なんとなく鉄道びより。 2017年01月
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昨年の旅でまだまとめていない旅がありますが、今回はつい最近行った三連休の旅についての話です。

中国地方は全くと言っていいほど旅をしたことがありませんでしたが、以前から行きたかった路線がありました。
それは「三江線」と「木次線」です。
いずれ行きたいなーと思っているうちに三江線廃線のニュースを聞き、さらに留萌本線の廃線直前の混乱ぶりを見て、「これは一刻も早く三江線へ乗りに行かねば…!」という気持ちになりました。

ただ、1泊2日で行ける距離でもなく、仕事を休まずに行く&18きっぷを使うとなると23~25日の3連休しかありません。
最後まで拘っていたのは、クリスマスど真ん中という日程だけ。だいぶ悶々としましたが「どうせ家で悶々としているなら出かけた先で開き直るのがよろしい」という訳で、鉄旅決定しました。

旅行前日は職場の忘年会で、さらに部での開催だったため、部内に私の奇行(?)が知られることになり、たいぶ酒の肴にされました…(==;)
「あの、私、明日始発なので…。荷造りもまだですし…」
「いや~切符と財布があればなんとかなるって!でこすけさん、日本酒いけたよね?熱燗持ってきて!」
と、その勢いで2次会まで連行され、当日は寝不足とひどい二日酔いの状態で出発することに…(><)

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そのせいなのか始発には間に合わず、うっかり「上野行」に乗ってしまうというグダグダで始まりました。
早めに行って新幹線を撮ろうかなと思っていたので、予定の新幹線には間に合いましたが、お酒もほどほどがいいですね(==;)
広島への旅①
↑尾久駅で見た朝焼けです。はるか遠くにスカイツリーが見えます(分かるでしょうか?)

さて、新幹線に揺られて姫路駅に到着しました。のぞみなので速いです(^^)
広島への旅②
↑最近、姫路駅がなんだか遠くに思えなくなってきました…(==;)

今回は三江線がメインですが、行程中、出来るだけ地方交通線に乗ろうということで、ここから赤穂線に乗りました。
広島への旅③
↑姫路駅から直通で播州赤穂駅までお世話になった223系です(^^)

広島への旅④
↑播州赤穂駅の駅名標。赤穂線の中心駅です。

ここからは乗換になるのですが、駅名標を撮っているうちに出足が遅れ、座れませんでした(><)
この後の乗車がかなり長くて二日酔いの体には大変堪えましたが、3連休初日ですし、混むのは当たり前ですね…。
赤穂線は単線で沿線には工場なども見えますが、里山の風景を残した路線でした。乗客は冬休みの学生が多かったので、平日に乗ればまた違った雰囲気なのかもしれません。

広島への旅⑤
↑食パン顔なので、自信はないですが…115系でしょうか?
 黄色い車両に乗るといよいよ瀬戸内に来た!という気分になりますね(^^)

岡山駅から広島駅まで再び新幹線です。
全部山陽本線で向かおうかとも思いましたが、職場での「広島まで行って何も観ずに帰るのか!?」というプレッシャーもあり厳島神社へ向かう事にしました。

岡山駅でお弁当を買う予定でしたが、ホームに上がって出会ったこの車両に心を奪われているうちに買いそびれました。
二日酔いがまだ残っているのか、それともお腹が空き過ぎて気持ちが悪いのか、よく分からないまま広島駅へ…。
そして時間が無かったので、すぐに乗り換えて宮島口まで向かいました。
広島への旅⑥
↑撮影で狙うと居ないくせに、不意に現れる500系です(^^;)

広島への旅⑦
↑広島からは227系が中心でした。やっぱり広島だから赤い車両なのでしょうか?

駅から歩いて5分もせずにフェリー乗り場へ到着しました。
フェリー乗り場はJR宮島フェリーと宮島松大汽船の2社がありますが、
運賃は変わらないため、海上から鳥居に接近したい、または18きっぷで乗りたいのであればJRですし
海上は興味ない、直行だ!またはロープーウェイも乗るよ!というのであれば、合わせ切符を持つ松大汽船でしょうか。
でもこの日の私は、時間的にロープーウェイは無理なので、JRフェリーに乗りました。
広島への旅⑧

この選択が良かったのか、悪かったのか…鳥居には近づけましたが、船内はほぼカップル&友達グループで女一人というのは私だけでした。
ひょっとしたらこの時期に1人で厳島に向かう様子を見て、外国人観光客と思われていたかもしれません(==;)
広島への旅⑨
↑すれ違ったJRフェリーです。

広島への旅⑩
↑鳥居の傍の海は綺麗な水色でした。海面は深い色なのに不思議です。

宮島に着いて一息つくと、いよいよお腹が空いて限界になりかなり遅めの昼食をとることにしました。
宮島と言えばやっぱり牡蠣だろう!とは思いましたが、実は、牡蠣は苦手な方です。(ついでにムール貝もダメです)
以前、松島で食べた牡蠣は美味しかったので、本場の牡蠣は苦手な人でも美味しいはず!と勝手に判断し牡蠣料理のお店に入りました。
広島への旅ごはん①
↑焼き牡蠣です。食中毒対策なのか、かなりよく火が通っていました。そして唇を火傷しました(^^;)
 レモンの大きさからも分かる通り、牡蠣が苦手な私にとってこの大きさは初体験です。

広島への旅ごはん②
↑こちらは生牡蠣です。生は初めて食べましたが、焼き牡蠣よりも美味しかったです(^^)

お腹が落ち着いたところで、厳島神社に向かいました。陽が傾きかけていましたが、たくさんの人で賑わっていました。
広島への旅⑪
↑宮島には鹿が多くいました。密度的には東大寺の方がうじゃうじゃいる感じでしたが、
 外国人観光客がちょっかいを出して襲われるのは、ここでも同じです(^^;)

厳島神社では少し潮が引き始めたところ、というかなり中途半端なタイミングでの参拝になりました。
前回は歩いて鳥居まで行きましたが、今回は寒いですし潮が引けるまでは待てそうにありません(==;)
広島への旅⑫
↑少しだけ、鳥居の下に白い部分が見えています。

広島への旅⑬
↑境内は船の着くタイミングのせいか、混雑の波がハッキリしています。
 私がおみくじを引いたときは全く人がいませんでしたが、その後は大混雑でした。
 写真中央の人の列は、鳥居が真っ正面に見える撮影スポットです。

広島への旅⑭
↑後日、職場で見せたら「こんな絵葉書ありそう…」と言われました(><)

厳島神社でおみくじを引いたところ「旅行…ひかえるべし」でした。…いや、神様、今旅行中なんですが…((==;)

夕日で境内が赤くなるかと期待していましたが、早々に厳島神社が山の陰になってしまい、
このままでは夕日が見られない&寒いという事で、帰ることにしました。
広島への旅⑮
↑鳥居も山の陰に隠れてしまい、日が届きません。

広島への旅⑯
↑夕日を見ながら海沿いを歩いていくと、ヨットが止まっていました。こうして見るとどこかの湖畔の様です。

帰りの船は、みんな撮影しつくしたのか、それとも寒いのか、あまり甲板に出てくる人はいませんでした。
この頃にはすっかり自分の境遇に慣れてしまい、カップルが居ようが、家族連れが居ようが、後ろめたい(?)気持ちは無くなっていたので、甲板に吹いている夕日の中の潮風をほぼ独り占めです(^^;)
広島への旅⑰
↑すれ違う宮島行のフェリーです。日が暮れても鳥居経由の航路で行くのでしょうか?明かりのついた厳島神社も厳かな空気なんでしょうね。

この日の宿は、広島駅前です。宮島口から山陽本線で戻れば早いのでしょうが、市電に乗る機会はここしかないので市電で還りました。料金的には安いですが…やはり乗車時間は長いです。
広島市電再び
↑広島駅前ターミナルです。(奥の方が乗ってきた車両です。どうしてこちらを撮ったのかというと…1両編成だからです(^^;))
 広島市電で他にも回りたかったですが、二日酔いがまだ抜けきっていないので今回は無理せずホテルで寝ることにしました。

翌日は今度こそ始発出発なので乗り遅れるわけにはいかないと、9時に就寝しました。
次はいよいよ三江線を目指すのですが、その話は次回にしたいと思います。