異様に数の多い、ハンギング栽培に遭遇、素晴らしく清潔で素敵なホールでの光景です。
少し引いてみると職員の方が、無心にハンギングの手入れをしている最中でした、
ここは近くの結婚式場のチャペルのホールです、
当日は結婚式の予約は入っていないようで、ホールの天井にぶら下がっているハンギングを下ろされていました、
床を良く見ると、手入れの際のクズが散らばっています、いつもは神聖な場所なだけに珍しい光景です、
季節柄なのか、清楚な感じはありますが、色合いが少し地味な感じの花に替わっているようです。
同ホールの東側の二列が未だ下ろされておらず、通常はこの高さで吊されています、
当日の花は、ペチュニアの園芸品種が中心のようです、定期的に季節の花に入れ替えています。
尚この様な、ハンギングバスケットのことを略してハンギングといいます。
容器の中で植物を栽培する、コンテナガーデンのひとつの園芸分野で、
空中に吊るしたり、壁に掛けたりする、ハンギング栽培の事を指します、
ハンギングも、厳密に言えば大きく二つに分類され、
空中に吊るすものを、ハンギングバスケット、
壁に掛けるものを、ウォールバスケットと分類されますが、
一般的には両者を併せて、ハンギングバスケットと呼んで居るようです。
下は、2月に撮影時の同ホ-ルの光景です。
残暑お見舞い申し上げます。
明日から、夏休みを兼ねた、恒例のお盆行事+お出掛けで留守にします、
ズル休みも加わり、お盆過ぎまで夏休み休暇とさせていただきます。
宗像市、旧唐津街道沿いの大穂地区は、
赤間宿と畦町の中間に位置する宿場街で、街並みは、しっとりとした当時の面影を残す旧街道です、
旧家を利用した古美術屋などがあり、九州大道芸まつりの会場にもなっています。
この地区の一角にある、顔馴染みになったお婆ちゃんが育てている、お花畑があり、撮らせて戴きました。
鬼百合の花は、大型の鱗茎(りんけい)をもつ多年草、
茎は直立して、約2メートル近くに大きくなり、大変目立つ花です。
花びらは、鮮やかな朱赤色に、豹のような黒い斑点模様が目立ち、
毒々しいほどの、花の朱赤色や、その花姿から「赤鬼」を連想させ、情熱的な美しさの印象深い花です、
夏、茎頂付近に、朱赤色で内側に黒紫色の斑点のある花を、数個から10個前後の花を付け、
下向きに花を咲かせます、
鬼百合は結実はせず、葉の脇に黒紫色の、珠芽(むかご)を付けるのが特徴です、
鬼百合の、近縁種に「小鬼百合」が有りますが、小鬼百合は、珠芽(むかご)を付けることはありません。
我が家の裏庭に、この鬼百合が初めて咲いてくれました、昨年の鬼百合の記事に、書いていますが、
3年前、取材先で、鬼百合のムカゴが地面に沢山こぼれ落ちているのに気づき、
10数個拾って帰り、裏庭に無造作に撒いたものの、野鳥に食べられてしまったらしいと、残念がりましたが、
2年後の昨年の春に、諦めていた百合の花茎らしき物が、2本伸びて来て、諦めていた生き残りがあったみたいです、
昨年は、花茎は60cmくらいまでに伸びて来ましたが、蕾すら着かず花は咲きませんでした、
今年はどうかなと期待しましたが、
期待通り、少し小型ではありますが、花茎を2本伸ばし、花を付けてくれています、
鬼百合の花は、発芽から開花までの期間は、3年くらい掛かると言われますから、その通りでした、
昨年も今年も、ムカゴを沢山着け、こぼれ落ちていますので、数年経てば見栄え良く、大きく成長してくれそうです、
大雑把な我が家の裏庭ですが、新たな仲間入りが増えてくれました。
写真は、宗像市内、庄助ふるさと村園内、周回道路沿いの、藤棚前の高台の鬼百合の株です。
市営公園だけに、園内では沢山咲いています、何れも可成り大型です。
花は、朱赤色で黒い斑点が多数入り、毒々しい感じにすら見え、花弁は強く反り返えります。
芳香のある花ですが、近づく場合は花粉に注意が要ります、
うっかり腕や服に花粉が付くと、落とすのに苦労します、慌てて水道で流したくらいでは落とせません。
花被片は6枚、朱赤色で内面に黒紫色の斑点と短い突起が有り、極端に反り返えります、
雄シベ 6本、葯は濃い赤紫色、葯隔の一点で花糸につながる丁字着、
雌しべ 1本、柱頭は極太、花芯深部に緑色の子房を持ちます。
下は、鬼百合の花茎の様子、葉は披針形をしており、葉腋に黒紫色の珠芽(むかご)を着けます、
花後、この珠芽(むかご)は、自然落下し発芽する事で、珠芽(むかご)繁殖します。
近くの夏井が浜の、浜木綿(はまゆう)の開花が気になり、立ち寄ってみました、
今年の梅雨期間が例年より長く、局地的豪雨が続いた所為か、開花は少し遅れ気味で、大半がツボミ状態でした、
開花間もない花ばかりでしたので、その割に傷みの少ない花だったような気がします。
浜木綿 (はまゆう)は、「彼岸花科 浜万年青」のことで、常緑の多年性草本、7月~8月に掛けて開花します、
浜木綿(はまゆう)を、「浜木綿」と書くのは、花弁が白い木綿糸に例えられたようで、
その白い花びらは、清楚で気品があり、繊細さを感じさせます。
開花は、夕方頃から始まり、日没後に甘~い、芳香の香りを漂わせます、
南方の原産で、種子が暖流に乗って、当地、夏井ヶ浜 砂丘地帯に、漂着、増殖したと伝えられており、
案内板では、自生群落地として、日本海側沿岸では、数少ない自生地と解説しています、
正面に見えている海は、玄界灘、浜木綿の群落の一角です、
この砂丘地帯の下、右側に向かって夏井ヶ浜が広がり、夏休みに入り海水浴客も見えますが、閑散としていました。
科 名 | 彼岸花科 (ひがんばな) |
|
属 名 | クリナム属 | |
生 息 地 | 関東から沖縄 | |
植物分類 | 半耐寒性宿根草 | |
樹高・草丈 | 50cm~1.5m | |
開花時期 | 7月~9月 | |
花 色 | 白 | |
花径・花序 | 6cm~8cm | |
花 型 | 筒状花 花冠6深裂 |
|
生育場所 | 海岸砂丘地 | |
花 言 葉 | あなたを信じます 汚れがない |
|
撮影月日 | 2012.7.22 | |
撮影場所 | 福岡県 芦屋町 夏井が浜 |
|
大型の宿根草で、草丈は50cm~1.5m程になり、
茎頂の花茎の回りに、10~20数個の、長い花冠筒を持った、花弁が細長い白色の花を、放射状に咲かせます。
浜万年青 (はまおもと)という、別名があるように、花を覗けば大型の「万年青(オモト)」の株に似ています、
群生している群落は、地元の自慢の花で、町内でも結構栽培している民家を見掛けます。
花は、花冠筒が大変長く、花弁の一枚一枚が大変細く、外側に反り返り、大変優雅な造りです。
雄しべは、葯隔の一点で花糸につながる、丁字着雄しべで、ユリなどに見られるT型です、
雌しべは、下の写真では見難いですが、柱頭と花柱の区別が付かない、つるんとした構造です、
スズメガ科のガが花粉を媒介すると言われ、
震動により、花粉を散布する造りの雄しべから、複雑な造りの柱頭は必要としないのかも知れません。
白砂青松で代表される、美しい松原、砂浜が続く、海を舞台とした、
数々の景勝に恵まれている、玄海国定公園の一角で、福岡県指定 天然記念物です。
岬突端方向は岩場になっていますが、群生地の直ぐ下辺りから東方面(右側)は海水浴場です。
里山から、登山道に掛けて、大小3つの貯水池が続きます、
最上流部の池の端っこの方に、蒲(がま)が穂を伸ばしているのが見られます、
竹藪が邪魔して、池に近寄れませんが、茎の頂部にソーセージに似た、丸っこい棒状の、茶色の花穂を付けています、
草丈Max 2m、水中の泥の中に地下茎を伸ばします、
夏に茎を伸ばし、ソーセージに似た、円柱形の穂をつけます、
池や、沼などの、浅い水中に群生して生え、わが国をはじめ、ほとんど世界中に分布しています。
花穂の部分です、
穂の上半分は細く、モシャモシャの雄花群が集まり、開花時には黄色い葯が一面に見られます、
その下部に、ソーセージに似た、丸っこい棒状の、茶色の花穂を付けます、この茶色の棒状部は雌花群です、
雄花も雌花も、花びらなどはなく、単純な構造の風媒花です、
晩秋にかけ、このソーセージ部も肉付きが良く、熟成してきます、
初冬の頃、この花穂の中から綿毛がブワーッと、出てきて飛散する光景を見られます、
1本の花穂から出る綿毛は、約10万個の種があると言われ、綿毛が風に乗ってフワフワ飛散して行きます。
山頂の合歓木の花、折角良く咲いているのですが、近寄れずこれで一杯。
登山道脇に咲いている紫陽花の花、標高が高いせいか、種類によるものか今が見頃。
標高350mくらいの山中の斜面、この辺りは木が疎ら、陽の中りがよい所為か、山野草が斜面にびっしり、
この場所の6割くらい占めているように見える、薮茗荷(やぶみょうが)の群生、
ここ迄蔓延ると、足の踏み込みを躊躇させます。
登山道反対側、どちらを見ても薮茗荷(やぶみょうが)ばかり。
黄槿(はまぼう)は、関東以西、本州、四国、九州、奄美大島、朝鮮半島の、
海岸沿いや、河口付近の干潟の陸側や湿地帯に自生します、
しかし近年の干潟の減少や、海浜部の造成が増え、自生地は年々狭まっている傾向とのことです、
各地で栽培を殖やす努力が重ねられております。
葵(あおい)科、フヨウ属の落葉樹、樹高1m~3m、7~8月に掛け、
花径5cm程度の、黄色の漏斗状の5弁花、中心が赤褐色の黄色い爽やかな花を咲かせます、
花芯部は赤褐色で、花弁は付け根から、回旋して伸び、船のスクリューのようなイメージの花です、
花の形態は、同属のハイビスカスやムクゲやフヨウ、オクラの花に似ており、黄色のムクゲの花に勘違いしそうです、
花は、一日花、朝開いて夕方には縮みます、
葉は、互生し倒卵状円形、全体に丸い葉は、その先端部が小さく尖った先端をしており、
葉質は分厚く、長さ7cmくらい、縁には緩やかな浅い鋸歯を持ち、葉裏や、全体に細かい毛に覆われています。
撮影 コンパクトデジカメ
7月から8月頃、白い花を咲かせる十両、
随分長い間、花を咲かせていますが、花が小さく、一斉に開花する感じはなく、
何時までも、いつまでも咲いている感じで、撮り逃しは嫌なので、妥協して撮ってきました、
十両(薮柑子(やぶこうじ))の花は、薮柑子(やぶこうじ)科、ヤブコウジ属、常緑小低木、
全国の山地の林中に生え、樹高はMax20cm止まり、枝には棘があり、地下茎を伸ばして増えます。
葉は長楕円形で互生、葉の縁には細かい鋸歯が有り、葉の脇から、枝先に1~2個ずつ花がつく散形花序、
開花時期は7月~8月、花は花冠が5裂した合弁花、花径5mm位で極小、
花の色は、白地に淡い紫色を帯びた、小さな白い花を下向きにつけます。
秋に見られる果実は、直径5~8mmの球形の核果で、11月から翌年2月頃に掛け赤く熟します、
千両、万両に比べ樹高が低く、万両のように葉っぱの下側に、実がぶら下がります。
十両(薮柑子(やぶこうじ))は、縁起物としてお正月の寄せ植えなどにも使われ、
古くから盛んに改良が加えられ、園芸品種も沢山開発され、鉢植えの愛好者も多いようです。
下は、十両の果実、- 2012/01/21(Sat) -投稿分。
撮影 コンパクトデジカメ
10日くらい前から、姥百合(うばゆり)の花が、開花しそうな様子を見せていました。
花芽を伸ばし初めてから1ヶ月半くらい、心待ちにしていましたが、結局待たされ、いつもの時期に開花です。
百合(ゆり)科、ウバユリ属、日本固有種の多年草、
宮城県から九州にかけて分布し、低山の山地や、林の中、林縁に生えています、
草丈は50cm~1m、早春、百合(ゆり)科の花とは思えないような、根生葉を広げます、
葉は長さ15~25cm、幅7~15cmの卵状楕円形で先は尖り、基部は心形、葉脈は網状、可成り大きな葉っぱです、
開花時期は7月~8月、茎頂部に長さ7cm~15cmくらいの緑白色の花を、横向きに数輪つけます、
花被片は内側に3枚、外側に3枚、漏斗状、雄しべ6本、雌しべ1本、
花被片の内面深部に、紫褐色の斑点があるものもあり、一般の百合の花ほど大きくは開きません。
種子繁殖の場合、開花までに6~8年かかる種類です。
花の後につく実は円柱形で、熟すると下部が裂け、種子が散布される朔果です、
姥百合(うばゆり)とは、少し異様な名前に感じますが、
花の咲く頃には葉が落ち、葉(歯)が無い、ということが「姥」のイメージになったと、言われておりますが、
実際には、写真のように、葉は青々して残って居ますので、昔はそうだったのかも知れません。
下は6月初旬の頃の姥百合(うばゆり)の花芽 、ツボミの頃は、花芽は茎頂部に垂直に伸びてきます、
葉は卵状楕円形で幅広く基部が心形、葉脈は網状脈で、一般の百合の葉っぱとは随分違った形状をしています、
同じ、百合の葉っぱには見えません。
花は緑白色で、ツボミの頃は垂直に上を向いていますが、開花に伴い水平方向を向き、花は長さ7~15cm、
一般の百合の花は筒状花で、ラッパ型に大きく開きますが、
姥百合(うばゆり)の花弁は、基部まで分かれており、筒状にはなっておらず、花も大きくは開きません。
花は左右相称で、内部には褐色の斑点があり奥にいくほど色濃くなっています。
姥百合(うばゆり)の花被片は内側に3枚、外側に3枚、
雌しべは、最も長く1本、
雄しべは、雌しべの花柱に寄り添うように、それぞれの長さが違い6本、
百合の花の葯は、T字型に付いているのに対し、この姥百合は葯の末端に花糸が着く底着型、葯は淡褐色、
葉っぱの形も大型で、一般の百合とは随分違うイメージの、姥百合の花です。
撮影 コンパクトデジカメ
アーティチョークの花は、遠目ではアザミ(薊)に似た花ですが、何しろ大きい、ヒマワリに負けないくらい、
茎が、私の手首くらい、背丈は、2m~3mはあります、
花も、大きく直径15~16cm以上は有りそうで、紫色の大きな美しい花を咲かせます。
観賞用としても綺麗な花ですが、大きいだけに、目より遙かに高い位置の花は、撮るのは至難です、
幸いに、この場所は段々畑、上の段のあぜ道から撮れば良い角度で撮れますが、
今回はどうしたことか、先日からの豪雨が影響したのか、株元から倒れています。
春には新芽をさらしてサラダの材料に、初夏には、ツボミの内部の果肉を食用にする外、
肝臓を毒素や感染から保護し、肝臓細胞を再生し、胆汁生成を促す等、肝臓を強化する薬草だそうです。
さらに、利尿作用の効用は良く知られており、ハーブとしても取り扱われます。
写真は、地蔵峠に向かう途中の、段々畑の斜面に数本栽培されているアーティチョーク。
科 名 | 菊科 |
|
属 名 | チョウセンアザミ属 | |
原 産 地 | 地中海沿岸 | |
植物分類 | 宿根草 | |
樹高・草丈 | 2m~3m | |
開花時期 | 6月~7月 | |
花 色 | 淡い紫色 | |
花径・花序 | 15cm前後 | |
花 型 | 筒状花 | |
生育場所 | 農地、公園 | |
花 言 葉 | 独立独歩、傷つく心 | |
撮影月日 | 2012.7.8 | |
撮影場所 | 宗像市 | |
雄しべの長い花糸部分を見ると、大きなアザミ、
ツボミの状態、開花状態の花床部分は、鋭い、トゲトゲを持った、パイナップルの感触、
地中海西部原産、キク科の宿根草、和名 朝鮮薊(チョウセンアザミ)。
ぐっと覗き込むとこんな感じの花ですが、丁度筒状花の一つが、開花状態でシベが伸び始めていました、
ゴツゴツしたツボミの花皮ですが、柔らかいシベが上手に出て来るものだと意外に思えます。
通常は花をこんな角度では見られませんが、梅雨末期のドカ雨で、茎が折れたのか?斜面に倒れています、
ちなみに開花前のツボミを触ってみましたが、ゴツゴツして刺に触ると痛い目に遭います、
触ってみるような余計なことはしない方が良さそうです。
此方は倒れていない花株。
各地から蓮(はす)の頼りが、見られます、
当地のレンコン畑に、撮影に出向くも、花は遙か彼方に一輪のみ、とても撮影は叶わず、
やむを得ず、近くの神社境内のハスで代用いたします、
ハスの花は疎らで数輪しか開花は見られません、
境内の睡蓮池には、睡蓮の花も有りますが、睡蓮は水面に、葉っぱを広げ、水面に浮揚して花を咲かせますが、
蓮(はす)は、水面より高く伸びた茎の上に、葉っぱを広げ、花を咲かせます。
蓮(はす)の根っこは、食用のレンコン、「蓮根」で知られていますが、
観賞用の品種は、花は美しいですが、根茎は細く、食用にはなりません。
花色は、白、ピンク、紅色、複色花など多彩です、
今回の撮影は、開花が少なく開花している分のみ2箇所で撮影しています、
下は、護摩堂周辺の、大きな鉢で栽培されている、蓮の花。
下は、水子地蔵周辺の、大きな鉢で栽培されている、蓮の花。
いまさら紫陽花でもないと言われそうですが、このアングルで撮ったことがありませんでしたので、ご容赦を!
撮影 コンパクトデジカメ
山地の林道脇には、蛇の髭(じゃのひげ)/長葉の蛇の髭(ながばのじゃのひげ)の花が見られ始めました、
山地の林床や、山道脇など、半日陰の場所に自生し、地下茎が横に這い群生しています、
常緑で、日陰でも良く茂り、公園等でも見掛けることも多い植物です。
蛇の髭(じゃのひげ)とは、何とも似つかわしくない名前ですが、
別名 竜の髭(りゅうのひげ)とも言われ、
この花の葉っぱが、2mm程の大変細い線形の葉で、この細長い葉っぱを、
翁(おきな)の長い髭(ひげ・あごひげ)に見立て、ジャノヒゲ、リュウノヒゲになった様です。
蛇の髭(じゃのひげ)は、草丈20cm前後、株は匍匐枝を伸ばして繁殖します、
花茎は草丈より随分短く10~15cm、葉っぱに隠れるような姿で、
小さな5mm前後の白色の花を総状に下向きにつけます、
長葉の蛇の髭(ながばのじゃのひげ)の花は、草丈が40~50cm程有り大柄です、
この蛇の髭(じゃのひげ)は、花よりも、秋から冬に掛けて実る、
宝石の様に美しい、7mm前後の球状の実の方が、知られています、
この実は、コバルトブルー(碧色・濃いブルー)の実で、じつに綺麗な色です。
上1枚 撮影 携帯カメラ
科 名 | スズラン科 百合(ゆり)科 |
|
属 名 | ジャノヒゲ属 | |
原 産 地 | 日本、朝鮮半島、 中国 |
|
植物分類 | 多年草草本 | |
樹高・草丈 | 20cm-50cm | |
開花時期 | 7月~8月 | |
花 色 | 白~淡紫色 | |
花径・花序 | 5mm程 果実 6mm~7mm |
|
花 型 | 高坏形 | |
生育場所 | 半日陰の林の中 山道の脇 |
|
花 言 葉 | 変わらぬ想い | |
撮影月日 | 2012.7.8 | |
撮影場所 | 宗像市 | |
蛇の髭の花は、下の写真のように見つけにくく、株元に隠れるように、極小の白い花を付けています、
草丈20cmに満たない小型の株、花茎は草丈より随分短く10~15cm、葉っぱに隠れるような姿で、
葉の根元に、5mm前後の白色の花を総状に下向きに咲かせています。
下は、長葉の蛇の髭(ながばのじゃのひげ)の花、草丈が30cm程有り大柄です。
写真の株は、実測、草丈30cm、葉の長さ45~50cm、葉の幅 3mmと葉が長く、長葉の蛇の髭だと思えます、
花は、ツボミの状態で開花直前です。
参考 - 2012/01/14(Sat) - 投稿分
コバルトブルー(碧色・濃いブルー)の実を見せる長葉の蛇の髭(ながばのじゃのひげ)、
果皮は薄くて脱落し、種子は露出した状態で成熟し、じつに綺麗な色です。
撮影 コンパクトデジカメ
西洋風蝶草(せいようふうちょうそう)は、クレオメとも呼ばれ、
花姿が蝶が舞う姿に見立てられ、西洋風蝶草(せいようふうちょうそう)と呼ばれます。
背が高くお洒落でもあり、清楚な感じの花を咲かせます。
この花は、昼の間は花は萎んだ様な花姿で、写真を撮るには適していません。
花は、夕方から咲き始め、当然開花直後が一番綺麗で見栄えがします、
花は、一夜花で、夏の花らしく、翌日昼頃にはピンク色がうすくなり萎んでしまいます、
花が咲くと、蝶が風の中で群がっているように見える所から、名が付いたようで華やかな印象の花です。
科 名 | 風蝶草科 (ふうちょうそう) |
|
属 名 | クレオーメ属 | |
原 産 地 | 南アメリカ | |
植物分類 | 非耐寒性一年草 | |
樹高・草丈 | 80cm~1m | |
開花時期 | 7月~10月 | |
花 色 | 白、ピンク、薄紫 | |
花径・花序 | 4cm~6cm | |
花 型 | 扇状4弁花 総状花序 |
|
生育場所 | 公園 | |
花 言 葉 | あなたの容姿に酔う 小さな愛、風に舞う |
|
撮影月日 | 2012.7.8 | |
撮影場所 | 宗像市 | |
優雅な花ですが、葉っぱ、茎を手で触ると、ヌベーッとした感触が残り、
匂うと脂の様な臭気有り、この匂いを嫌う方も居ますが、
花には匂いはなく、葉や、茎に触らなければ、匂いは感じません、
この匂いに気づかずに、観賞されている方がほとんどだと思います、私もその一人です、
この花の持つ、お洒落で優雅な佇まいが、全てを表しており、人気を支えているようです。
花弁は長い爪部を持ち、扇状の花姿、花冠の何倍もあるピーンと伸びた長いシベを持ち、茎頂に総状に、
次から次に花を咲かせます。
涼しげな、花姿と色合い、沢山の蝶が舞う様に咲くことから西洋風蝶草 (せいようふうちょうそう)と呼ばれます。
撮影 コンパクトデジカメ
アガパンサスはアジサイと同じく、梅雨を代表する初夏の花で、薄紫の花を咲かせ、
色合いから、涼しげに、気持ちを、和ませてくれる花です。
花はクンシランに似た、葉の間から長い花茎を伸ばし、その先にブルーや薄紫色の、花を房状に咲かせます。
葉は、肉厚で冬も常緑、伸びた花茎の先に、3cm~4cmの、沢山の小花を咲かせ、
15cm~20cm前後の、散形花序の花房をつくります。
涼しげな色。
別名 紫君子蘭(ムラサキクンシラン)と呼ばれる様に、君子蘭の花を薄紫色にした様な花姿です、
ただ、君子蘭の花は、彼岸花(ひがんばな)科、クンシラン属なので別科別属の花です。
梅雨の中休みで、咲きそろってきました、
市道側のコンクリート壁の上の斜面のアガパンサス、疎らにアルストロメリア、グラジオラスも咲き始めました。
下2枚 撮影 携帯カメラ、
別の日の、公園前の花壇の斜面に咲いているアガパンサスの花。
思い出して、携帯のカメラ機能を試してみましたが、私のような平面的な写真を撮る限り、
携帯と言えども、私の10年以上前の400万画素のコンデジと比べても、遜色ない感じです。
捩花(ねじばな)は、土手や、芝生で見かける植物で、野草扱いですがラン科の花です。
ラン科の花には珍しく、人間の生活圏内に普通に自生し、ミニサイズながらカトレア等と似た花姿で、
ラン科であることが判ります。
この花の最大の特徴は、茎が捻れて螺旋階段状に花を付けます。
目立たない植物ですが、初夏の草地には欠かせない、清々しさを醸し出す貴重な花で、
アップで見るとラン科の花だけに、雑草とは思えない可愛いらしさが有ります。
茎頂部も、 組み紐みたいな、ねじれ形をしており、自然のアートに目を見張ります。
上1枚、撮影 携帯カメラ
科 名 | 蘭(らん)科 |
|
属 名 | ネジバナ属 | |
原 産 地 | 日本、中国、ヒマラヤなど | |
植物分類 | 宿根草 | |
樹高・草丈 | 10cm~40cm | |
開花時期 | 5月~7月 | |
花 色 | 桃色、白色 | |
花径・花序 | 2mm~5mm | |
花 型 | 蘭型 | |
生育場所 | 公園芝生内、草地 | |
花 言 葉 | 思慕 | |
撮影月日 | 2012.7.8 | |
撮影場所 | 宗像市 | |
公園や道路分離帯などの芝地、川の土手などで良く見掛け、芝生や丈の低い草地に相性が良いようです。
螺旋階段状の、咲き方の法則は決まっていないようです。
花は蘭型花冠、左右相称、中央下部の花弁が大型、特殊化した唇弁でゼリーみたいな質感です。
捩花にも右巻きと左巻きが存在します、下の写真にも左巻き、右巻きが何本かずつ見られます、
ランダムに存在することから、特別な規則性は無さそうな気がします、
ねじれの度合いも様々、結構ランダムです。
上3枚 撮影 コンパクトデジカメ