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6月13日(水)梅錦ビール『ウインナーラガー』入荷
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「梅錦ビール ウインナーラガー」
さてさて 街角の気温は30℃にもなり
季節はもう「夏」ですね!!!
と思ったらまだ6月でした・・・。
このままいけば7月・8月なんて
どんなに暑いのでしょうね!!!
そんな暑い日には「ビール」もいいもんですね。
ということで今回は
梅錦ビール「ウインナーラガー」を
チョイスしました。
さてみなさん。
「ウインナーラガー」の
「ウインナー」って
何かご存じでしょうか?
「ウインナー」と言って
真っ先に思い当たるのは、
そう、『ウインナーソーセージ』
その語呂からして、「ウインナーソーセージ」が
中に入っていると思われた方も多いかと思います。
『その通り、ウインナーソーセージが入っています。』
『ウソです!!』
「ウインナー」とはオーストリアの首都
「ウイーン」からくるのです。
つまり
「ウインナー」=「ウイーンの」
ということです。
という話は昨年いたしました・・・。
今年はちがいます。
それでは「ウイーンのビール」ってなに?
と聞かれますと ほぼすべての方が
口を閉ざすほど解りにくい話なのです。
この度そのことを
「日本 オーストリア食文化協会」
に電話で聞いてみましたところ。
「知りません!」(即答)
とのこと・・・。
もうお手上げです・・・。
そんな難しい命題に応えるため
まる6日間を要し調べ上げてみました。
調べてみて解りました。
それは解らないはずです。
なんと今「ウイーンタイプ」のビール
「ウインナー(ラガー)ビール」は地元では
そうとう影を潜(ひそ)めているからなのです。
そのルーツは19世紀にさかのぼります。
その昔 伝統的なビールを造る手法は「エール」
タイプと呼ばれるのビールの製造方法でした。
その後「ラガー」タイプといわれる現在の
日本のビールのようなビールが隆盛になりました。
この「エール」と「ラガー」の違いは、
「高温の上面発酵」と「低温の下面発酵」
という違いといわれていますが、その他にも
「ラガー」=「貯蔵すること」
という意味にも含まれている通り
低温で貯蔵することが主なる違いです。
そんな中、
オーストリアの「ウイーン」
ドイツの「ミュンヘン」
チェコの「ピルゼン」
で飛躍的な「低温貯蔵」の醸造技術が生まれました。
さらにフランス人の「パスツール」が「低温殺菌法」を
生み出したことにより「ラガービール」がビールの地位を
引っくり返し一躍世界のスターダムに伸し上がりました。
そして「ウイーン・ミュンヘン・ピルゼン」は
「3大ラガービール」と言われるようになり隆盛を築いていた
のですが、チェコのビール職人が造った「ピルゼン」タイプ
つまり現在のビール「ピルスナー」の技術が抜きん出て受け
入れられたこと、さらに第一次世界対戦により「ウイーン」の
「オーストリア ハンガリー帝国」の崩壊や「ミュンヘン」も
「ナチスドイツ」の政権下のもと衰退を余儀なくされたという
のが俗説です。
つまり国家の衰退が現在においても
影響を受けていることだと言われています。
なんと現在「ウイーン」にはほとんど伝統的な
「ウインナービール」を造られているところは
ないとのこと・・・。
直接 聞いたことではないので
まだまだ真実かどうかは解りませんが
もし本当であれば寂しいことですね。
しかしながら こうして今「ウインナーラガー」を
飲むことができるのは実は素晴らしいことかもしれませんね。
話が長くなりました・・・。
我々も日本の誇りである「食文化」を
大切に守っていかなければなりませんね。
さあ皆さん
梅錦ビール「ウインナーラガー」を
飲みに来て下さいね!!!
皆さんのお越し心よりお待ちしています。
(ちょっと重いですね・・・。)