは固有種や生態系を壊さないばかりか、役に立っている可能性があるとしている。
こうした可能性が示されたのは今回の実証研究が初めてだという。
論文の筆頭執筆者である米ノースカロライナ大学(University of North Caroline)のアーロン・ラムス(Aaron Ramus)氏は「沿岸生物の生息場が世界規模で減少するなかで、生息場が全くないよりは外来種もいる生息場があるほうがまだ良いということが分かった」と説明。「多くの外来生物は、思われているようなマイナスの影響を与えていない可能性が十分ある」との見方を示している。』
http://news.livedoor.com/article/detail/13343674/
『7月13日、環境省は東京大井ふ頭のコンテナにおいて、ヒアリ100匹以上を発見したと発表。卵や幼虫も確認されたという。6月に兵庫で確認されて以来、生息エリアがどんどん拡大している。
ヒアリは国際自然保護連合(ICUN)によって、「世界の侵略的外来種ワースト100」に選ばれている。これは、外来種のなかでも、特に生態系や社会への悪影響が大きい生物のリストである。
ヒアリは、南米から日本への外来生物ということになるのだが、同リストには、これとは逆に日本から世界中へ広がっている悪玉外来生物が掲載されている。
それはなんと、味噌汁に欠かせない「ワカメ」だ。ICUNによれば、ワカメは日本、韓国、北朝鮮の近海が原産地で、アメリカ、フランス、イタリア、オーストラリア、ニュージーランド、黒海、地中海など世界中で繁殖が確認されている。
実害として、ワカメがカキ、ホタテ、ムール貝などの養殖魚介類の成長を阻害したり、漁業用の機械が詰まったりするなど、重大な影響を及ぼしているという。
ワカメが世界へ拡散したのは、タンカーのバラスト水が原因だと言われている。バラスト水とは、タンカーなどの貨物船が積荷を降ろした後に、帰路で船を安定させるため重しとして入れる海水のこと。海水の中に含まれたワカメの胞子が、日本から世界へ広がってしまったのだ。
それにしても、ワカメはそんなにも繁殖力が強いのか。
「春先から6月にかけて、波のない場所の防波堤などに繁殖しています」(「のとじま水族館」の藪根哲志さん)
海水温度が20度以下で、波がなければ、容易に自生するという。ワカメの唯一の天敵はウニなのだが、ウニの方が繁殖力は弱い。ワカメと一緒に海外へ運ばれたとしても、ウニはそこで繁殖する可能性は低い。そうなると敵なしで繁殖してしまう。外国ではワカメを食べないので、減ることもない。
「ワカメが侵略的外来生物に選ばれていることは我々も知りませんでした。外から入ってくる生物には敏感でも、自分たちの側が出すことに関しては、考えが及ばないものですね」(同上)
実際のところ、ヒアリに刺される可能性は低く、重症化するケースは少ないとされる。それに比べたら、ワカメ被害のほうがはるかに大きいと言えそうだ。現在の日本のヒアリパニックは、南米の人々の目にどう映っているだろうか。』
外来種は悪でない? 日本のオゴノリ、北米で生態系回復に一役
http://news.livedoor.com/article/detail/13352429/
『米国で外来種と見なされている日本渡来の海藻「オゴノリ」が、地球温暖化などの影響で荒れ果てた脆弱(ぜいじゃく)な沿岸海域の回復に重要な役割を果たしていることが分かった。米国の研究者らが(7月)17日、米科学アカデミー紀要(PNAS)に調査結果を発表した。「外来種は悪」と決めつける見方に一石を投じる内容となっている。
論文によると、北大西洋(North Atlantic)沿海の多くの干潟や河口では、温暖化や汚染、病気や過剰採取が原因で固有の藻類やカキ礁が「著しく減少」している。調査を行った米ノースカロライナ(North Carolina)州では、歴史上みられてきた水準に比べ藻類が約97%、カキ礁が90%、塩沼が12%失われているという。
こうした干潟などには、日本から輸入されたマガキと一緒に入ってきたとみられる外来種のオゴノリが繁殖している。そこで、研究チームはこのオゴノリが生態系にどのような影響を及ぼしているかを調べることにした。
オゴノリがさまざまな分布密度で生育している48か所の広いエリアを対象に、土砂の安定化や流出防止、高潮や洪水の抑止、生物多様性、食物生産、経済的に重要な海産物の生育場など、環境に対して果たしている機能に変化がないかを10か月にわたって調査。その結果、稚エビや稚ガニ、稚魚の生育環境の改善をはじめ、多くの面で生物多様性に貢献していることが判明した。
オゴノリの繁殖と、土砂の流出防止で重要な役割を果たす堆積物の安定化との間には有意な関係を発見できなかったものの、論文の共同執筆者で米デューク大学(Duke University)環境大学院のブライアン・シリマン(Brian Silliman)准教授(保全生物学)は、全体としてプラスの働きがみられたと指摘。オゴノリは固有種や生態系を壊さないばかりか、役に立っている可能性があるとしている。
こうした可能性が示されたのは今回の実証研究が初めてだという。
論文の筆頭執筆者である米ノースカロライナ大学(University of North Caroline)のアーロン・ラムス(Aaron Ramus)氏は「沿岸生物の生息場が世界規模で減少するなかで、生息場が全くないよりは外来種もいる生息場があるほうがまだ良いということが分かった」と説明。「多くの外来生物は、思われているようなマイナスの影響を与えていない可能性が十分ある」との見方を示している。』
ヒアリ②
いわき・小名浜港「ヒアリ」確認されず 福島県が設置わな調査
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20170713-187851.php
『強い毒性を持つ南米原産のヒアリ調査で、(福島)県は(7月)12日、いわき市の小名浜港大剣ふ頭で行った調査結果を発表、ヒアリは確認されなかった。
県は7日に同ふ頭の外貿コンテナ置き場や、周辺の緑地帯にヒアリ対策の殺虫餌やわなを設置して調査を進めてきた。12日にわなを回収。環境省東北環境事務所の立ち会いで行った目視確認では、ヒアリとみられる生物はおらず、詳細調査でも確認されなかった。
調査は、神戸港や大阪南港、東京港などでヒアリが発見されているのを受けて実施した。県によると、これまでも目視を行っており、同日までにヒアリやアカカミアリの目撃情報や被害はない。県はわなを使って調査を継続する。』
東京港で新たにヒアリ100匹…卵や幼虫も
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170713-OYT1T50079.html
『環境省と東京都は(7月)13日、東京港大井ふ頭(東京都品川区)に置かれたコンテナの床下などから、南米原産で強い毒を持つ「ヒアリ」が新たに100匹以上見つかったと発表した。
卵や幼虫、さなぎも含まれていたという。このコンテナ内からは今月上旬、働きアリが100匹以上見つかっており、12日から同省でさらに詳しく調べていた。
同省によると、最初のヒアリが見つかった後、殺虫剤で処理したり、殺虫餌を設置したりしてからコンテナを密封。12日になって開封し、ベニヤ製の床板を剥がして調べたところ、もろくなった板の隙間などから、大半が死んだ状態で発見された。
今のところ、女王アリは確認されていないが、同省は駆除した死骸の中に紛れたとみている。コンテナは、全体をシートで覆って殺虫剤で処理した後、解体処分した。このコンテナは中国から大井ふ頭に到着後、陸路で千葉県君津市に運ばれ、積み荷を降ろして大井ふ頭に戻された。』
ヒアリ、東京港でさらに100匹以上 コンテナで確認
http://www.asahi.com/articles/ASK7F5GBGK7FULBJ00M.html
『環境省は(7月)13日、東京港・大井埠頭(ふとう)(東京都品川区)でヒアリが見つかったコンテナを詳しく調べたところ、さらに100匹以上を確認したと発表した。働きアリのほか、卵や幼虫などもいて、コンテナ内で繁殖していた可能性があるが、今のところ、女王アリは見つかっていないという。
このコンテナでは、(7月)3日に1匹、7日にベニヤ板の床の上で100匹以上の働きアリが見つかっていた。床板をはがすなどして調べたところ、新たに働きアリが約100匹見つかった。探すのが難しい場所に隠れている可能性が残っているため、コンテナ全体をビニールシートで覆って薬剤でいぶす処理をした上で、周辺に毒エサを仕掛けたという。』
ヒアリ 横浜港で500匹以上確認
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170714/k10011059531000.html
『横浜港の本牧ふ頭で(7月)14日、強い毒を持つ南米原産のヒアリが500匹以上見つかったことが環境省の調査でわかりました。幼虫やさなぎも、それぞれ100以上見つかったことから、環境省はふ頭で繁殖したと見て、引き続き周辺を詳しく調べることにしています。
環境省によりますと、14日に横浜港の本牧ふ頭で調査を行ったところ、コンテナ近くの地面のアスファルトの割れ目で、種類が判別できないアリが500匹以上見つかり、専門機関で分析した結果、いずれもヒアリと確認されたということです。
また幼虫とさなぎも、それぞれ100以上見つかったということで、環境省では、ヒアリがふ頭で繁殖したと見て引き続き周辺を詳しく調べることにしています。
ヒアリはことし5月に中国から神戸港に陸揚げされ兵庫県尼崎市に運ばれたコンテナの中で見つかって以降、各地で相次いで見つかっています。』
横浜港にヒアリの巣か…700匹以上、さなぎも
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170714-OYT1T50092.html
『環境省と横浜市は(7月)14日、横浜港の本牧ふ頭(横浜市中区)のコンテナ置き場から、南米原産で強い毒を持つ「ヒアリ」が計700匹以上見つかったと発表した。
1か所で確認された数としてはこれまでで最多で、巣があった可能性がある。神奈川県内でヒアリが確認されるのは初めて。国内では兵庫県尼崎市、神戸市、東京都品川区などに続いて5都府県で7例目となった。
発表によると、同日、本牧ふ頭でヒアリがいないかを調べていた同省職員らが、コンテナ置き場のアスファルト舗装の亀裂に多数のアリがいるのを発見。土を深さ10センチほど掘って殺虫剤で駆除した後、専門家がヒアリだと確認した。働きアリが500匹以上、羽のあるオスが5~10匹、さなぎが100匹以上、幼虫が100匹以上見つかった。』
ヒアリ「時間の問題だった」…横浜市が注意喚起
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170715-OYT1T50033.html
『横浜市中区の本牧ふ頭で(7月)14日、南米原産の毒アリ「ヒアリ」が神奈川県内で初めて確認された。
殺虫剤で駆除を終えているが、市は同日、発見現場から数百メートルの横浜港シンボルタワーに注意喚起の看板を設置した。また、市民らに対し、「見つけた場合は素手で触らず、市や環境省に連絡してほしい」と呼び掛けている。
環境省の職員がコンテナの保管場所付近でアリを発見し、専門家がヒアリと断定した。地中に巣を作ったとみられ、サナギや幼虫なども確認された。市はコンテナに付いて運ばれたとみている。
ヒアリは体長2・5~6ミリ。尻の毒針で刺されると、火傷(やけど)のような痛みを発症することから名付けられた。市は刺された場合、30分程度は安静にして、異変があれば病院で受診することを勧めている。
発見現場付近は、コンテナをトレーラーに乗せて運び出す作業場所で、業界団体の横浜港運協会は、「全国でヒアリが発見されていたので、横浜でも時間の問題だと思っていた。港湾従事者にはかまれないようにする予防策と、かまれた場合の対応策を徹底する」としている。』
東京・青海ふ頭では「アカカミアリ」1000匹
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170714-OYT1T50095.html
『環境省と東京都は(7月)14日、東京港青海ふ頭(東京都江東区)で、毒を持つ外来種のアリ「アカカミアリ」1000匹以上を発見したと発表した。
今月(7月)上旬に同港大井ふ頭(品川区)でヒアリが見つかったのを受けて、同省職員らが同日、青海ふ頭を調べていたところ、コンテナ置き場の舗装の亀裂でアリを発見し、殺虫剤入りの餌を設置した。アカカミアリは中米などが原産で、国内では東京都の硫黄島などに定着。体長3~8ミリで、外見はヒアリに似ているが、ヒアリより毒性は低い。』
ヒアリ「毒エサ設置は逆効果」対策変更へ
http://www.news24.jp/articles/2017/07/13/07366944.html
『強い毒を持つヒアリへの対策として、国は今週、毒入りのエサを設置することを決めたが、ほかのアリまで死滅し生態系を乱す可能性があるとして、対策の変更を検討していることがわかった。
環境省や国交省などは(7月)11日、ヒアリの水際対策として、わなに加え、毒入りのエサを全国68の港に設置することを決めた。しかしその後、専門家から「ヒアリではない在来種のアリも死滅し逆効果」などとする意見が、環境省に寄せられたという。
国立環境研究所・五箇公一室長「日本の生態系そのものを弱くしてしまって、かえってヒアリを入りやすくしてしまう」
このため、環境省は対策の変更を検討していて、わなの設置を中心とし、ヒアリが確認された港でのみ毒入りのエサも併用することを視野に関係省庁と調整しているという。』
ヒアリ、茨城でも24匹…東京港からのコンテナ
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170716-OYT1T50084.html
『茨城県は(7月)16日、常陸太田市の事業所に運ばれたコンテナ2基から、南米原産で強い毒を持つ「ヒアリ」が計24匹見つかったと発表した。
県によると、ヒアリの確認は全国8例目。港湾エリア外の内陸部では愛知県春日井市に続いて2例目。
発表によると、事業所の従業員が(7月)12日、コンテナから工業製品用資材を降ろす際、コンテナ内や包装材からアリ23匹の死骸と生きているアリ1匹を見つけた。女王アリや卵は見つかっておらず、県は「繁殖した可能性は低い」とみている。
コンテナは台湾・高雄市で荷詰めされたもので、今月(7月)3日、東京港青海ふ頭(東京都江東区)に陸揚げされ、12日に常陸太田市の事業所に搬入された。』
茨城のアリ「ヒアリ」でない可能性 「アカカミアリ」か
http://www.asahi.com/articles/ASK7P5W7XK7PULBJ00V.html
『茨城県常陸太田市で見つかり、強毒を持つヒアリだと(7月)16日に発表していたアリについて、環境省は21日、アカカミアリだと訂正した。
このアリは、東京港で(7月)3日に荷揚げされ、12日に常陸太田市に運ばれたコンテナで24匹が発見された。ヒアリだと最初に分析した個体は傷みが激しく、その後、状態のよい別の個体を詳しく検討したところ、アカカミアリと確認できたという。アカカミアリもヒアリほど強くないが毒を持つ。』
ヒアリ調査開始 新千歳国際貨物敷地内100カ所にわな
https://www.tomamin.co.jp/news/area1/11758/
『国内の港で相次いで見つかっている強い毒を持つ「ヒアリ」の調査要請を国土交通省から受け、新千歳空港で国際貨物の荷役を担う札幌国際エアカーゴターミナル(SIACT、千歳)は(7月)18日、捕獲器具を設置した。敷地内の草地など100カ所にアリ用わなを仕掛け、捕まえた中にヒアリがいないか調べる。
設置したのは、クロアリの調査などで使用されている簡易器具。砂糖でアリをおびき寄せ、粘着面で捕獲する仕組みになっている。敷地内の施設周辺にある草むらに仕掛け、(7月)20日に回収する予定。SIACTの山本和秀次長は「ヒアリはこれまで空港では見つかっていないが、国際貨物を扱う事業者として危機感を感じている。万が一見つかったら、絶対に広めてはならない」と話していた。
特定外来生物のヒアリは刺されると強い痛みをもたらし、海外では死亡事例も起きたという。国内で初めて発見されたのは今年5月。兵庫県尼崎市で中国広東省の南沙港から運ばれたコンテナに付着してるのが見つかった。名古屋や東京、大阪の各港や内陸部でも相次いで発見。水際対策が急がれている。
SIACTでは、2016年度に輸出入の合計で1万500トンの貨物を取り扱っている。輸入は4500トンで、中国からは電機部品や食料品など410トン(前年比8・7%増)を輸入し、香港や台湾、米国などからも運ばれてくる貨物がある。
国土交通省からの要請によるヒアリの目視点検を6月に行った際には、点検項目のアリ塚などは見つからなかった。今回の捕獲調査の結果は27日に同省新千歳空港事務所に報告する。』
ヒアリ対策、全力で…政府が関係閣僚会議
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170721-OYT1T50023.html
『政府は(7月)20日、各地で見つかっている南米原産で強い毒を持つ「ヒアリ」の対策に関する関係閣僚会議を首相官邸で開き、侵入・定着防止や、ヒアリの特徴の周知に全力で取り組むことを確認した。
安倍首相は「ヒアリの特徴を正しく認識し、落ち着いて対処することが必要だ。あらゆるルートを通じて国民への情報提供に努めてもらいたい」と指示した。すでに各都道府県教育委員会などに啓発チラシを配布済みで、政府は今後、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を使って注意を呼び掛ける。』
首相「先手先手で」 ヒアリ対策で初の関係閣僚会議
http://www.asahi.com/articles/ASK7N525VK7NULBJ00G.html
『強い毒を持つ外来種のヒアリが各地で発見されたのを受け、政府は(7月)20日、8省による初の関係閣僚会議を開いた。安倍晋三首相も参加した。
夏休みを前に、文部科学省から、ヒアリへの注意を呼びかける子ども向けのチラシを都道府県の教育委員会などを通じて提供したことや、国土交通省と経済産業省が、海運・貿易関係団体などに積み荷へのヒアリの混入に注意するよう依頼したことなどが報告された。今後、ヒアリのいる国での積み込み時にとれる対策がないか、検討していくことも確認した。
安倍首相は「今後ともあらゆる事態を想定しながら、先手先手で対応をすすめていく必要がある」と述べた。』
ヒアリに安倍首相「正しく理解を」=夏休みで広報強化
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017072001081&g=soc
『毒性の強い特定外来生物「ヒアリ」が各地で相次いで確認されたことを受け、政府は(7月)20日、首相官邸で関係閣僚会議を開き、広告やチラシによる広報を強化する方針を決めた。安倍晋三首相は席上、「ヒアリの特徴を正しく理解し、落ち着いて対処するよう、学校などあらゆるルートで情報提供に努めてほしい」と指示した。
多くの公立小中学校では20日に終業式を迎えた。子どもが屋外で遊ぶ機会が多くなる夏休みに合わせて情報提供を強化することで、危険性や対処法を周知させる狙いがある。
環境省によると、ヒアリに刺されると激しい痛みが生じ、場合によってはアレルギー反応で死亡することもある。ただ「刺されてすぐ症状が重くなることは一般的にはない」(同省担当者)ため、刺されても落ち着いて近くの病院を受診するよう強調した広報を行う。』
<ヒアリ>青森空港に捕獲キット設置
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170721_23012.html
『青森空港ビル(青森市)は(7月)20日、南米原産の強毒アリ「ヒアリ」の生息を調べるための捕獲キットを同空港に設置した。
国土交通省が国際定期便が就航している空港に調査を要請したことを受けて実施した。ヒアリの餌となるグラニュー糖の入ったキットを、国際貨物を取り扱うターミナルビル内外の8カ所に設置。22日に回収し、横浜植物防疫所弘前出張所(弘前市)で精査する。
同空港は中国・天津と韓国・ソウルの二つの国際定期便が就航しており、2016年度は韓国と約600キロの国際貨物の取り扱いがあった。
成田学総務部次長は「ヒアリが確認された場合は環境省や県と慎重に対応を検討する」と話した。』
ヒアリ、博多港でも数十匹見つかる 九州で初確認
http://www.asahi.com/articles/ASK7P6J2MK7PTIPE03K.html
『環境省と福岡市は(7月)21日、博多港のコンテナターミナル(同市東区)で、強い毒を持つ外来種の「ヒアリ」数十匹が見つかったと発表した。国内では兵庫県や大阪府、東京都などで見つかっているが、九州で確認されたのは初めて。
市などによると、21日午前10時ごろ、中国・広州から陸揚げされていたコンテナの近くの地面で数十匹を発見、すべて殺処分した。鑑定の結果、ヒアリと確認された。周辺で巣は確認されず、市などはコンテナに入り込んでいたもので、定着している可能性は低いとみている。
ヒアリは南米原産。赤茶色で体長は2・5~6ミリ。攻撃性が強く、刺されると激痛が走る。アレルギー反応のアナフィラキシーショックによる死亡例もある。国内では、5月に兵庫県尼崎市で初めて見つかり、神戸港や名古屋港、横浜港などで確認された。』
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20170713-187851.php
『強い毒性を持つ南米原産のヒアリ調査で、(福島)県は(7月)12日、いわき市の小名浜港大剣ふ頭で行った調査結果を発表、ヒアリは確認されなかった。
県は7日に同ふ頭の外貿コンテナ置き場や、周辺の緑地帯にヒアリ対策の殺虫餌やわなを設置して調査を進めてきた。12日にわなを回収。環境省東北環境事務所の立ち会いで行った目視確認では、ヒアリとみられる生物はおらず、詳細調査でも確認されなかった。
調査は、神戸港や大阪南港、東京港などでヒアリが発見されているのを受けて実施した。県によると、これまでも目視を行っており、同日までにヒアリやアカカミアリの目撃情報や被害はない。県はわなを使って調査を継続する。』
東京港で新たにヒアリ100匹…卵や幼虫も
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170713-OYT1T50079.html
『環境省と東京都は(7月)13日、東京港大井ふ頭(東京都品川区)に置かれたコンテナの床下などから、南米原産で強い毒を持つ「ヒアリ」が新たに100匹以上見つかったと発表した。
卵や幼虫、さなぎも含まれていたという。このコンテナ内からは今月上旬、働きアリが100匹以上見つかっており、12日から同省でさらに詳しく調べていた。
同省によると、最初のヒアリが見つかった後、殺虫剤で処理したり、殺虫餌を設置したりしてからコンテナを密封。12日になって開封し、ベニヤ製の床板を剥がして調べたところ、もろくなった板の隙間などから、大半が死んだ状態で発見された。
今のところ、女王アリは確認されていないが、同省は駆除した死骸の中に紛れたとみている。コンテナは、全体をシートで覆って殺虫剤で処理した後、解体処分した。このコンテナは中国から大井ふ頭に到着後、陸路で千葉県君津市に運ばれ、積み荷を降ろして大井ふ頭に戻された。』
ヒアリ、東京港でさらに100匹以上 コンテナで確認
http://www.asahi.com/articles/ASK7F5GBGK7FULBJ00M.html
『環境省は(7月)13日、東京港・大井埠頭(ふとう)(東京都品川区)でヒアリが見つかったコンテナを詳しく調べたところ、さらに100匹以上を確認したと発表した。働きアリのほか、卵や幼虫などもいて、コンテナ内で繁殖していた可能性があるが、今のところ、女王アリは見つかっていないという。
このコンテナでは、(7月)3日に1匹、7日にベニヤ板の床の上で100匹以上の働きアリが見つかっていた。床板をはがすなどして調べたところ、新たに働きアリが約100匹見つかった。探すのが難しい場所に隠れている可能性が残っているため、コンテナ全体をビニールシートで覆って薬剤でいぶす処理をした上で、周辺に毒エサを仕掛けたという。』
ヒアリ 横浜港で500匹以上確認
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170714/k10011059531000.html
『横浜港の本牧ふ頭で(7月)14日、強い毒を持つ南米原産のヒアリが500匹以上見つかったことが環境省の調査でわかりました。幼虫やさなぎも、それぞれ100以上見つかったことから、環境省はふ頭で繁殖したと見て、引き続き周辺を詳しく調べることにしています。
環境省によりますと、14日に横浜港の本牧ふ頭で調査を行ったところ、コンテナ近くの地面のアスファルトの割れ目で、種類が判別できないアリが500匹以上見つかり、専門機関で分析した結果、いずれもヒアリと確認されたということです。
また幼虫とさなぎも、それぞれ100以上見つかったということで、環境省では、ヒアリがふ頭で繁殖したと見て引き続き周辺を詳しく調べることにしています。
ヒアリはことし5月に中国から神戸港に陸揚げされ兵庫県尼崎市に運ばれたコンテナの中で見つかって以降、各地で相次いで見つかっています。』
横浜港にヒアリの巣か…700匹以上、さなぎも
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170714-OYT1T50092.html
『環境省と横浜市は(7月)14日、横浜港の本牧ふ頭(横浜市中区)のコンテナ置き場から、南米原産で強い毒を持つ「ヒアリ」が計700匹以上見つかったと発表した。
1か所で確認された数としてはこれまでで最多で、巣があった可能性がある。神奈川県内でヒアリが確認されるのは初めて。国内では兵庫県尼崎市、神戸市、東京都品川区などに続いて5都府県で7例目となった。
発表によると、同日、本牧ふ頭でヒアリがいないかを調べていた同省職員らが、コンテナ置き場のアスファルト舗装の亀裂に多数のアリがいるのを発見。土を深さ10センチほど掘って殺虫剤で駆除した後、専門家がヒアリだと確認した。働きアリが500匹以上、羽のあるオスが5~10匹、さなぎが100匹以上、幼虫が100匹以上見つかった。』
ヒアリ「時間の問題だった」…横浜市が注意喚起
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170715-OYT1T50033.html
『横浜市中区の本牧ふ頭で(7月)14日、南米原産の毒アリ「ヒアリ」が神奈川県内で初めて確認された。
殺虫剤で駆除を終えているが、市は同日、発見現場から数百メートルの横浜港シンボルタワーに注意喚起の看板を設置した。また、市民らに対し、「見つけた場合は素手で触らず、市や環境省に連絡してほしい」と呼び掛けている。
環境省の職員がコンテナの保管場所付近でアリを発見し、専門家がヒアリと断定した。地中に巣を作ったとみられ、サナギや幼虫なども確認された。市はコンテナに付いて運ばれたとみている。
ヒアリは体長2・5~6ミリ。尻の毒針で刺されると、火傷(やけど)のような痛みを発症することから名付けられた。市は刺された場合、30分程度は安静にして、異変があれば病院で受診することを勧めている。
発見現場付近は、コンテナをトレーラーに乗せて運び出す作業場所で、業界団体の横浜港運協会は、「全国でヒアリが発見されていたので、横浜でも時間の問題だと思っていた。港湾従事者にはかまれないようにする予防策と、かまれた場合の対応策を徹底する」としている。』
東京・青海ふ頭では「アカカミアリ」1000匹
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170714-OYT1T50095.html
『環境省と東京都は(7月)14日、東京港青海ふ頭(東京都江東区)で、毒を持つ外来種のアリ「アカカミアリ」1000匹以上を発見したと発表した。
今月(7月)上旬に同港大井ふ頭(品川区)でヒアリが見つかったのを受けて、同省職員らが同日、青海ふ頭を調べていたところ、コンテナ置き場の舗装の亀裂でアリを発見し、殺虫剤入りの餌を設置した。アカカミアリは中米などが原産で、国内では東京都の硫黄島などに定着。体長3~8ミリで、外見はヒアリに似ているが、ヒアリより毒性は低い。』
ヒアリ「毒エサ設置は逆効果」対策変更へ
http://www.news24.jp/articles/2017/07/13/07366944.html
『強い毒を持つヒアリへの対策として、国は今週、毒入りのエサを設置することを決めたが、ほかのアリまで死滅し生態系を乱す可能性があるとして、対策の変更を検討していることがわかった。
環境省や国交省などは(7月)11日、ヒアリの水際対策として、わなに加え、毒入りのエサを全国68の港に設置することを決めた。しかしその後、専門家から「ヒアリではない在来種のアリも死滅し逆効果」などとする意見が、環境省に寄せられたという。
国立環境研究所・五箇公一室長「日本の生態系そのものを弱くしてしまって、かえってヒアリを入りやすくしてしまう」
このため、環境省は対策の変更を検討していて、わなの設置を中心とし、ヒアリが確認された港でのみ毒入りのエサも併用することを視野に関係省庁と調整しているという。』
ヒアリ、茨城でも24匹…東京港からのコンテナ
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170716-OYT1T50084.html
『茨城県は(7月)16日、常陸太田市の事業所に運ばれたコンテナ2基から、南米原産で強い毒を持つ「ヒアリ」が計24匹見つかったと発表した。
県によると、ヒアリの確認は全国8例目。港湾エリア外の内陸部では愛知県春日井市に続いて2例目。
発表によると、事業所の従業員が(7月)12日、コンテナから工業製品用資材を降ろす際、コンテナ内や包装材からアリ23匹の死骸と生きているアリ1匹を見つけた。女王アリや卵は見つかっておらず、県は「繁殖した可能性は低い」とみている。
コンテナは台湾・高雄市で荷詰めされたもので、今月(7月)3日、東京港青海ふ頭(東京都江東区)に陸揚げされ、12日に常陸太田市の事業所に搬入された。』
茨城のアリ「ヒアリ」でない可能性 「アカカミアリ」か
http://www.asahi.com/articles/ASK7P5W7XK7PULBJ00V.html
『茨城県常陸太田市で見つかり、強毒を持つヒアリだと(7月)16日に発表していたアリについて、環境省は21日、アカカミアリだと訂正した。
このアリは、東京港で(7月)3日に荷揚げされ、12日に常陸太田市に運ばれたコンテナで24匹が発見された。ヒアリだと最初に分析した個体は傷みが激しく、その後、状態のよい別の個体を詳しく検討したところ、アカカミアリと確認できたという。アカカミアリもヒアリほど強くないが毒を持つ。』
ヒアリ調査開始 新千歳国際貨物敷地内100カ所にわな
https://www.tomamin.co.jp/news/area1/11758/
『国内の港で相次いで見つかっている強い毒を持つ「ヒアリ」の調査要請を国土交通省から受け、新千歳空港で国際貨物の荷役を担う札幌国際エアカーゴターミナル(SIACT、千歳)は(7月)18日、捕獲器具を設置した。敷地内の草地など100カ所にアリ用わなを仕掛け、捕まえた中にヒアリがいないか調べる。
設置したのは、クロアリの調査などで使用されている簡易器具。砂糖でアリをおびき寄せ、粘着面で捕獲する仕組みになっている。敷地内の施設周辺にある草むらに仕掛け、(7月)20日に回収する予定。SIACTの山本和秀次長は「ヒアリはこれまで空港では見つかっていないが、国際貨物を扱う事業者として危機感を感じている。万が一見つかったら、絶対に広めてはならない」と話していた。
特定外来生物のヒアリは刺されると強い痛みをもたらし、海外では死亡事例も起きたという。国内で初めて発見されたのは今年5月。兵庫県尼崎市で中国広東省の南沙港から運ばれたコンテナに付着してるのが見つかった。名古屋や東京、大阪の各港や内陸部でも相次いで発見。水際対策が急がれている。
SIACTでは、2016年度に輸出入の合計で1万500トンの貨物を取り扱っている。輸入は4500トンで、中国からは電機部品や食料品など410トン(前年比8・7%増)を輸入し、香港や台湾、米国などからも運ばれてくる貨物がある。
国土交通省からの要請によるヒアリの目視点検を6月に行った際には、点検項目のアリ塚などは見つからなかった。今回の捕獲調査の結果は27日に同省新千歳空港事務所に報告する。』
ヒアリ対策、全力で…政府が関係閣僚会議
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170721-OYT1T50023.html
『政府は(7月)20日、各地で見つかっている南米原産で強い毒を持つ「ヒアリ」の対策に関する関係閣僚会議を首相官邸で開き、侵入・定着防止や、ヒアリの特徴の周知に全力で取り組むことを確認した。
安倍首相は「ヒアリの特徴を正しく認識し、落ち着いて対処することが必要だ。あらゆるルートを通じて国民への情報提供に努めてもらいたい」と指示した。すでに各都道府県教育委員会などに啓発チラシを配布済みで、政府は今後、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を使って注意を呼び掛ける。』
首相「先手先手で」 ヒアリ対策で初の関係閣僚会議
http://www.asahi.com/articles/ASK7N525VK7NULBJ00G.html
『強い毒を持つ外来種のヒアリが各地で発見されたのを受け、政府は(7月)20日、8省による初の関係閣僚会議を開いた。安倍晋三首相も参加した。
夏休みを前に、文部科学省から、ヒアリへの注意を呼びかける子ども向けのチラシを都道府県の教育委員会などを通じて提供したことや、国土交通省と経済産業省が、海運・貿易関係団体などに積み荷へのヒアリの混入に注意するよう依頼したことなどが報告された。今後、ヒアリのいる国での積み込み時にとれる対策がないか、検討していくことも確認した。
安倍首相は「今後ともあらゆる事態を想定しながら、先手先手で対応をすすめていく必要がある」と述べた。』
ヒアリに安倍首相「正しく理解を」=夏休みで広報強化
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017072001081&g=soc
『毒性の強い特定外来生物「ヒアリ」が各地で相次いで確認されたことを受け、政府は(7月)20日、首相官邸で関係閣僚会議を開き、広告やチラシによる広報を強化する方針を決めた。安倍晋三首相は席上、「ヒアリの特徴を正しく理解し、落ち着いて対処するよう、学校などあらゆるルートで情報提供に努めてほしい」と指示した。
多くの公立小中学校では20日に終業式を迎えた。子どもが屋外で遊ぶ機会が多くなる夏休みに合わせて情報提供を強化することで、危険性や対処法を周知させる狙いがある。
環境省によると、ヒアリに刺されると激しい痛みが生じ、場合によってはアレルギー反応で死亡することもある。ただ「刺されてすぐ症状が重くなることは一般的にはない」(同省担当者)ため、刺されても落ち着いて近くの病院を受診するよう強調した広報を行う。』
<ヒアリ>青森空港に捕獲キット設置
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170721_23012.html
『青森空港ビル(青森市)は(7月)20日、南米原産の強毒アリ「ヒアリ」の生息を調べるための捕獲キットを同空港に設置した。
国土交通省が国際定期便が就航している空港に調査を要請したことを受けて実施した。ヒアリの餌となるグラニュー糖の入ったキットを、国際貨物を取り扱うターミナルビル内外の8カ所に設置。22日に回収し、横浜植物防疫所弘前出張所(弘前市)で精査する。
同空港は中国・天津と韓国・ソウルの二つの国際定期便が就航しており、2016年度は韓国と約600キロの国際貨物の取り扱いがあった。
成田学総務部次長は「ヒアリが確認された場合は環境省や県と慎重に対応を検討する」と話した。』
ヒアリ、博多港でも数十匹見つかる 九州で初確認
http://www.asahi.com/articles/ASK7P6J2MK7PTIPE03K.html
『環境省と福岡市は(7月)21日、博多港のコンテナターミナル(同市東区)で、強い毒を持つ外来種の「ヒアリ」数十匹が見つかったと発表した。国内では兵庫県や大阪府、東京都などで見つかっているが、九州で確認されたのは初めて。
市などによると、21日午前10時ごろ、中国・広州から陸揚げされていたコンテナの近くの地面で数十匹を発見、すべて殺処分した。鑑定の結果、ヒアリと確認された。周辺で巣は確認されず、市などはコンテナに入り込んでいたもので、定着している可能性は低いとみている。
ヒアリは南米原産。赤茶色で体長は2・5~6ミリ。攻撃性が強く、刺されると激痛が走る。アレルギー反応のアナフィラキシーショックによる死亡例もある。国内では、5月に兵庫県尼崎市で初めて見つかり、神戸港や名古屋港、横浜港などで確認された。』
テーマ : こんなことがありました
ジャンル : ブログ
「特定外来生物」のアリ
外来アリの危険、ヒアリ以外にも 9年で15種通報
http://www.asahi.com/articles/ASK7B6G0FK7BULBJ00T.html
『強毒のヒアリのほかにも、輸入貨物にまぎれて侵入する有害な外来アリが問題になっている。今春までの9年間に環境省に通報された分だけで、全国の港湾や空港などで少なくとも15種の33件が見つかった。一度定着すると根絶が難しいだけに、環境省は「あやしいアリを見つけたら、自治体や近くの地方環境事務所に相談してほしい」と呼びかけている。
環境省が毎年出す「外来生物問題調査検討業務報告書」の2008~16年度分を集計した。外来生物法で輸入や飼育が原則禁止される「特定外来生物」のアリは、アカカミアリが東京港や神戸港、名古屋港などで11件、アルゼンチンアリが成田空港や神戸港などで6件発見された。特定外来生物ではないが、海外で人や生態系に悪影響が出ているイエヒメアリやオオズアリ属の仲間が福岡県の港から入るなど、ほかの外来アリも少なくとも16件、外来か在来か不明なのも2件あった。
横浜港で12年7月、メキシコから運ばれたコーヒー豆が入ったコンテナ内で多数のアカカミアリが見つかった。ガーナからのカカオ豆の袋の表面や、フィリピンからのバナナや切り花、マンゴーにまぎれている例もあった。
生態系や人、農作物への被害が大きい特定外来生物のアリは4種ある。コカミアリの国内発見例はないが、ヒアリ同様、毒が強く、刺されると強く痛む。アカカミアリはヒアリほど毒は強くないが、沖縄の一部や硫黄島(東京都)に生息。アルゼンチンアリは毒はないものの、12都府県に定着した。いずれも在来種のアリほど黒っぽくないが、小さいため見分けるのは容易ではない。
』
http://www.asahi.com/articles/ASK7B6G0FK7BULBJ00T.html
『強毒のヒアリのほかにも、輸入貨物にまぎれて侵入する有害な外来アリが問題になっている。今春までの9年間に環境省に通報された分だけで、全国の港湾や空港などで少なくとも15種の33件が見つかった。一度定着すると根絶が難しいだけに、環境省は「あやしいアリを見つけたら、自治体や近くの地方環境事務所に相談してほしい」と呼びかけている。
環境省が毎年出す「外来生物問題調査検討業務報告書」の2008~16年度分を集計した。外来生物法で輸入や飼育が原則禁止される「特定外来生物」のアリは、アカカミアリが東京港や神戸港、名古屋港などで11件、アルゼンチンアリが成田空港や神戸港などで6件発見された。特定外来生物ではないが、海外で人や生態系に悪影響が出ているイエヒメアリやオオズアリ属の仲間が福岡県の港から入るなど、ほかの外来アリも少なくとも16件、外来か在来か不明なのも2件あった。
横浜港で12年7月、メキシコから運ばれたコーヒー豆が入ったコンテナ内で多数のアカカミアリが見つかった。ガーナからのカカオ豆の袋の表面や、フィリピンからのバナナや切り花、マンゴーにまぎれている例もあった。
生態系や人、農作物への被害が大きい特定外来生物のアリは4種ある。コカミアリの国内発見例はないが、ヒアリ同様、毒が強く、刺されると強く痛む。アカカミアリはヒアリほど毒は強くないが、沖縄の一部や硫黄島(東京都)に生息。アルゼンチンアリは毒はないものの、12都府県に定着した。いずれも在来種のアリほど黒っぽくないが、小さいため見分けるのは容易ではない。

オオカミ③
フランス、今年もオオカミ40頭の駆除認める 家畜被害年8000匹
http://www.afpbb.com/articles/-/3136515?act=all
『フランス政府は20日、家畜の羊などがオオカミに襲われる被害が続く山岳地帯で、今年度も40頭を上限にオオカミの駆除を認めた。国内で一度絶滅していたオオカミだが、1990年代に国外から流入して復活。過去1年で8000匹以上の家畜を殺したとみられている。
殺された家畜の大半は羊で、被害は南東部に集中している。
農家は電流が流れるフェンスを設置したり、犬を放ったりする対策では効果がないとして、オオカミの駆除数を増やすよう強く求めていた。
しかし、政府が2017年7月1日から2018年6月30日までの期間に駆除を認めたのは最大40頭と、2016~17年度と同じだった。この数は国内のオオカミの生息数の10%ほど。
動物保護団体は、オオカミを追い払うには警告射撃だけで十分だとして、駆除を止めるよう訴えている。
フランスのニコラ・ユロ(Nicolas Hulot)環境・エネルギー・海洋相は、欧州で保護種とされているオオカミの保護と、家畜の保護との両立を図る必要があるとの認識を示している。
とはいえ、政府はこれまで、オオカミ保護派と農家保護派との折り合いを付けることに苦心してきた。
フランスでオオカミは1930年代に絶滅したが、1990年代になってイタリア側から国境を越えて戻ってきた。現在、国内101県のうち30県で生息が確認されている。』
http://www.afpbb.com/articles/-/3136515?act=all
『フランス政府は20日、家畜の羊などがオオカミに襲われる被害が続く山岳地帯で、今年度も40頭を上限にオオカミの駆除を認めた。国内で一度絶滅していたオオカミだが、1990年代に国外から流入して復活。過去1年で8000匹以上の家畜を殺したとみられている。
殺された家畜の大半は羊で、被害は南東部に集中している。
農家は電流が流れるフェンスを設置したり、犬を放ったりする対策では効果がないとして、オオカミの駆除数を増やすよう強く求めていた。
しかし、政府が2017年7月1日から2018年6月30日までの期間に駆除を認めたのは最大40頭と、2016~17年度と同じだった。この数は国内のオオカミの生息数の10%ほど。
動物保護団体は、オオカミを追い払うには警告射撃だけで十分だとして、駆除を止めるよう訴えている。
フランスのニコラ・ユロ(Nicolas Hulot)環境・エネルギー・海洋相は、欧州で保護種とされているオオカミの保護と、家畜の保護との両立を図る必要があるとの認識を示している。
とはいえ、政府はこれまで、オオカミ保護派と農家保護派との折り合いを付けることに苦心してきた。
フランスでオオカミは1930年代に絶滅したが、1990年代になってイタリア側から国境を越えて戻ってきた。現在、国内101県のうち30県で生息が確認されている。』
テーマ : こんなことがありました
ジャンル : ブログ
東日本大震災1093
<海開き>砂浜再生7年ぶり水しぶき
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170723_33041.html
『東日本大震災の津波で砂浜が流され、閉鎖していた岩手県山田町の浦の浜海水浴場が22日、7年ぶりに海開きをした。砂浜を再生した海水浴場が開設されるのは県内で初めて。
砂浜は津波で3分の2が流失。県は復旧工事で約2万7000トンの砂を運び入れ、シャワーやトイレを備えた管理棟を再建した。工費は約3億円で、復興交付金を利用した。
佐藤信逸町長らが同日、テープカットで再開を祝い、家族連れらが砂浜で波の感触を楽しんだ。家族4人で訪れた宮古市の宮川竜惺(りゅうせい)ちゃん(4)は「プールより冷たくて気持ちいい」と笑顔だった。
23日にはシーカヤックなどが楽しめる再開記念イベントがある。
県内では同日、大船渡市三陸町越喜来の浪板海水浴場も7年ぶりに再開した。』
海に流出したがれき、なお海底に 東日本大震災
『東日本大震災の津波は、海に大量のがれきをもたらした。環境省が2012年にまとめた推計では、岩手・宮城・福島の3県で約500万トンになる。3割が漂流し、7割が海底に沈んだとみられる。』
時が止まった校舎、強くなった自分 東日本大震災6年
『教室には津波によるがれきが散乱し、渡り廊下には乗用車のゆがんだ車体が残る。宮城県気仙沼市の県立気仙沼向洋高校の旧校舎は、震災直後の様子を今に伝える。』
「震災遺構」にスケボー場、子どもたち夢中
『東日本大震災から5年が過ぎ、復興工事の進む宮城県石巻市魚町。津波の押し寄せた港の裏手に、子どもたちがスケートボードで駆け回る「震災遺構」がある。』
南海トラフ地震「確度高い予測困難」…報告書案
http://www.yomiuri.co.jp/science/20170721-OYT1T50105.html
『南海トラフで発生する巨大地震について、内閣府は21日、「確度の高い地震予測はできない」とした上で、地震につながる可能性のある現象を四つに分けた報告書案を政府の調査部会に示し、おおむね了承された。
報告書案は、〈1〉南海トラフの東側で大地震が発生〈2〉前震と考えられる比較的大きな地震が発生〈3〉東日本大震災前に観測されたような現象を多数観測〈4〉東海地震予知の判定基準とされる、プレート(岩板)間の異常な滑りなどが見られる――の4通りを考慮。例えば「3日以内に10%程度の確率で巨大地震が発生」など、具体的な情報発信の例を示した。
南海トラフ地震の一部である東海地震は、プレート間で前兆すべりが起こるとされ、予知を前提とした大規模地震対策特別措置法(大震法)に基づく防災対応が定められている。しかし、報告書案は前兆すべりについて「過去の観測事例も少なく、統計的な評価もできない」とした。』
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170723_33041.html
『東日本大震災の津波で砂浜が流され、閉鎖していた岩手県山田町の浦の浜海水浴場が22日、7年ぶりに海開きをした。砂浜を再生した海水浴場が開設されるのは県内で初めて。
砂浜は津波で3分の2が流失。県は復旧工事で約2万7000トンの砂を運び入れ、シャワーやトイレを備えた管理棟を再建した。工費は約3億円で、復興交付金を利用した。
佐藤信逸町長らが同日、テープカットで再開を祝い、家族連れらが砂浜で波の感触を楽しんだ。家族4人で訪れた宮古市の宮川竜惺(りゅうせい)ちゃん(4)は「プールより冷たくて気持ちいい」と笑顔だった。
23日にはシーカヤックなどが楽しめる再開記念イベントがある。
県内では同日、大船渡市三陸町越喜来の浪板海水浴場も7年ぶりに再開した。』
海に流出したがれき、なお海底に 東日本大震災
『東日本大震災の津波は、海に大量のがれきをもたらした。環境省が2012年にまとめた推計では、岩手・宮城・福島の3県で約500万トンになる。3割が漂流し、7割が海底に沈んだとみられる。』
時が止まった校舎、強くなった自分 東日本大震災6年
『教室には津波によるがれきが散乱し、渡り廊下には乗用車のゆがんだ車体が残る。宮城県気仙沼市の県立気仙沼向洋高校の旧校舎は、震災直後の様子を今に伝える。』
「震災遺構」にスケボー場、子どもたち夢中
『東日本大震災から5年が過ぎ、復興工事の進む宮城県石巻市魚町。津波の押し寄せた港の裏手に、子どもたちがスケートボードで駆け回る「震災遺構」がある。』
南海トラフ地震「確度高い予測困難」…報告書案
http://www.yomiuri.co.jp/science/20170721-OYT1T50105.html
『南海トラフで発生する巨大地震について、内閣府は21日、「確度の高い地震予測はできない」とした上で、地震につながる可能性のある現象を四つに分けた報告書案を政府の調査部会に示し、おおむね了承された。
報告書案は、〈1〉南海トラフの東側で大地震が発生〈2〉前震と考えられる比較的大きな地震が発生〈3〉東日本大震災前に観測されたような現象を多数観測〈4〉東海地震予知の判定基準とされる、プレート(岩板)間の異常な滑りなどが見られる――の4通りを考慮。例えば「3日以内に10%程度の確率で巨大地震が発生」など、具体的な情報発信の例を示した。
南海トラフ地震の一部である東海地震は、プレート間で前兆すべりが起こるとされ、予知を前提とした大規模地震対策特別措置法(大震法)に基づく防災対応が定められている。しかし、報告書案は前兆すべりについて「過去の観測事例も少なく、統計的な評価もできない」とした。』
テーマ : こんなことがありました
ジャンル : ブログ
福島原発事故2051
原子炉格納容器底部で堆積物確認、燃料デブリか
http://www.yomiuri.co.jp/science/20170722-OYT1T50102.html
『東京電力は22日、福島第一原子力発電所3号機の原子炉格納容器の底部近くで、溶融した核燃料と構造物が混ざって固まった「燃料デブリ」を含むとみられる大量の堆積物を確認したと発表した。
映像から、堆積物の高さは1メートル程度と推測される。
調査は19日に始まり、格納容器内にたまった冷却水の中に潜水式ロボット「ミニマンボウ」を投入して行われた。22日はこれまでよりもさらに深く、底から1~2メートル付近を観察。大量の堆積物が炉心直下に広がっていた。
調査は22日で終了し、ロボットは回収された。』
格納容器の底にも塊 福島第一3号機のロボット調査終了
http://www.asahi.com/articles/ASK7Q6VPWK7QULBJ006.html
『東京電力は22日、福島第一原発3号機の原子炉格納容器の底付近にも溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)とみられる塊があったとするロボット調査の結果を発表した。3号機の調査はこの日で終了し、東電は水中ロボットを回収した。今後、得られた映像を分析して塊の広がりや量を推定し、燃料取り出しの方針を決める際の判断材料にする。
水中ロボットによる調査は19、21日に続き3日目。この日は格納容器の最深部まで潜り、底付近の状況を調べた。東電によると、崩落した構造物や堆積(たいせき)物が約1メートルの厚さで積もり、特に圧力容器の直下には上から溶け落ちてきたような岩状の塊が散在していた。
3号機はこれまでの解析で、ほとんどの核燃料が圧力容器から格納容器の底に溶け落ちたと推測されていたが、3日間の調査でそれが裏付けられた。そのほか、デブリが圧力容器直下の広い範囲に広がっている様子も分かった。
東電と国は、2021年から1~3号機のいずれかでデブリの取り出しを始める計画だが、構造物にへばりついたデブリをどう扱うのかなどの検討はこれからで、作業は難航が予想される。』
格納容器底部「デブリの可能性」 第一原発3号機
http://www.minpo.jp/news/detail/2017072343560
『東京電力は22日、福島第一原発3号機の原子炉格納容器で水中ロボットを用いた調査を続行し、格納容器の底でも溶融物が固まったとみられる物体を複数確認した。岩や砂のような形状で、東電は21日に圧力容器下部で撮影した物体と同様、事故で溶け落ちた燃料(燃料デブリ)の可能性が高いとしている。格納容器底部でデブリの可能性の高い物体が確認されたのは初めて。
東電が公開した画像では、格納容器の底付近にオレンジや赤茶色の物体が散在していた。底の中央では、岩状の堆積物が少なくとも1メートルの高さまで積もっていた。ロボットが水中を移動する際、砂のような物体が底から舞い上がる様子も撮影できたという。
本来は格納容器底部に存在しないはずの鉄製足場(グレーチング)やパイプのような物体なども写っていた。燃料デブリがグレーチングなどを巻き込んで落下した可能性がある。
これまでの宇宙線を用いた調査などで、3号機は燃料デブリの大部分が原子炉圧力容器の底を突き破り、格納容器の底に落下したとみられている。22日夜に記者会見した東電の木元崇宏原子力・立地本部長代理は、今回の調査結果だけでは3号機全体の燃料デブリの分布は判断できないと説明した上で、将来的に今回撮影した物体を採取、分析する方針を示した。
調査は午前5時ごろに開始した。遠隔操作で水中ロボットを格子状の鉄製足場の下へ潜らせ、搭載したカメラで格納容器の底部付近を撮影した。7時間ほど調査し、ロボットを格納容器内から回収した。
19日に始まった調査は22日で終了した。東電は今後、一連の調査で撮影した映像と事故前の格納容器の図面を照らし合わせ、損傷状況や経過などを分析する。政府と東電は今夏、1、2、3号機の状況に応じて燃料デブリの取り出し方針を決める計画で、調査で得られた知見を生かす。
東電は今回の調査では格納容器内の気体が外部に漏れないよう対策を講じて作業しており、原発周辺への放射線の影響はないとしている。東電によると、水中ロボットが3日間の調査で受けた放射線量は30グレイだった。』
福島第一原発3号機 格納容器の底部分にもデブリ(17/07/23)
溶融核燃料か、広範囲に 福島第1原発3号機の水中調査
http://www.yomiuri.co.jp/science/20170722-OYT1T50102.html
『東京電力は22日、福島第一原子力発電所3号機の原子炉格納容器の底部近くで、溶融した核燃料と構造物が混ざって固まった「燃料デブリ」を含むとみられる大量の堆積物を確認したと発表した。
映像から、堆積物の高さは1メートル程度と推測される。
調査は19日に始まり、格納容器内にたまった冷却水の中に潜水式ロボット「ミニマンボウ」を投入して行われた。22日はこれまでよりもさらに深く、底から1~2メートル付近を観察。大量の堆積物が炉心直下に広がっていた。
調査は22日で終了し、ロボットは回収された。』
格納容器の底にも塊 福島第一3号機のロボット調査終了
http://www.asahi.com/articles/ASK7Q6VPWK7QULBJ006.html
『東京電力は22日、福島第一原発3号機の原子炉格納容器の底付近にも溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)とみられる塊があったとするロボット調査の結果を発表した。3号機の調査はこの日で終了し、東電は水中ロボットを回収した。今後、得られた映像を分析して塊の広がりや量を推定し、燃料取り出しの方針を決める際の判断材料にする。
水中ロボットによる調査は19、21日に続き3日目。この日は格納容器の最深部まで潜り、底付近の状況を調べた。東電によると、崩落した構造物や堆積(たいせき)物が約1メートルの厚さで積もり、特に圧力容器の直下には上から溶け落ちてきたような岩状の塊が散在していた。
3号機はこれまでの解析で、ほとんどの核燃料が圧力容器から格納容器の底に溶け落ちたと推測されていたが、3日間の調査でそれが裏付けられた。そのほか、デブリが圧力容器直下の広い範囲に広がっている様子も分かった。
東電と国は、2021年から1~3号機のいずれかでデブリの取り出しを始める計画だが、構造物にへばりついたデブリをどう扱うのかなどの検討はこれからで、作業は難航が予想される。』
格納容器底部「デブリの可能性」 第一原発3号機
http://www.minpo.jp/news/detail/2017072343560
『東京電力は22日、福島第一原発3号機の原子炉格納容器で水中ロボットを用いた調査を続行し、格納容器の底でも溶融物が固まったとみられる物体を複数確認した。岩や砂のような形状で、東電は21日に圧力容器下部で撮影した物体と同様、事故で溶け落ちた燃料(燃料デブリ)の可能性が高いとしている。格納容器底部でデブリの可能性の高い物体が確認されたのは初めて。
東電が公開した画像では、格納容器の底付近にオレンジや赤茶色の物体が散在していた。底の中央では、岩状の堆積物が少なくとも1メートルの高さまで積もっていた。ロボットが水中を移動する際、砂のような物体が底から舞い上がる様子も撮影できたという。
本来は格納容器底部に存在しないはずの鉄製足場(グレーチング)やパイプのような物体なども写っていた。燃料デブリがグレーチングなどを巻き込んで落下した可能性がある。
これまでの宇宙線を用いた調査などで、3号機は燃料デブリの大部分が原子炉圧力容器の底を突き破り、格納容器の底に落下したとみられている。22日夜に記者会見した東電の木元崇宏原子力・立地本部長代理は、今回の調査結果だけでは3号機全体の燃料デブリの分布は判断できないと説明した上で、将来的に今回撮影した物体を採取、分析する方針を示した。
調査は午前5時ごろに開始した。遠隔操作で水中ロボットを格子状の鉄製足場の下へ潜らせ、搭載したカメラで格納容器の底部付近を撮影した。7時間ほど調査し、ロボットを格納容器内から回収した。
19日に始まった調査は22日で終了した。東電は今後、一連の調査で撮影した映像と事故前の格納容器の図面を照らし合わせ、損傷状況や経過などを分析する。政府と東電は今夏、1、2、3号機の状況に応じて燃料デブリの取り出し方針を決める計画で、調査で得られた知見を生かす。
東電は今回の調査では格納容器内の気体が外部に漏れないよう対策を講じて作業しており、原発周辺への放射線の影響はないとしている。東電によると、水中ロボットが3日間の調査で受けた放射線量は30グレイだった。』
福島第一原発3号機 格納容器の底部分にもデブリ(17/07/23)
溶融核燃料か、広範囲に 福島第1原発3号機の水中調査
テーマ : こんなことがありました
ジャンル : ブログ