鬼百合は良く見掛けるユリですが、一般にはムカゴで繁殖する種類が主です、
長崎県対馬の鬼百合には、種の出来る2倍体の鬼百合が75%を占めます、
こうした種子繁殖の鬼百合から突然変異で誕生したのが、この黄金鬼百合と言われています。
対馬にだけ自生しているとされている、黄金鬼百合ですが、
現在では野生状態の黄金鬼百合は絶滅して皆無らしく、
対馬でも現在では、とても珍しい黄金の鬼百合に当たるそうです、
関係者の方々の熱意によって、地元の愛好家が細々と栽培、保存してきた黄金鬼百合を使って、
2003年に「黄金鬼百合保全計画」が発足、自生地の復活作戦が、現在進行していると聞きます。
百合(ゆり)科、多年草、原産地 日本・中国、開花期 6月~7月、草丈 1m~1.5m、
茎は直立し、白い綿毛に覆われ、花はやや下向きにつき、花披片は反り返る特性があります。