大晦日を迎えました、
一年間お世話になり、有難う御座いました、
来る新しい年が、皆様にとって佳き年となりますように、心よりお祈り申し上げます。
来年も本年同様、よろしくお願いいたします。
芭蕉(ばしょう)
登山口に付設されている公園に、芭蕉(ばしょう)の実が見られます、
芭蕉(ばしょう)科、バショウ属の大型の多年草草本、
公園駐車場から、登山口に向かう道中、この公園を通りますが、
大きな葉っぱに隠れ、何時も気が付かないのですが、少し成長している実に気が付きました。
植物園だとかで、温室で見掛ける栽培バナナは良く知られていますが、同じバショウ属のバナナの近縁種です。
栽培バナナは、日本国内での気候下では露地栽培は難しく、温室の中でしか育たないと言われていますが、
この芭蕉(ばしょう)は、バショウ属の中でも、最も北に分布し、
日本の温暖地では、公園樹等として、観賞用に広く植栽されています。
山藍(やまあい)
当地では、例年5月のGWの頃が最盛期の山藍(やまあい)が、登山道脇の安全柵の外側に群生しています、
灯台草(とうだいぐさ)科、ヤマアイ属、山地の林の中に生える多年草で、緑色の小さな花を穂状につけます。
古き時代には、染料に使われたと言われ、藍染めの藍色と違い、緑色の染料として利用されていた時代もあるようです、
染色は緑色~苔色で、水に濡れると色が落ちたり、赤く変色する欠点があるらしく、
現在は、タデ科の藍(あい)に代わられているようです。
登山道脇に、こんな群生地を多く見掛けますが、開花時期3月~7月と言われるのに、この時期に花を付けています。
銀梅花(ぎんばいか)?
銀梅花(ぎんばいか)の実、奥ピンで、対象にピントが合っていません。
銀梅花(ぎんばいか)の花は、6月下旬から7月上旬が、開花の時期ですが、実と一緒に花が咲いています、
花は、5弁花のはずですが、写真の花は6弁花が咲いており、なにか勘違いかも知れません。
八手(やつで)
八手(やつで)は、繁殖旺盛な植物です、
小鳥が拡散してくれるのか、うっかりすると庭中あっちこっちに勝手に芽を出します、
気が付いたら、その都度引っこ抜いていますが、迷惑とは言え、葉っぱが目立ち直ぐに発見できるのが救いです。
薩摩稲森(さつまいなもり)
登山道の斜面に、薩摩稲森(さつまいなもり)の花がちらほら見られます、
当地では3月~4月頃が最盛期ですが、12月というのに開花が始まっているようです。
見つけた花もほとんどが、小さなツボミ状態、低い茎に俯き加減の花は、撮るには窮屈な姿勢を強いられます。
数珠玉(じゅずだま)
登山道脇の谷川の向こう岸に数珠玉(じゅずだま)が見られます。
インドから、インドシナ半島の熱帯地域が原産の植物で、
本州以南の川沿いなどに、好んで生育する、草丈 1~2mにも成る大型植物です。
稲科、ジュズダマ属の多年草、草丈 Max 2m、葉は50~60cm位で葉身中央部に白い中央脈が走っています、
9~10月頃付ける果実は、固い壷状の苞に実が包まれた、葉鞘が変化したもので、
熟した固い実に糸を通し、数珠や、ネックレスにして遊んだと言う、古き時代があったようです。
美男葛(びなんかずら)の実
登山道脇の笹藪の中から、実葛(さねかずら)の蔓がぶら下がり、果実が見られるようになりました、
木蓮(もくれん)科、サネカズラ属の蔓性の雌雄異株で、山野などで見掛けます、
7月から8月に掛け、葉の脇から柄を出し、乳黄色の花弁に、真っ赤な、イチゴの様な、花芯の赤い雄花、
一方、雌花には、花芯に緑色の雌しべが螺旋状に沢山集まり、釣鐘形をした小さな花を付けます。
12月頃、完熟した果実は、真っ赤な色の球状の小さな液果を実らせます。
この実の皮を剥ぎ、果実を潰して水を加えると、ネバネバした液体になり、
かっては、この液体を整髪剤として使われた時代があったようで、美男葛(びなんかずら)の語源に為っています、
一方、茎の粘液は製紙用にも利用された時代があったようです。
小葉のセンナ(カッシア)
石斛(せっこく)
TV等で、季節外れの花が開花しているとの、Newsを珠に目にしますが、
我が家の石斛(せっこく)の花も、季節を勘違いしたのか只一輪、4~5日前から開花しています、
一般に開花期は、5月~6月と言われており、
我が家では、例年5月のGW空けの頃咲きますが、どうも季節の勘違いかも知れません。
岩や樹木に根を張り、自生する着生ランの仲間ですが、写真は庭木に着生していた株を、一部鉢植えしたものです、
此方の方が好みなのか、成長が良く、鉢一杯に株を広げています。
蛇の髭(じゃのひげ)の実
我が家の庭の蛇の髭(じゃのひげ)、実を沢山付けています、
蛇の髭(じゃのひげ)は、別名 竜の髭(りゅうのひげ)とも言われ、
この花の葉っぱが、2mm程の大変細い線形の葉で、この細長い葉っぱを、
翁(おきな)の長い髭(ひげ・あごひげ)に見立て、蛇の髭、竜の髭の語源になった様です。
蛇の髭(じゃのひげ)は、草丈20cm前後、
花茎は草丈より随分短く10~15cm、葉っぱに隠れるような姿で、小さな白色の花を総状に下向きにつけます、
この蛇の髭(じゃのひげ)は、花よりも、秋から冬に掛けて見せる、
宝石の様に美しい、7mm前後の球状の実の方が、知られており、
この実は、コバルトブルー(碧色・濃いブルー)の実で、じつに綺麗な色に色づきます。
正月明けから来春にかけての、綺麗な実が待たれます。
台湾ホトトギスの実
花が咲き始めてから、随分長い間、台湾ホトトギスが庭を賑わして来ましたが、
さすがに花期も終了し、果実が順調に育っています。
Netで目にする記事で、ホトトギス類は、雑種が出来やすい性質があると言う、記事を目にします、
実生からの苗は、どのような性質のものになるか不確実、
実生では、親より優れたものや、変わったものが生ずる事も、稀に有ると言う記事に、気をそそられ、
親株から種を採取し、実生栽培にチャレンジしてみようかなと、思っています。
12月中旬というのに、咲き遅れの蕾が2ヶ、開花寸前です。
眉刷毛万年青(まゆはけおもと)の実
5~6年前、近所の奥さんから、株分けして戴いた、眉刷毛万年青(まゆはけおもと)、
株も大きく生長し、花も6輪ほど付けてくれました、
実を30ヶ以上付けてくれていますので、来春の完熟した赤い実を採取し、実生栽培で殖やしてみようと考えています。
ピラカンサスの実
この時期には、決まって見せてくれるピラカンサスの実、あまりにも良く知られています。
別の場所、宗像ユリックス外周道路際の、ピラカンサスの実。
児の手柏(このてがしわ)の実
檜(ひのき)科、コノテガシワ属、朝鮮半島、中国大陸原産の常緑小高木です、
葉はヒノキに似た鱗片状、葉の表・裏の区別がなく、
小児が合掌している様に見える葉姿が、名前の語源に由来し、
雌雄同株で、雄花と雌花を持ち、雄花も雌花も枝の先端に付きます。
花期は、3~4月、
雄花は短い枝先に単生し、黄褐色、
雌花は白緑色で、種鱗の先端は反り返る付き方をします、
花後の、球果は1~2.5cmで、最初は白緑色から、熟すに連れ茶褐色に色づき、
実の先端が、角状に尖って反り返り、植物の実には余り見掛けない形状の実を付けます。
当地では、公園木、庭木として、良く植樹されているのを、見掛けます、
通常植樹されている児の手柏(このてがしわ)は、千手(せんじゅ)という園芸品種で、
樹高は高くならず、数メートル程度です。
この実が熟成すると、茶褐色に色付き、四つに割れ、中から種が見えて来ます。
6月頃の撮影の児の手柏(このてがしわ)。
当地の500m弱の低山山頂ですが年末の風は爽快、山頂下の、パラグライダー発進台地からの眺望、
山頂より東方向、眼下は三里松原、遙か北九州市方面を望む角度ですが、天気の割りに少しモヤッている様に見えます。
下は、山頂より東方面、北九州市若松区の響灘風力発電基地の、風車が10基が霞んで確認できます、
ずっと奧が関門大橋、山口県の方角ですが生憎見えません。
下は山頂より北方面、福岡県で一番大きな島、海上10Km先、沖合の大島が見えています、
期待していた、海上60Km先の沖の島は見えませんでした。
下は、山頂より西方向に、200mくらい下山途中の、展望所よりの撮影、さつき松原を眼下に眺めます。
樹齢200年以上の黒松並木が5Km、全国白砂青松100選にも選ばれ、マリーンスポーツが盛んな、さつき松原海岸です。
大弁慶草(おおべんけいそう)
出し遅れ分、
弁慶草は葉が対生、雄しべは花弁より短く、花弁の色は淡紅色、花期は春~夏、
この大弁慶草は、葉が3枚、輪生ないし対生、雄しべが花弁より長く、花弁の色は赤桃色、花房が大きい、花期は秋、
弁慶草と言えば大弁慶草を指すくらい普及しています、
多肉質の植物、桃赤色の小花が密集してドーム状に花序をつくります、
多肉質の卵形の葉は、やや帯粉して緑白色です。
名前は、花を切り取って置いても、数日は枯れないほど強いと言われ、これを弁慶に例えた語源のようで、
また、花の蕾、花房が大きい事で大形の弁慶草と、名付けられた説もあるようです。
冬季には地上部は枯れますが、冬芽を作って越冬します。
細葉柊南天(ほそばひいらぎなんてん)
オキザリス・ボーウィ
アベリア
チェリーセージレッド
ローズリーフセージ
クレロデンドリム・ウオリキー
トラデスカンティア・シラモンタナ
マリーゴールド
ユーパトリウム
薊(あざみ)
登山道脇で、薊(アザミ)の仲間の花が咲いています、名前は判りません。
少し出し遅れましたが、当地にも、漸く紅葉の季節到来です、寺院境内、奧の院道へ続く紅葉+黄葉。
盗人萩(ぬすびとはぎ)
秋の下草刈りシーズンを迎え、山里でも良くこの光景を見掛けます、
丁度下草刈り、ツル刈り伐採の作業中で、エンジン式草刈機のエンジン音が響きます、
作業をしている少し先の傾斜地で、盗人萩(ぬすびとはぎ)の群生地を見つけ、なんとも惜しい光景ながら、
作業は止まるはずもなく、伐採される前に撮らせていただきました。
半鐘蔓(はんしょうづる)の実
半鐘蔓(はんしょうづる)の実?、
登山道の崖の斜面より、蔓を伸ばしている、仙人草の実らしい実に遭遇、
中央の実の付き方から、半鐘蔓(はんしょうづる)の実と思っていましたが、
葉のイメージが違う感じで、鋸歯も無い葉っぱばかりです、
草牡丹、仙人草、牡丹蔓と疑いましたが、どの葉が主なのかがはっきりせず、名前は怪しいです。
手を目一杯伸ばし、背伸びしながらの撮影、手ぶれで、ピントは何処へみたいな写真ばかり、
何とか使えそうな数枚です。
茶の木(ちゃのき)
登山道脇に、茶の木(ちゃのき)が、白い花を咲かせています、
椿(ツバキ)科、ツバキ属の常緑樹、幹は株立ち状で、高さ2mほど、
チャの木、あるいは茶樹とも記され、単にチャ(茶)と呼ぶことも有るようです、
お馴染みの、緑茶、ウーロン茶、紅茶等の原木も、いずれも同じ茶の木(ちゃのき)ですから、
TV、写真でしか見たことのない茶の木(ちゃのき)とは、随分イメージは異なるものでした。
一般に見掛ける、お茶畑の茶の木とは随分印象が違います、
摘まれた茶葉を加工し、緑茶やウーロン茶、紅茶になる製茶用で、
コーヒーと並び、嗜好飲料として、古くから嗜まれて来た茶の木と同じ仲間のようです。
葉は、楕円形、先端は鈍く、基部は楔形、縁には波状の鈍い鋸歯があり、互生、
薄い革質で、表面は光沢を持ちます、
枝先の葉腋に、直径2~3cmの白い花を、下向きに咲かせます、
花弁は5~7枚、ほぼ円形、花弁端が凹み、
雄しべは多数あり、長さ10mm前後、基部でわずかに合着、
雌しべは1本、花柱は先端で3裂、
花柄は湾曲し、長さ1.5cm弱、
果実は、成熟すると下部が裂け、種子が散布される朔果、直径2cm弱のほぼ球形、熟すと3裂します、
同じツバキ属の仲間だけに、椿の木にそっくりでした。
猿捕茨(さるとりいばら)の巻きひげ
山里の山道脇の藪の中から、猿捕茨(さるとりいばら)の蔓が垂れています、
猿捕茨(さるとりいばら)は、猿捕茨科(またはシオデ科)、サルトリイバラ属、
蔓性の落葉低木で、日本全国の山地に分布、山間の比較的明るい場所で生育しす。
茎は、節ごとにジグザグに曲がり、他のものに絡みながら伸び、疎らに刺が有ります、
葉は互生、円形~楕円形、無毛で全縁、質は厚くて光沢があり、3~5本の主脈を持っています、
葉柄は短く、そのつけ根に托葉が変化した、1対の長い巻きひげを持ちます、
他の木に、巻きつけながら、這い上がるためのこのヒゲが、ちょうど見えます。
4~5月、若葉とともに葉腋から散形花序をだし、黄緑色の小さな花を多数つけます、
雌雄異株で、花被片は6枚で上部が反り返り、雄花には雄しべが6本、
雌花の柱頭の先は3裂しています、
10~11月に果実を付け、実は凡そ8mm、紅色に熟し、球形の液果です。
里山から、登山道に向かう林縁に、見え隠れしている、蔓竜胆(つるりんどう)を幾つか確認できます、
午前中の陽の当たらない時間帯は、花は開いていませんでしたが、
陽の光を好む花だけに、下山中の午後の陽の当たる時間帯は開花していました、
紫褐色の細い茎は蔓状、近くの物に絡まって茎を伸ばします、
蔓竜胆(つるりんどう)は、 竜胆(りんどう)科、ツルリンドウ属、
葉は、基部が心形の卵状披針、主脈の両側に支脈が走る三縦脈、長さ5~8cm、対生、
花期は9月~11月、葉腋から、淡紫色から白色の鐘形花冠をつけます、
花冠は筒状で15~20mm、長さ2.5~3cm、
花冠端は5裂し、後方にカール気味に広がり、裂片の間に三角状の、少し小さい副片(副花冠)を持ち、
雄しべ5本、雌しべ1本、雄性先熟性の花で、竜胆の花に共通した、綺麗な花を咲かせます。
赤紫蘇(あかじそ)
里山の登山道脇に、赤紫蘇(あかじそ)の花が見られます、
紫蘇(しそ)科、シソ属の一年草、
大別すると、青じそと、赤じそに分類されますが、これは赤じそ、
葉と茎が赤紫色で、夏から秋にかけて穂状花序に、淡いピンク色の花を咲かせます。
青じそは、葉がグリーンの紫蘇で「大葉(おおば)」とも呼ばれ、薬味や、料理に利用されます、
赤じそは、葉が、やや紫色がかった濃い赤い葉で、梅干しや、生姜などの着色用のほかに、
紫蘇ジュースや、乾燥させた葉を、ふりかけなどに広く利用されています。
目弾き(めはじき)
里山の登山道脇に、目弾き(めはじき)の花が見られます、
紫蘇(しそ)科、メハジキ属の越年草、本州~沖縄に掛け分布します、
草丈Max1.5m、茎は4稜(四角柱状)があり、真っ直ぐ伸びて、細い毛がびっしり生えています、
葉は、根生葉と茎葉では大きく、そのかたちが異なり、
根生葉は卵心形で長い柄があり、鈍い鋸歯が有り、花期には枯れ、
茎葉は中部では3深裂、裂片はさらに羽状に切れ込みます、
上部の葉は小さく披針形または線形、
7月~9月に掛け、上部の葉腋に淡い紅紫色の唇形花を数個ずつ咲かせます。
花は、茎の上部の葉腋に淡い紅紫色の唇形をした花を輪生状に付け、
花冠は10mm強、外側には白い毛が密生、下唇弁は3裂し、濃い紅紫色の筋が入ります、
花の後に出来る実は分果。
十月桜(じゅうがつざくら)
神社の境内に、十月桜(じゅうがつざくら)が、咲き始めています、
薔薇科、サクラ属でエドヒガンの系列でコヒガンの園芸品種と言われています、
晩秋から咲き始め、冬のあいだも少しづつ咲き、4月上旬には一気に開花が進みます、
花は白色か淡いピンク色で八重咲き、全体に小振り、
八重だけに艶やかさは感じますが、この時期の花は、小さめで密度も低く、華やかさには若干欠けるようです。
同じ頃咲く冬桜は、花が一重、この十月桜は八重咲きです。
冬桜(ふゆざくら) 十月桜と同じ頃に咲く冬桜は、花が一重。
デュランタ
神社の境内の一角に、白花のデュランタの花が咲いています、
株の下部には、通常の青色の花が咲いており、2色咲きとは、少し珍しいのではと思います。
株の下部の2本の茎先に青色の花が咲いています。
実も少しですが生っています。