里山の一角に、それほど大きくない池があります、
湖畔の林の中に、山藤(やまふじ)が花穂を伸ばし始めているのが見えます、
よく見かける、野田藤(のだふじ)ほど、花穂が長くはありませんが、藤色の花が清々しく見えます、
山野に生える山藤(やまふじ)と、一般に見かける野田藤(のだふじ)の違いは、
山藤(やまふじ)は、蔓が左巻き、小葉は 11枚で,
野田藤(のだふじ)は、蔓が右巻きで、小葉の数は多く、11 ~19枚と違いがあります、
GWの前後に掛け、各地の藤棚の藤の花が満開を迎え、賑やかになって来る様です。
蔓人参(つるにんじん)
登山道林縁では、山野草の芽吹きを沢山確認できます、
この場所では、蔓人参(つるにんじん)の蔓が、伸び始めているのに気が付き、
付近を見回しても、蔓が巻き付き出来そうな、木々が無く、
自然に任せるべきで、人の手を入れるのは御法度とは思いつつ、
急遽、三角櫓を造って上げておこうと、2m前後の枯れ枝を集め組み上げました。
急な事だけに、工具らしきものは手持ちはなく、
紐も無く組み上げは案外うまくいきません、
風等で壊されないように、Y形枯れ木を絡ませ、何とか壊れないようにしましたが、
自然破壊ではなく、秋には綺麗な花を咲かせてくれるよう、願っての自然保護のつもりです。
当日は、どうしたことか、山中の3カ所で蔓を伸ばし掛けている場所を発見し、
ほぼ同じ様な三角櫓を組んでおきました、お節介なとお叱り受けるかも知れませんが、お酌み取り下さい。
蔓は他の植物に絡みついて、2~3mほど伸ばします、
茎葉は、細長い楕円形の十字形に4枚輪生、
この葉っぱの主は、10月初旬に花を咲かせる、蔓人参(つるにんじん)に違いなさそうです、
今現在60cmほどの蔓だったため、枯れ枝の支柱に、くるくる絡ませると、上手く絡んでくれます、
自然相手ですが、しっかり成長して、秋に綺麗な花を見せてくれるよう願っておきました。
下は、蔓人参(つるにんじん)の花、2012/10/13(Sat)投稿分流用。
花は桔梗科の花だけに綺麗で、釣り鐘型の花の色は多彩です。
秋には、この場所で、愛らしい花を沢山付けてくれ、登山者を楽しませてくれる事を願っています。
登山口、市民広場のトイレ前の小さな花壇、色とりどり春色カラーです。
右近(うこん)
関山(かんざん)
松月(しょうげつ)
八重桜(やえざくら)
京都市の、仁和寺から贈られた御室桜等、撮りたい桜も多数有ったのですが、
今シーズンの、遅咲きの八重桜の撮影は、残念ながら撮り損ないました、
八重の桜もぼつぼつ終盤です、連休に入り当地は藤の花のシーズンを迎えます。
登山道脇の草地の草苺(クサイチゴ)の花。
薔薇(バラ)科、キイチゴ属、落葉小低木、草本に見えますが、実際は木本です、
草丈Max60cmくらいで大きくはありません、
葉は、奇数羽状複葉で花枝には3小葉、徒長枝には5小葉が付き、
頂小葉は卵形~長楕円状卵形、側小葉は卵形、先は尖り縁には細かい重鋸歯、
花期は3~4月、花色は白、5弁花、花弁は卵円形で長さ 15~20mm、
花芯部に雌シベが多数あり、周囲に多数の雄シベを持ちます、
全体に短い軟毛が密生し、茎には、あまり触りたくない、小さい刺を持ちます、
果実は紅く熟し食用可、酸味は少なく、とても甘い味で、
夫婦連れで、この実を摘んでいるのを良く見かけます、
別名 ワセイチゴ(早稲苺)。
下は、昨年6月に撮影分の、草苺(クサイチゴ)の実。
木香薔薇(もっこうばら)が満開、周辺に、春の香りを漂よわせいます、
NHK趣味の園芸で、来週の題材に取り上げられています。
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上記と同じ、ジャスミンの良い香りで知られている、カロライナジャスミンの花、
このカロライナジャスミンは、フジウツギ科の蔓性常緑樹、鮮黄色でジャスミンの良い香りの花を咲かせます、
ジャスミナム属の羽衣ジャスミンとは別属の種類の花です。
出し遅れましたが、羽衣(はごろも)ジャスミンより半月ほど開花が早く、
香りは、ジャスミンの一種で、ジャスミンの芳香を漂わせながら、香りを楽しませてくれます、
春に、よく伸びた枝に、香りよい鮮やかな黄色の花をたくさん付ける、蔓性の花木です。
通常ジャスミナム属の植物をジャスミンと言いますが、
カロライナジャスミンは、フジウツギ科の蔓性常緑樹で、香りがジャスミンのような香りがする事から、
原産地+ジャスミンの名が付けられた様です、
花はジャスミンよりずっと大きく、鮮黄色だけに大変良く目立つ花です。
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鮮黄色とジャスミンの香りの花は、アメリカ・カロライナ州近辺原産、
アメリカからメキシコ等の中南米に掛け多く見掛け、原産地に因んだ名前が、命名されています、
花は花径2cm~2.5cmくらいの、鮮黄色のラッパ形筒状花、花冠端は5裂、雄しべ 5本、萼片 5枚、
ジャスミンの良い香りですが、モクセイ科の羽衣ジャスミンやソケイとは別種の花です。
付近に良い香りを漂わせ、芳香に癒され、イエローパワーを貰って撮影です。
こちらは良く知られている羽衣ジャスミン、花径実測 18mm、長さ30mm、木犀科、ジャスミナム属、
ジャスミンと名の付く植物は数種あり、ジャスミナム属に属する園芸品種では、この羽衣ジャスミンが一般的で、
ジャスミンの良い香りの花です。、 2012/05/12(Sat)投稿分流用
三葉土栗(みつばつちぐり)
高瀬川堤防斜面に、春の野草が所狭しと咲き乱れています。
この場所は、三葉土栗(みつばつちぐり)が群生しています。
この場所には、狐の牡丹(きつねのぼたん)が群生しています。
歩き慣れた、お馴染みの登山道脇、林縁、斜面で沢山の射干(しゃが)の花を見掛けます、
この時期、神社寺院境内でも、良く目にする花です。
花は、萼に相当する外花被片、花冠に相当する内花被片を各々3枚ずつ持ち、
雌しべは子房上部で大きく3分岐した花柱を伸ばし、
更に柱頭部で2裂し、更に先端はブラシ状に細かく裂けています、
雄しべは、3分岐した花柱のそれぞれの裏側に付く複雑な構造をしており、大変お洒落で神秘な花姿です。
この花は、遺伝子上の組み合わせの関係で、種子は出来ず、もっぱら株分けで増やす花です。
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花は、萼に相当する外花被片、
花冠に相当する内花被片を各々3枚ずつ持ち、
雌しべは、子房上部で大きく3分岐した花柱を伸ばし、
更に柱頭部で2裂し、更に先端はブラシ状に細かく裂けています、
雄しべは、3分岐した花柱の、それぞれの裏側に付き、複雑な構造をしており、大変お洒落で神秘な花姿です。
外花被片は、橙色と青紫色の紋様に彩られ、外周辺部にギザギザな切り込みを持ち、
一方、先端が二つにくびれた、無紋様の内花被片、
先端がふさふさになった、雌しべが、それぞれ3組ずつ見えます。
雌しべ、外花被片、内花被片の一組です。
登山道脇の半日陰地帯には、帯状に群生地が点在し、艶やかで華やかな花は貴重です。
海老根(えびね)、開花は疎らで、見頃は来週になりそう。
下、株が少し大型、黄海老根(きえびね)か?、花茎が伸び始めたばかりで、
開花には後一週間~10日ほど掛かりそう。
筆竜胆(ふでりんどう)は、今シーズンの初見は、3月29日に数株を見つけただけでしたが、
山地の高原地帯では、未だ密集とまでは行きませんが、無数に所構わずに見かけるようになってきました、
月末に掛け繁茂が見られるようになります。
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----- 春竜胆(はるりんどう)と、筆竜胆(ふでりんどう) -----
春竜胆-->株の根元近くでロゼット状の根生葉(地際の葉)があり、根元から枝分かれし、数本の茎が出て花が付きます、
筆竜胆-->1本の茎の先で数個の花を咲かせます、根生葉は無く、茎葉は広卵形で厚味がある、
筆竜胆は、同じリンドウ の仲間の中でも、特に小さい種類です。
今月初旬の頃から見かけていた、杓(しゃく)の花、どこに行っても、凄い繁茂を見かけます、
杓(しゃく)は、芹科の多年草、草丈はMax1.5mくらい、
5月~6月に掛け、茎頂に複散形花序を付け、白色の小花を沢山咲かせ、山野をにぎわせています、
この花は、オオハナウドを指し、花姿は、シシウドに似た、花姿です。
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---薬草、民間薬--- |
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茎頂の複散形花序には、小さな白花が五角形状に、花を咲かせます、
花弁は5枚で、雄しべ5本、花柱2本、
複散形花序の花位置により、内側の花の花弁より、外側の花の花弁の方が大きい傾向があります。
花弁は5枚で、雄しべ5本、雌しべは、この段階では未成熟で見えず、雌しべの花盤は2つにくびれた状態、
このステージでは受粉能力は持ちません。
雄しべは成長し、花粉を出し尽くすと脱落し、その後に、花柱が伸張し受粉能力を持つようになります、
これは桔梗科の花と同じ、自家受粉を避ける為の、雄性期から雌性期と移行する雄性先熟花と同じ特徴です、
下の写真は、雄しべが花粉を噴出し終わり、脱落後のステージで雄しべは脱落し見えません、
花盤上に伸張した花柱2本で、この段階から受粉能力を持ちます、
雌しべの花盤は2つにくびれ、それぞれに細長い柱頭は、花盤より立ち上がります、
花盤の位置関係から下位子房、子房には、花盤のくびれに対応する、浅い溝が見えます。
葉は互生、長い葉柄を持ち、2回3出羽状複葉で、小葉は細かく裂けています、
ニンジンの葉に似ており、山ニンジンなどとも呼ばれて、藪人参、仙洞草にも似ています
この場所は登山口の、開けた草地に繁茂している、杓(しゃく)の群生地です。
花ハウス前の花畑は、チューリップ、ムスカリ、パンジー、菜の花等、春色一杯です。
公園の常磐満作(ときわまんさく)の花が開花始めました、
リボン状の花弁は、未だふにゃふにゃ状態で、開花間もない幼さが残っています、
今週末には花数も増え花弁もしっかりし、見頃を迎える見込みです。
紅花、白花常磐マンサクの、春告げ花が、ようやく揃ったなっと言う感じです。
花の形は、普通の黄色いマンサクと同じ、リボン状の4弁花で、花弁が紅、ピンク、白色です、
万作は、マンサク属の花で、開花時期は2月下旬~3月中旬、花の時期に葉がないのに対し、
この常磐万作は、トキワマンサク属の花で、開花時期は3月下旬~4月、
花の時期にも葉を展開しており、名前の常磐とは周年常緑を指しています。
「下」 紅花常磐満作(べにばなときわまんさく)
紅、ピンク色の、10mm~20mmの、リボン状の細長い花ビラを、ひらひらさせながら咲かせます。
開花間もなく、リボン状の花びらが、ふにゃふにゃして弱々しく、幼さが残っています。
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密集した花序を形成するため、沢山の花びらで、賑やかに見えましが、
一個の花は、リボン状の花びら4枚が十字型に付いた、4弁花です。
近くの公園の、ジューンベリーの花が咲き始めました。
早春に、小さな白花を多数咲かせ、初夏にはブルーベリーに似た果実が実り、秋には紅葉が見られます、
四季を楽しめるシンボルツリーで、欧米では観賞樹や果樹として広く栽培されています。
ザイフリボク属の花木は、早春に小さな白花を多数咲かせ、
初夏には濃い赤紫色の小さな果実を付けます、
ブルーベリーに似た可愛い果実は、
味、香りも良く、そのまま生食する他、ジャムや果実酒に使用されています。
この様な実をつける花木を、総称してベリーと呼んでおり、
六月に実を付けるベリーから、ジューンベリー、
果樹としても品種改良が盛んに為され、秋には美しい紅葉が楽しめる花木です。
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花は純白で、樹冠を覆うように咲き、白く細長い5弁の花を、枝いっぱいに咲かせます。
この時期は、葉っぱは未だ伸びていないので、白い花で覆われた木は良く目立ちます、
ブルーベリーに似た果実は、甘く、味、香りも良く、生食され、ジャムや果実酒に使用されます、
6~7月に入ると、赤紫色の実が成り、鳥はこの実を好み、目敏く見つけますから、
先を越されないようにしないと、残念な思いをさせられます。
当日の撮影は、滅多に持たないデジ一で撮っています、
いつものコンデジに比べるとボケの入り具合は違いますね、カタログ的作風を好む撮り方から、
ボケを生かした撮り方も面白さを感じています。
下は、ジューンベリーの実、2011/06/26(Sun) 投稿分から引用。
Blog友達の「好きなもの」Choco改め白雪さんから、ジューンベリーの味は、
「甘酸っぱく、味が濃くて、美味しかった」との、体験談レポートを戴きました。
ダム湖へ向かう登坂路の、畑地の周辺に、花梨(かりん)の木が植樹されています、
未だツボミが多いですが、ピンクの花が開花始めています。
花梨の木は8m近く迄大きくなり、この時期、高い場所に位置した花ばかりで、
低い位置での花を撮るのは、なかなか至難です。
春にはピンクの可憐な花、秋に長円形で黄橙色をした果実が成熟する薔薇科カリン属の落葉小高木です。
果実は固くて、酸味が強く、生食には向きませんが、芳香の果実は良く知られています。
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短枝の先に、直径3㎝ほどの淡い紅色の5弁花を一輪ずつ付け、花は、両性花と、雄花が混在します。
樹皮は緑褐色で鱗片状に剥がれ、下のような木肌の雲紋状肌になります、
若葉の裏面には、産毛が生えており、徐々に脱落して無毛になり硬い葉に成長します、
有柄で倒卵形から楕円形で互生、鋸歯が葉縁全周に有ります。
下は花梨(かりん)の実です、果実は固くて、酸味が強く、生食には向きませんが、
芳香の果実として、良く知られており、カリン酒や砂糖漬け、ジャムとして利用されるほか、
漢方としても利用されます。
登山口の民家の生け垣の一角に、蜆花(しじみばな)の花が咲き始めました、
遠目では雪柳の花に見えますが、八重咲きの花で少しイメージが違う、
花の形が、中心部が凹み気味の花で、シジミのイメージと言う事なのでしょうか、
花の真ん中が、凹んでいる所から、別名 エクボバナの方が、自分的には嬉しい気がしなくもない気がします、
雪柳より少し遅く、4月~5月頃、前年枝の葉腋に、1cm弱の八重咲きの白花を咲かせ、丁度今が満開、
枝垂れる枝に、白い花を咲かせる蜆花は、清楚で可憐な花木です。
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遠目では、雪柳に似た花姿、花には長い花柄を持ち、長さ2~4cm位、萼と共に短毛が有ります。
花は、やや緑色を帯びた白の八重咲き、遠目で中心部が凹んだ格好に見えます。
し尿処理場の前の市道の、藪の中から、夏グミの枝に花がついているのが見えます、
車から降りて見に行きましたが、ほとんど開花しておらず、疎らに花が確認できます。
甘く、ほのかな渋みを持った夏茱萸、紅く熟した実を、盗み食いした覚えがありますが、
この時期は、樹冠一杯に淡緑黄色の花を咲かせますので、直ぐに判りますが、
派手さのない花なだけに、見落とされているかも知れません。
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ぐっと寄ってみます、花弁のように見えるのは4裂した萼筒、
4弁花に見えますが、ラッパ管が大変長く花冠が4裂し、平開した高坏形の花です。
雄しべ4本、花冠面より突出した雌しべ1本、下の写真は雌しべが先端より湾曲し自家受粉のように見えますが、
たまたまなのか、定かではありません、花冠内面は短毛を持ち、ビロードのようなイメージ。
夏茱萸の花は、派手さがない花で、余り話題に上がる花ではありませんが、
この時期こんもり淡緑黄色の茂っている花は、決まって、この夏グミの花の場合が多いです。
下は、夏茱萸(なつぐみ)の実、
甘く、ほのかな渋みを持った茱萸、子供の頃、食べた記憶を思い出します、
4月に花を咲かせていた夏茱萸(なつぐみ)の実は、7月初旬以降、紅く艶やかに熟します、
こっそり盗み食いの癖が出そうですが、熟す前の実はじつに酸っぱく、熟すまで待つのが寛容です。
プルーンの花が咲き始めました、
プルーンは、プラムの一種で、「西洋すもも」のことを指し、薔薇(バラ)科サクラ属の果樹です。
プルーンは、果物の王様、驚異の果物、奇跡の果物と呼ばれ、生のままでも、ドライフルーツにしても、
栄養価の高い果物として扱われています。
種付きのまま乾燥させて「ドライフルーツ」としたものを、一般的にプルーンと呼び、
生の「すもも」は「プラム」と呼ばれ、この「プラム」も「プルーン」も、
英語の動詞としての「プルーン=PRUNE」から、「余分なものを取り除く」という意味があるらしく、
自然な甘さと、独特の噛みごたえを持ち、
低脂肪分、低コレステロール、美肌を保つビタミン類、
お腹の環境を整える「食物繊維」はもちろん、繊維質に優れ、
体の調子を維持する「ミネラル」、「カリウム」などのミネラル類も、
バランスよく含有し、栄養豊富なフルーツとして、スパーの店頭で並んでいるのを見かけます。
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花は桜の花のイメージに似ています、桜に比べると、全体に少し大振りの感じです。
参 考、 撮影 2007.7.18
下は、大きくなってきた果実、8月頃、実が熟すとブドウの表面に近い青紫色に熟します。
=== 栄養価 ===
Memo |
鉄分を始めとしたミネラル類、ビタミン類、食物繊維などを多く含み、 その高い栄養価から、 「ミラクルフルーツ」、「果物の王様」、「驚異の果実」などと言われています。 |
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果実は甘く、「スタンレー」、「シュガー」 という品種が、スーパーでも売られております。
当地公園の、花ハウスの中は、模様替えを行っている最中です、
以前は、ハウスの中の子供動物園の一角でした、改造されて、アスパラガス栽培畑になっているみたいです、
細い竹の子の様な若芽が次々と生えてくるアスパラガス、
根に細いイモのような貯蔵根を沢山持ち、それに蓄えられた栄養で、一つの株から若芽が何本も生えてきます。
この若芽を何本かを残して、葉を茂らせ、翌年以降の収穫に備えます。
収穫できる株に仕上げるまでに2~3年かかるそうで、10年以上も、毎年続けて収穫できるそうです。
アスパラガスはユリ科の植物、とても小さな花で、花径3~5mmに満たず、
米粒の半分に満たない小さな花ですが、開花はしておらず、つぼみ状態です、
最近は急に暖かくなり、半月くらい前は、寒い外気からハウスに入り込むと、
暖気と、湿度によりレンズはもとより、メガネは曇り、早々に逃げ出しましたが、
当日は、レンズが曇る事無く、何とか撮ってきました。
栽培初めて半年足らずですが、すでに、アスパラの根っこから、若芽が伸びてきています、
たぶん収穫はせずこのまま伸ばし、来年以降の栽培に備えるものと思われます。
下3枚は、近くのアスパラガス栽培農家さんの、ハウスを撮影させていただいた時のものです。
アスパラガス専業農家さんのハウスだけあり、規模は格段に大きく公園のハウスとは比較になりませんが、
記憶では毎朝出荷が80Kgくらいと言っていた記憶があります。
下の様なハウスがハウス12棟が有り、大規模農家です、
写真のように入り込む余地がないくらい、青々した葉っぱが、ハウス内で2mくらいに生い茂っています、
生い茂った葉っぱで、光合成を行い、地下の細いイモのような貯蔵根の根っこに養分を蓄え、
収穫に備える栄養源の貴重な葉っぱ、と解説してもらいました。
サラダブームで人気沸騰しているアスパラガスはシーズン中ですので、収穫は毎朝早朝に刈り取るそうです、
一日で40~50cm伸び、毎日70~80Kgの出荷と言っていました。
訪問した時間が10時頃ですから、出荷した後で、撮影には不向きな時間帯ですが、下のような伸びていました。
ダム湖の周回道路に、傍の林から蔓が垂れ下がっています、
三葉木通(みつばあけび))らしき花が、数輪開花しております。
下は別の場所、ショップニンジン前のアーチ型蔓棚の三葉木通(みつばあけび)、
花の、大きい方が雌花、小さい方が雄花です。