宗像市 鎮国寺境内紅葉、花の名所で知られている鎮国寺境内が、紅葉で彩られています。
参道路面の銀杏の黄葉及び、モミジの紅葉のコントラストが何とも綺麗です。
鎮国寺 奥の院道登山道口の紅葉。
当地みやま市の、紅葉で名高い、清水寺へ立ち寄ってみました、
ここは、駐車場から山門迄に至る間が800mもあり、
山門から先は、長い急な階段が続き、本堂までなんとも難儀します、
訪問が昨年より少し早く、紅葉の色付きが気になりましたが、写真を撮ってみると、
濃い紅葉の色鮮やかさには欠けますが、そこそこの紅葉で境内の散策を楽しめました。
16:00頃に到着し、始めの時間帯は気になりませんでしたが、
広い境内散策には夕暮れ迫る時間となり、山影に遮られ撮影には手ブレが心配な状態です、
散策には未だ十分ですが、手持ち限界を承知で撮っていますので、手ぶれご容赦を!
真っ赤な紅葉にはほど遠いですが、4?5日もすれば色濃く鮮やかさを増すのではと思います。
陽の当たり具合でそう見えるのかも知れませんが、この辺りの紅葉が一番色付きが濃い場所でした。
それでも場所によってはこの様に、落葉が分厚く積もっています。
上の周回道路より、下の周回道路を望みます、ウイークデイの夕暮れ時間、お二人さんには紅葉がお似合い、
モミジの紅葉は、朝早い時間帯がベストなんですが、今回もこんな時間帯になってしまいました。
秋を彩る、野菊の一つに白嫁菜(しろよめな)は良く知られています、
菊科、多年草、本州、四国、九州の日当たりの良い山地や林の縁などに生えます。
茎高は30cm?1m程度、茎先を散房状に枝別れさせ、直径1.5cm?2cmのやや小ぶりな花を沢山咲かせます。
名前に嫁菜がついていますが、嫁菜の白花種ということではなく、嫁菜とは全くの別種です、
8月?11月頃、白色の小花を沢山咲かせます。
野紺菊と同じ菊科シオン属の花で、野紺菊と同様、冠毛が長い特徴があります、
これに対し嫁菜は冠毛はごく短くほとんど目立ちません。
葉は葉柄が短く、3本の葉脈が目立ち、触ってみるとざらつく感じがします。
別名をヤマシロギク(山白菊)。
秋を彩る、もっとも一般的な野菊の一つが野紺菊(のこんぎく)と言って良いでしょう。
花期は8月?11月、茎高40cm?1m程度、茎先が枝分かれして、数個の花を咲かせます。
花の直径は2.5cmくらい、花色は白色に近いものから淡い青紫色まで色々見掛けます、晩秋に掛け色鮮やかです。
菊科シオン属の多年草、本州、四国、九州の日当たりのいい山野に生えます。
良く似た花に嫁菜(よめな)がありますが、花だけではちょっと区別は至難です、
野紺菊と嫁菜のもっとも特徴的な違いはそう果(種子)の冠毛の長さです、
野紺菊の冠毛は4mm?6mmと長く、長い冠毛で確認できます、
嫁菜は0.5mmくらいでほとんど目立ちません。
また、野紺菊の総苞片の上部は赤褐色を示すことが多く、
嫁菜と違って野紺菊の茎や葉には短い毛が生えており、葉に触るとざらついた感蝕です。
総苞片の上部先端は赤褐色を示します。
青紫色で、長い穂状のビロードに包まれた様な、ふわふわの感じの花が咲き、
アメジストを、思わせるような、深みのある花です。
「アメジスト」とは、「紫水晶」のことで、装身具に用いられる宝石。
花に見える紫?ラベンダー色の花は萼です、
花は目立ちませんが、小さな白色の花が遠慮っぽく付いています。
山薄荷(ヤマハッカ)は、山野の道ばたや、林縁に生える、シソ科の多年草です。
ヤマハッカ(山薄荷)と呼ばれますが、ハッカの香りは無く、まったく無臭です。
茎上部の枝先に、青紫色の、小さな唇形花を穂状につけ、数個ずつ、数段に咲きます。
唇形花冠は長さ7mm?8mm、花は唇形花で、上唇弁は、立ち上がり、内面に、濃い青紫線状と斑紋があります。
下唇弁は、舟形で、前方に突き出し、雄しべや雌しべは、この中に包まれ、隠れた格好になっています。
よく似た花で、シソ科ヤマハッカ属の仲間の、イヌヤマハッカは、四裂した上唇弁に、
濃い青紫線状と斑紋がない事で判別します。
朝鮮朝顔には、50種類近くの仲間があるそうです。
花冠のラッパ形の花弁が2段状もしくは、フリルの八重咲きと、なんとも目立つ変わった姿の、八重朝鮮朝顔です。
朝鮮朝顔は薬草として、珍重されています。
朝鮮朝顔の仲間には、アメリカ朝鮮朝顔、木立朝鮮朝顔、八重朝鮮朝顔が有ります。
今回はその中の、八重朝鮮朝顔で下記のように分かれます。
外見は、ナスの色の目立つ紫色、内面は白色、花径10cm?15cm、長さ30cmくらいの大きな花です。
江戸時代に、華岡青州先生が、外科手術に全身麻酔薬として、最初に使ったことで有名な花で、
薬草として、古くから珍重されています。
八重朝鮮朝顔は花びらの姿が、フレアースカートみたいで華やかです、
色が、綺麗なことで、園芸用としても栽培されています、
口にしたら死に至るほどの猛毒を持ち、日本各地に自生しているので、注意が必要です。
アサガオと名がつきますが、ヒルガオ科のアサガオ類と違い、ナス科の植物です。
科 名 | ナス科 |
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属 名 | チョウセンアサガオ属 | |
原 産 地 | 熱帯アメリカ インド等の熱帯アジア |
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植物分類 | 一年草 | |
樹高・草丈 | 80cm?1m | |
開花時期 | 8月?11月 | |
花 色 | 白・紫・黄色 | |
花径・花序 | 10cm?15cm前後 長さ30cm |
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花 言 葉 | 愛敬、変装 偽りの魅力 |
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撮影月日 | 2010.11.21 | |
撮影場所 | 宗像市 |
こちらは黄花八重朝鮮朝顔
花が成長するにしたがい花深部が見えて来ます、
副花冠弁部が伸びて、全体にフリルが拡がった状態が、開花状態です、
有毒・危険植物成分を多量に含むとは言え、八重朝鮮朝顔の花は観賞用の花として、十分な華やかさがあります、
しかし取り扱いには十分の注意が必要な花と言うことには変わりはありません。
下は、八重朝鮮朝顔の実、
実の直径は、凡そ5cm、今回は撮れませんでしたが、種子には、小さな黒い種が入っています。
熟すと、裂けて、三角状の、平たいゴマ状の、種子が出てきます。
この種が、興奮剤、幻覚剤にもなり大変危険な部位で、取り扱いには、十分な注意を要します。
宗像市内 宗生寺参道の民家の一角の木立朝鮮朝顔、
葉は大きな卵形、花はトランペット形、下に垂れ下がった、長さ30cmにも成る大きな花です。
初夏に咲いていた花が又咲き始めました、寒くなるまで咲き続けます、
花冠は5裂、先端が反り返えり、白、黄色、ピンク色と色々、
夜間に芳香を放ちますが、有毒成分を持ち、取り扱い注意の花です。
別名 大花朝鮮朝顔、エンジェルトランペット。
最近、住宅地でも良く見かける花で、大きな花を下向きに咲かせている姿がよく見掛けます、
上向きに花を咲かせる種類も有り、園芸種としては「エンジェル・トランペット」の方が、お馴染みです。
但し可愛らしい名前にはご用心、およそ、「天使のラッパ」には似つかわしくない程の強い有毒成分を全草に含み、
「取り扱い注意」 の植物のひとつでダチュラとも呼ばれます。
開花は夕方からで、香水の成分にもなる様な、さわやかな甘い香りの芳香を放ちます。
この花は、「愛嬌」たっぷりの姿で、花は美しいですが、姿に反して取り扱いには十分な注意が必要な花です。
科 名 | ナス科 |
全草(根・茎・葉・花などすべての部位)に、幻覚性の、アルカロイドを含む有毒植物で、麻酔薬や喘息薬として知られています。 取り扱い上の注意点。
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属 名 | ブルグマンシア属 | |
原 産 地 | 南米 ブラジル、ペルー、チリ |
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植物分類 | 半耐寒性常緑低木 | |
樹高・草丈 | 2m?3m | |
開花時期 | 7月?11月 | |
花 色 | オレンジ、白、黄色 | |
花径・花序 | 20cm?30cm 長さ30cm? |
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花 言 葉 | 愛敬、偽りの魅力 変装(ダチュラ) |
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撮影月日 | 2010.11.21 | |
撮影場所 | 宗像市 |
下 白花種
サルビアには園芸品種が多く、その中でも白色と紅色のスッキリした花姿の、ホットリップス。
紅色と白色の取り合わせが美しく、見栄えのするサルビアです、
この紅い部分と白い部分の割合は、固定的な物でなく、同じ時期で有ればほぼ同じ紋様ですが、
時期がずれたり、高温時期には、赤系に傾向が現れると言われ、不規則なカラーリングで現れます。
科 名 | 紫蘇(しそ)科 |
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属 名 | サルビア属 | |
原 産 地 | メキシコ原産 | |
植物分類 | 半耐寒性宿根草 | |
樹高・草丈 | 50cm?60cm | |
開花時期 | 5月?11月 | |
花 色 | 赤色、白色 | |
花径・花序 | 20mm前後 | |
花 言 葉 | 家庭の徳・尊敬 | |
撮影月日 | 2010.11.20 | |
撮影場所 | 宗像市 |
春から秋まで、夏場の暑い時期は一休みしますが、何時も花を咲かせており、開花期が大変長い花です。
暑い夏を、涼しげに、演出してくれる、シソ科のサルビア・コクシネア。
妖精を思わせる、赤、サーモン、白の花が、初夏から、晩秋まで咲き、風にそよぎます、
特に、秋が深まってくると、赤色の、 花が冴えてきます。
シソ科、サルビア属、熱帯アメリカ原産、
開花時期 5月?11月、草丈 50cm?70cm、花径 3cm?5cm、花色 赤、白、ピンク、紫など。
花言葉 サルビア全般 燃える思い、知恵、家族愛
サルビアコクシネア・レッド 赤色の品種で、代表的な品種です。
昨年見つけた紫式部(むらさきしきぶ)、バス通りに面した民家の庭、花は撮り忘れましたが実が結実しています、
樹高も私よりも遙かに大きく、小紫みたいに枝が下垂せず、真っ直ぐに枝を伸ばしています、
小紫の実みたいに、実がびっしりと付く感じでなく、段菊の花のように、段々にボール状に実を付けています、
紫式部の実は疎らに付くと言われていますが、そんなことはありません、
小紫の実は枝垂れた枝にびっしり実を付けますが、付き方が違うだけで、紫式部の実もびっしり付けてくれます。
紫式部には、こんな仲間があります、
紫式部という優雅な名前は、初冬に熟する紫色の果実から来ています、
紫色の実の清楚な美しさを、平安美女の「紫式部」に例えたと言う事は良く知られています、
紫式部の木は、園芸種の小紫と比べ、大きくなると5m近く人の背丈より遙かに大きくなり、
花や実は同間隔にまとまった実をつける小紫と比べ、実のつき方がボール状に段々に付く特徴があり、
小紫に比べ、花期も結実も少し遅れ、山野で成長します。
写真は、民家の庭のブロック越しに、真っ直ぐ直立しています。
科 名 | 熊葛(くまつづら)科 |
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属 名 | ムラサキシキブ属 | |
原 産 地 | 日本、中国、朝鮮 | |
植物分類 | 落葉広葉低木 | |
樹高・草丈 | 2m?3m | |
開花時期 | 6月?8月 結実 11月?12月 |
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花 色 | 淡紫色 | |
花径・花序 | 3mm?5mm | |
花 言 葉 | 聡明・上品・愛され上手 聡明な女性 |
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撮影月日 | 2010.11.20 | |
撮影場所 | 宗像市 |
紫色の果実が団子状に丸く付いています、艶々の実の直径 実測 3mm。
紫式部の紫の実は、実測で3mm、ボール状の実の直径 40mm。
小紫の実
白式部の実
皇帝(こうてい)ダリアは、菊科、ダリア属、メキシコ地方原産の、大型植物です。
草丈が、3m?4mにもなる超大型種で、ダリア属の仲間でも、格段に大型の木立性のダリアです、
大型種で有りながら、色合いも良く、当地では民家でも栽培を多く見られ、人気も高い花です。
11 月以降に開花し、結構長い間開花しています。
皇帝ダリアは、ダリアの原種の一つで、草丈が3?4mにもなる超大型種です。
花はピンクで日照時間が短くなると咲くという短日植物で、
木々が紅葉し始める頃、大きな茎を伸ばし、つっかい棒が必要なくらい高く、大きな花を咲かせます。
皇帝ダリアは、茎を花後に、地際5?10cmほどを残して切ってしまいますが、
一夏でグングン伸び、成長は早く、巨大が故に大きさに耐えきれず、茎が倒れているのを良く見掛けます、
皇帝ダリアは、木ではなく草の仲間故に茎は折れ易く、支柱で支えて補強した方が見映えを助けます。
又、八重咲きの品種も有るようです。
写真は、宗像市内 宗生寺参道沿いの民家の庭の皇帝ダリア、
竹みたいな大きな茎ですが、補強して上げなければ途中項垂れるか倒れる姿を多く見ます、
ゲリラ豪雨で崖崩れを起こした山腹の補強工事が完成したばかりで、バックのコンクリートの白さに映えています。
科 名 | 菊(きく)科 |
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属 名 | ダリア属 | |
原 産 地 | メキシコ | |
植物分類 | 半耐寒性球根植物 | |
樹高・草丈 | 2m?4m | |
開花時期 | 11月?12月 | |
花 色 | 淡ピンク | |
花径・花序 | 10cm?15cm | |
花 言 葉 | 華麗、優雅 | |
撮影月日 | 2010.11.20 | |
撮影場所 | 宗像市 |
何しろ大きくなる花で、前のシーズン後に株元でばっさり刈り込まれても一夏でこの通りです、
此方の庭の花は真っ直ぐに伸びています、清々しさを感じる佇まいです、良く見ると竹竿で補強していました。
近所のMさん家の庭の花、
何時も道路際の花壇に咲いている花を撮影させていただいていました、
今日も勝手に撮影を、させていただいておりましたが、窓から姿が見えたからとご主人が出てお出でになり、
庭に案内いただきました。
クレマチス 小鳥用にミカンの輪切りを、数カ所に刺していましたが、
メジロ等50匹くらい飛来すると言っていました、撮影中にもメジロは怖がらずにミカンを啄んでいました。
ストレプトカーパス
ブーゲンビレア
姫林檎(ひめりんご) 姫林檎も3種類栽培しておられ、サクランボより小さい種類もありました。
花梨(かりん)
瑠璃茉莉(るりまつり)
薔薇(ばら)をアーチに這わしたり、鉢植えだったり、株立ち種だったり、数は一番多く奥さんが熱心らしい、
庭の花の開花に気が付いたら遠慮なく撮影にお立ち寄り下さいと誘っていただきました。
サルビア・ミクロフィラ・ホットリップス 此方はMさんの玄関前のサルビア・ミクロフィラ・ホットリップス。
茱萸(グミ)の多くは春に花を咲かせ、夏に赤く熟す種類が多いですが、
苗代茱萸(ナワシログミ)や蔓茱萸(ツルグミ)のように秋に花を咲かせ、翌年の春に熟すものもあります。
苗代茱萸(ナワシログミ)は、茱萸(ぐみ)科、グミ属、常緑低木、開花時期は10/10頃?11/20頃、
茱萸(グミ)の仲間には、夏茱萸、秋茱萸、苗代茱萸が有り、他に園芸品種も多いようです、
暖地の海岸近くに多い常緑低木で、本州中南部、四国、九州の丘陵帯や山地に自生しています。
小枝が棘に変形し、葉は皮質の長楕円形で縁が波打ち互生します、
10月ごろ、葉腋に淡い黄白色の花を下垂させて咲き、花弁のように見えるのは萼片です、
果実は翌年の4月から5月ごろ、ちょうど苗代をつくる時期に赤く熟します、
材は粘性が強く、道具の柄や囲炉裏の自在鈎などに使われます、
別名に、タワラグミ(俵茱萸)、トキワグミ(常盤茱萸)。
民間では果実を乾燥煎じ、下痢止め・咳止めなどに用います。
普通のグミは春に花をつけますが、苗代茱萸(ナワシログミ)は10?11月ころ、
葉の腋に数個の花(正確には萼筒)を下向きにつけます、
萼筒の長さは10mm以下で花冠は4裂し、その外側に褐色と銀白色の鱗片が密生しています、
葉の表は濃緑色で光沢がありますが、裏は淡い褐灰色で、こちらにも鱗片が密生しています。
また葉の縁が波打っているのが特徴的です。
花を下垂させますが、時にへそ曲がりが居て上を向いた花があります。
道端や、土手などに自生するナス科の落葉樹、樹高はそれ程大きく為らず、せいぜい1m?2m程度、
若枝には鋭い刺があり、夏?秋に掛けに淡紫色の花を見せる枸杞(くこ)の花。
秋?冬に掛け赤く熟した実を見ることが出来、クコ酒、クコ茶などとして古くから強壮薬として知られています。
花を見るとナス科の植物です、花が咲いてから日数が経過すると、花の色がだんだん変わります。
撮影 コンパクトデジカメ
科 名 | 茄子(なす)科 |
==クコの特徴===
==クコの利用===
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属 名 | クコ属 | |
原 産 地 | 日本、台湾、朝鮮半島、中国 | |
植物分類 | 落葉低木 | |
樹高・草丈 | 1m?2m | |
開花時期 | 9月?10月 | |
花 色 | 淡紫色または白色 | |
花径・花序 | 10mm前後 | |
花 言 葉 | お互いに忘れましょう | |
撮影月日 | 2010.11.7 | |
撮影場所 | 宗像市 |
少し引いてみます、撮影場所は、畑の続く畦道
一旦定着すると匍匐茎を伸ばして増え続け、数年後にはまとまった群落となる様ですが、
この株は5?60cm、わざわざここに植えられた物には思えず、鳥に運ばれたかで生長した様に見えます。
下 宗像市旧赤間宿街道筋の、民家の側の、空き地で見つけた枸杞(くこ)の実???、
じつは、この写真は、今年1月31日に撮影したものですが、名前が確定出来ず、お蔵入りしていました、
この秋に花が咲いているのを確認して、枸杞(くこ)の実と確定出来ました。
この実は山茱萸(さんしゅゆ)の実にそっくりです。
枸杞(くこ)の実は、思っていた以上に利用されているようです、
滋養成分として、βカロチンが大量に含まれ、
アミノ酸やビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、ニコチン酸なども含まれ。
多糖類と呼ばれる解毒効果・免疫調整効果のある成分も含まれ、老化防止の効果も見込まれるそうです、
女性の肌質の改善に、美肌・ニキビのない肌・毛穴の開き・コラーゲンなどの悩みが改善され、
思っていた以上に、嬉しい効果が期待されている花木でした。
下3枚は、2009年11月10日に撮影、住宅団地の中の空き地の隅っこに咲いていた、枸杞(くこ)の花
成長間もない幼い株で、他の雑草と混在していましたが、真っ赤な実は既に生っていました。
近くの広葉樹林、針葉樹林、実の生る樹林と自然林を上手く利用した自然公園では、
ヒヨドリバナ属の花が沢山見られます、藤袴(ふじばかま)+裂葉鵯(さけばひよどり)+鵯花(ひよどりばな)等、
福岡県森林浴100選の野鳥観察コースとしても知られている、散策コースで一日ゆっくり観察です。
秋の七草のひとつで、かつては日本各地のいたるところで群生していました。
芳香があり、昔から日本人に親しまれてきた草花です。
しかし、環境の変化などの自然破壊から、今では野生状態のものが極端に少なくなっています。
環境省レッドデータブックでは、絶滅危惧?類にリストされています。
科 名 | 菊(きく)科 |
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属 名 | ヒヨドリバナ属 | |
原 産 地 | 日本、朝鮮半島、中国 | |
植物分類 | 耐寒性宿根草 | |
樹高・草丈 | 1m?1.5m | |
開花時期 | 9月?11月 | |
花 色 | 藤色、白 | |
花径・花序 | 5mm前後 花序 5cm?10cm |
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花 言 葉 | ためらい、遅延、躊躇 あの日を思い出す、優しい思い出 |
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撮影月日 | 2010.11.7 | |
撮影場所 | 宗像市 |
これがフジバカマの葉っぱ、
ヒヨドリバナによく似た花ですが、ヒヨドリバナの葉が長楕円形なのに対し、
フジバカマの葉はまるで3枚の葉の様に深く分かれています、
3枚の葉っぱに見えますが、厳密には、一枚の葉っぱが深く3裂し3枚に分かれたものです。
草丈は1mほどで茎の上部で4?5本に枝分かれし、散房状に淡い紅紫色の小さな花をたくさん咲かせます。
花は大変小さな筒状花、花冠先端に特徴的な、長いシベを突き出している、
筒状花の花芯は、濃紫の雌しべの花柱を長々と突き出し、柱頭は先端で2裂し真っ白、もじゃもじゃに見えます。
花の造りは、ヒヨドリ花属の仲間は皆大変似ており、花だけで判別は至難です。
草丈50cm?1mになるヒヨドリバナ属の仲間です、
キク科 ヒヨドリバナ属、花期は9?11月、
葉は3?4深裂、葉の裏面は淡緑色で腺点はなく、頭花は散房状に密に付きます。
頭花は茎頂に密散房状につき、総苞は長さ5?6mm。
山地に生える多年草。
この葉っぱが特徴、葉は対生、普通3?4深裂し、裂片は長楕円形または被針形。
鵯花(ひよどりばな) 白花種
鵯花(ひよどりばな)に良く似た花には、
藤袴、丸葉藤袴、、四葉鵯(よつばひよどり)、澤鵯(さわひよどり)が有り、
その仲間は、皆大変似ており、花だけでは区別は至難で、葉っぱの形状、付き方、鋸歯の有無等で区別します。
鵯花は、淡紫色または白色の小さな筒状花が集まって、散房状に咲かせる菊科ヒヨドリバナ属の多年草、
茎は、紫色の斑点や短毛があり、葉はざらざらして、短い葉柄が有り、葉は対生します、
藤袴の葉は深く3裂(3枚に見える)しますが、鵯花や四葉鵯の葉には切れ込みはありません、
また、鵯花の葉が対生するに対して、四葉鵯の葉は3?4枚輪生します。
枝先の花は、散房花序、白色?紅紫色の花を咲かせます、
頭花は五個の管状花(筒状花)は五裂、花柱の先端が2裂分枝して長く伸ばし、もじゃもじゃしています。
近くの公園の市民農園周回道路林縁に、細葉沙参(サイヨウシャジン)が、沢山咲いています、
桔梗(ききょう)科の花ですが、花は小さく5mmほど、釣鐘状の花は、茎に壇状に輪生します、
細葉沙参(サイヨウシャジン)は、シャジン(沙参)の細葉形という意味で、釣鐘人参の仲間です。
釣鐘人参の仲間は変異が多く、葉の形での区別は容易でなく、
細葉沙参(サイヨウシャジン)は、釣鐘人参に比べて、花冠が大変小さく先端が壷状に絞られ気味、
雌しべが花冠面より長く突き出ている特徴があります。
下、この場所は、広大なこの公園の市民農園エリア、
いつもは、枝豆栽培、サツマイモ栽培、ジャガイモ栽培、ピーナツ栽培エリアで、
場所柄、収穫期には市民に収穫開放される農園の一角です、この為、
山野草には縁遠い地形のため、それ程山野草を見つけらる場所として見ていませんでした。
出張明けで、目的は無くぶらっと遊びがてら園内散策です、
休日でもあり、秋の収穫の時期で、収穫体験でお子さん連れで賑わっていました、
こういうアットホームな光景は何時見ても良いですね、
滅多に来ないこのエリアでしたが、このエリアの斜面には、細葉沙参(サイヨウシャジン)の花を始め、
山薄荷、キツネノマゴ、露草の仲間、ミントの仲間等々色々見掛けます。
科 名 | 桔梗(ききょう)科 |
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属 名 | ツリガネニンジン属 | |
原 産 地 | 日本、朝鮮半島 | |
植物分類 | 常緑多年草 | |
樹高・草丈 | 40cm?1m | |
開花時期 | 8月?10月 | |
花 色 | 淡青紫色 | |
花径・花序 | 5mm前後 長さ20mm | |
花 言 葉 | ||
撮影月日 | 2010.11.3 | |
撮影場所 | 宗像市 |
=== 細葉沙参と、釣鐘人参の違い ===
細葉沙参 | 釣鐘人参 | |
葉っぱの形状 | 葉は釣鐘人参より狭い(細葉)、鋸歯有り | 細葉沙参より広い |
愕の鋸歯の有無 | 萼は5裂、糸状線形 長さ約4mm | 鋸歯が有る |
茎の枝分かれ | 枝分かれしている | 茎一本 |
花冠の先端の絞り | 花冠の先は絞られた壷形 | 絞られてなく釣鐘形(寸胴) |
雌しべの長さ | 花冠の先、随分長い | 可成り短い |
枝先の花序は、茎から輪生状、2?3個の小さな釣り鐘状の花を、枝先に疎らに付けます、すっきりと花姿。
花は釣鐘型花冠、花冠は5裂、
花冠径 実測 約5mm、長さ 約10mm、
花冠面先端より突出した花柱の長さは10mm、全長 20mmと大変長く目立ちます、
花冠の先端は、シベの成熟度に従い、開放、やや絞られた壺形から、閉じた状態になります、
萼は5裂、糸状線形 長さ約4mm。
花は釣鐘型花冠、花冠は5裂、
花冠径 実測 約5mm、長さ 約15mm、
花冠面先端より突出した花柱の長さは15mm、全長 30mmと大変長く目立ち、柱頭は3裂します、
この様に雄しべと雌しべの成長度合いに、タイムラグを持たせ自家受粉を防止する対策を身につけた物です、
長い生物進化の間で培われた、自家受粉を防止する能力を身につけたもので、
「自分以外の遺伝子」を取り込もうとする、種の保存のひとつの方法を身につけたものです、
この様な、雄しべ、雌しべの成熟に時間差を持たせる花を、
雄蕊先熟花(ゆうずいせんじゅくか)と呼ばれる花で、こういう能力を身につけた花の種類は多いです。
お断り
業務多忙の折り、一週間ほどお休みさせていただきます、ご了承下さい。
久しぶりに公私とも開放された週末の一時、
ここは福岡県森林浴100選の野鳥観察コースとしても選定されている、私の取材ポイントの一つです、
49.1ヘクタールの広大な園内は、広葉樹林、針葉樹林、実の生る樹林と自然林を上手く利用した自然公園です、
散策コースは、「A」「B」「C」各5kmの散策ロードコースが有り、
園内には、見晴らしの丘展望台、望みの丘展望台、ふれあいの丘展望台があり、
立冬を前にした秋晴れの小春日和の、スポーツゾーン、芝生エリアの児童公園はお子さん連れで賑わっていました。
周回道路の斜面に拡がる石蕗の花の群落、谷間の陽が差す場所の黄色の花は、眩しいくらいでした。
トラデスカンティア・シラモンタナは、
露草の仲間で、花は紫露草、紫御殿と区別が付かないほど良く似ていますが、
葉っぱ及び茎は、株全体に白い長い軟毛で覆われ、白いベルベットのような質感を持っています。
神秘的な葉を持ち、パープルピンクの花を咲かせます。
科 名 | ツユクサ科 |
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属 名 | トラデスカンティア属 | |
原 産 地 | メキシコ | |
植物分類 | 常緑多年草 | |
樹高・草丈 | 30cm?50cm | |
開花時期 | 5月?11月 | |
花 色 | 薄紫 | |
花径・花序 | 20mm | |
花 言 葉 | 密かな恋 乙女の真心 |
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撮影月日 | 2010.11.3 | |
撮影場所 | 宗像市 |
少し経ちましたが、常盤露草(ときわつゆくさ)、
初夏の頃、露草(ツユクサ)の葉っぱに似た葉を持つ常盤露草(ときわつゆくさ)、
花は純白で、露草とはまるっきり違う雰囲気です、
花を葉腋に1?3個ずつ付け、葉は先端が尖った長楕円状卵形をしており全草でほぼ無毛、
露草(つゆくさ)科、ムラサキツユクサ属、南アメリカ原産、常緑多年草、
草丈 20cm?50cm、花色 純白、花径 10mm?15mm、開花期 6月?8月。
通常は花弁3枚ですが、何と、花びらが4枚の(大)紫露草、四つ葉のクローバーを探し当てた様な感覚!
神郡宗像に、菊の季節が到来です。
毎年開催されている、西日本菊花大会も、第40回を数え、九州各県を中心に、
全国の、菊花愛好家が、 丹精こめて作り上げた、銘花、約3000鉢が、境内、所狭しと展示されます。
この大会には、最高賞が、内閣総理大臣賞、その他に、各大臣賞が、11本授与される事になっており、
その他、県知事賞、大社賞、その他、たくさんの、賞が準備されております。
別名 「菊作り九州ナンバーワン決戦大会」と呼ばれ、
名誉の受賞を目指し、丹精込めた作品が多数出品されております。
期間中は、観菊者、七五三詣での、家族連れなどで、賑わい、華やぎます!!
第40回 西日本菊花大会
また菊苗・菊鉢・一般植木の販売は、参道及び会場販売ブースで植木屋さんが、たくさん出店されています。
宗像市観光協会の運営する豪華景品が当たる、「菊みくじ」、「茶屋」など、例年開催されています。
期間中 宗像歴史観光ボランティアの会による無料境内案内所が開所しています。
写真は開会直後で未だブースの工事を行っている箇所もあり、
開催日程が長く、菊の花も開会当日に合わされている様子はなく、
多くは七五三の頃に合わされている感じを受けるくらい開花は進んでおりませんでした。
下 同時開催中の 七五三詣用、記念写真撮影コーナー、
菊の花の開花は十分ではありませんが、このコーナーは見ているだけでアットホームな雰囲気で楽しい。
親の一生懸命さに比べ、お子さんは今ひとつ、でも女の子の着物姿は可愛い。
下 内閣総理大臣受賞作品その他、
開催案内だけに止め、後日追加分をUPさせていただきます。
庄助ふるさと村園内ハウス内で見つけた珍しい花、
シベの造りが、紫紺野牡丹(しこんのぼたん)のような雰囲気を持つ初めて見た花です、
ハシカンボク(波志干木)「さくらこまち」とタグがついています、
タグには下記表記有り、
ノボタン科、プレディア属、原産地 日本、花色 ピンク、白、
ハシカンボク(波志干木)の品種改良品種、「さくらこまち」と言う商品名で詳細不明です。
撮影 2010.11.3
シベの雰囲気がノボタンを思い起こす造りで、常緑性の低木 高さ0.3?1m、
葉は対生で、卵形または狭卵形、卵状長楕円形、
開花時期8月?10月、花径 凡そ15mm、花弁は3枚の物と4枚の物が見られます、
黄色の花糸の先に付く、反り返った紫色の4?5mmの、長い葯の雄しべ4本が大変目立ち、
黄色い葯の短い2.5mmくらいの小さな雄しべ 4本、合計8本の雄しべを持っています。
撮った写真では見難いですが、雄しべの数が不規則に、ごちゃごちゃしており本数が確定出来ません、
花弁も3?4枚と不規則だし、花葉の分類に特定性を持つ分類の花から外れる種類かも知れず、
又十分成長した時点の花かどうかも不確実で、少し観測を続けて見る必要があるようです。
尚、ハシカンボク(波志干木)は、鹿児島県屋久島、沖縄に自生するノボタン科ハシカンボク属、の花です。
この花には花芯部より下部に伸びる雌しべが確認できます。
長期出張から帰って参りました、
留守の間も暖かいコメントをいただき心より感謝申し上げます、
皆様には、ご無沙汰続きでお許し願います、
出張先での待遇は最高で実り多き出張でしたが、帰宅後、体調今ひとつで元気が出ません、
また取材も出来ていませんので、暫く更新不規則に陥りそうで、大目に見て戴ければ幸いです、
紅葉もぼつぼつのNewsも目にします、どうぞ良い秋を満喫されてください。