「下」 花に想いを!! サルビア・ウルギノーザ(英名 : ボッグセージ )
サルビア・ウルギノーザは、ハーブとして栽培され、ラベンダーセージに、似ていますが、花は、一回り小振りで繊細。
涼しげなスカイブルーの花は、サルビア特有の、唇形をしており、下唇部の花心部より伸びて見える白い線は、
受粉の為、虫を導く、蜜標の役割りを、担っていると言われます。
比較的浅い、ロート花筒を持つ、青い花の、サルビアに多く見られ、昆虫は、これを目印に、花粉や蜜を、探しに来ると言われます。
写真は、コントラストが強い、被写体のため、大部アンダー気味で撮っていますので、色が濃く見えますが、見た目は、もう少し、軽いブルーの色です。
科 名 | シソ科 | 属 名 | サルビア属 | 原 産 | 南米 |
性 状 | 多年草(半耐寒性) | 樹高・草丈 | 1.2m?1.5m | 開花時期 | 8月?10月 |
花 色 | 薄青・スカイブルー | 花径・房径 | 15mm?20mm | 花 言 葉 | 永遠の友 |
撮影月日 | 2007.9.26 | 撮影場所 | 宗像市内 |
別名 : ボッグセージ 流通名で、こちらの方が知られています。
サルビア・ウルギノーザの花の草丈は、意外と高く、1.5m弱有り、弱い風でも、ユ?ラユラ、風に揺れ、涼しげなスカイブルーの花が、優雅に揺れて呉れます、撮るには困った風でも、見ている分には、なかなかの風情をもたらせてくれます。
これが、良く知られている、ラベンダーセージの花。
「下」 風船唐綿(フウセントウワタ) 繊毛の旅立ち。
花よりも、実の方で、知られている、フウセントウワタ(風船唐綿)が、熟れるて来ました。
実が熟れると、パチンとはじけ、中の白い繊毛状の、羽をつけた、黒い種が弾け、優雅に風に乗って、
トウワタ、タンポポと同じ様に、楽しい光景を見せて呉れます。
球状で、袋状の表面に、柔らかい、トゲトゲを持った、変わった形の、風船唐綿の実の、繊毛が盛りです。
2007.8.5に投稿しております、===> フウセントウワタ(風船唐綿)の記事 も、良かったらご覧下さい。
この繊毛が、風に乗って、フワフワ飛んでいきます。
和名 : ふうせんだまのき、 フウセンのように、膨らむ植物として、フウセンカズラと共に、知られております。
科 名 | ガガイモ科 | 属 名 | フウセントウワタ属 | 原 産 | 南アフリカ |
性 状 | 常緑低木、半耐寒性 | 樹高・草丈 | 1m?2m | 開花時期 | 8月?9月 |
花 色 | 白 | 花径・房径 | 約 1.5cm | 花 言 葉 | 隠された能力、 いっぱいの夢 |
撮影月日 | 2007.9.27 | 撮影場所 | 宗像市内 原町 |
本日の写真は、2007.9.27に撮影の物で、
花の開花、開花直後の幼い実、実が熟して、種の状態が、全て見られる時期です。
花の後の実、この実は、凡そ2cmくらいの小さな物で、実が熟れるに従って、7cm?8cmの、大きなトゲトゲを持った、風船の実に成長します。
白色の花、凡そ、1.5cm位で、目立たない花です。
風船唐綿の花は、唐綿の花と同じ形をしています、但し、唐綿は、真上を向いて赤と黄色の派手な色の花ですが、
この風船唐綿の場合、大きさはほぼ同じですが、下を向いて咲き、白色で目立ちません。
花が同じ形状なので、同じ唐綿と付けられた見たいです。
「下」 蝦蛄葉サボテン (しゃこばサボテン)
蝦蛄葉サボテンは、サボテンとは、言っても、刺の有る、一般的なサボテンとは、随分違う姿をしています。
多肉質の、扁平な茎節の縁に、ギザギザの突起があり、寿司屋さんの、メニューにある、蝦蛄(しゃこ)に、似ている所から付いた名前です。
花は、紅やピンク、白などの、艶やかな色彩で、おしべ群の束と、赤紫色の、雌しべの、コントラストに、華やぎを生み、独特の華麗さが、大空を翔る鳳凰のような印象を与える、素晴らしく綺麗な花です。
科 名 | サボテン科 | 属 名 | ジゴカクタス属 | 原 産 | ブラジル |
性 状 | 常緑多肉性植物 | 樹高・草丈 | 20cm?30cm | 開花時期 | 10月?翌3月 |
花 色 | 赤、桃、白、黄色等多彩 | 花径・房径 | 5cm?8cm | 花 言 葉 | 一時の美 |
撮影月日 | 2007.9.26 | 撮影場所 | 宗像市内 |
別名 : クリスマス・カクタス、クリスマス時期に出回るので、付けられたようです。
花弁の縁、花弁の先端に行くほど紅紫、花心部は純白、花芯に向かっての、ピンクのグラデーションが綺麗。
この種は、雌しべ及び、花弁の花心部の合着部分が、紅紫の純白種です。
「下」 ロベリア
ロベリアの花は、蝶の様な小さな花を、株一杯に、賑わしく咲かせてくれ、魅力的な花です。
園芸品種も多く、色合いも楽しめます、スカイブルーの種類は、サントリーが開発したロベリアらしいです。
草丈が低く10cm?15cm程度で、鉢や、プランターで、栽培するのに向いています。
科 名 | キキョウ科 | 属 名 | ロベリア属 | 原 産 | 南アフリカ |
性 状 | 一年草、半耐寒性 | 樹高・草丈 | 10cm?25cm | 開花時期 | 4月?9月 |
花 色 | 青、紫、ピンク、白 | 花径・房径 | 凡そ 15mm?20mm | 花 言 葉 | 謙遜、譲る心 |
撮影月日 | 2007.9.25 | 撮影場所 | 宗像市内 |
ロベリアは、別名、ルリチョウソウと呼ぶように、小さな、蝶のような雰囲気で、上の2本の、ウサギの耳みたいな感じの、花弁が目立ち、花を沢山咲かせます。
花径 1.5cm程度で、花色は青、紫、ピンク、白などで、開花期間が長いので、十分楽しめる花です。
「下」 横顔を、とくと見つめると、こんな感じです。
全国的に、高温傾向が続いていますが、当地も平均気温が5℃以上高い日が続いておりました。
昨日は、久しぶりに、気温26.5度、湿度も低く、からっとした秋晴れの一日でした。
「下」 紫色の優美な美しさ、紫式部の実
ご近所さんの庭に、紫式部の鮮やかな実が目立ち始めました、お願いして、撮らせていただきました。
紫式部、小紫(コムラサキ)と、聞かれて、連想するのは、紫色に、艶やかに光る、高貴な、雰囲気を漂わせる、
優美な、実の美しさで知られ、その、紫の実の、優雅さは、万人が認めるところです。
一般に、庭などに、植えられているのは、紫式部と言われていても、実際は、本当の、紫式部ではなく、小紫(コムラサキ)と言われております。
この、小紫(コムラサキ)の方が、鑑賞価値が高く、こちらを紫式部と呼ぶ場合が、現在では、普通になっていると言われます。
紫式部と、小紫(コムラサキ)の、区別は難しいですが、次のように言われています。
また、紫式部と言う、優雅な名前は、秋に、熟する、紫色の果実から来ており、
花は、淡紫色ですが、あまり目立たない為、もっぱら、この美しい果実の方が喜ばれています。
科 名 | クマツヅラ科 | 属 名 | ムラサキシキブ属 | 原 産 | 日本、中国、朝鮮 |
性 状 | 落葉広葉低木 | 樹高・草丈 | 2m?3m | 開花時期 | 花 6月 実9月?10月 |
花色・実色 | 淡紫 | 花径・実径 | 2mm?3mm | 花 言 葉 | 愛され上手、上品、聡明な女性 |
撮影月日 | 2007.9.25 | 撮影場所 | 宗像市内 |
庭木として栽培される、紫式部は、実際は、小紫(コムラサキ)であり、山野に生える落葉低木です。
秋になると、紫式部にたとえられる、紫色の、優美な実は、どちらも、見分けが付かない位の、優美な、色合いの実を付けます。
上品な、紫の実、この実に限り、雰囲気を壊すみたいで、アップはしない方が、良かった感じです。
「下」 黄花コスモス
9月も月末近くに成るも、相変わらず、高温傾向は変わらず、平年気温より、凡そ5度以上の高温で有ると、
放送していました。
しかし、朝方は、20度近くに下がるようになり、秋の趣を感じるようになってきました。
彼岸花の便りも耳にするようになり、初秋の便りは、当地にも、確実に近づいて来ております。
公園の、駐車場の斜面では、黄花コスモスが、満開に見えます。
キク科コスモス属、メキシコ原産、草丈60cm?Max1.5m、花径は4cm?5cm、
花色は、オレンジ色・黄色・クリーム色・緋紅色などがあり、一重・八重咲きがあります、
葉っぱが菊(特に春菊)に似ています。
花はコスモスに似ていますが、コスモス属の「秋桜」とは、別の仲間です。
ご案内。
ニックネーム(Digital_Photo 花遊悠)は、記事に似合った名前にしました。
Digital_Photo 花遊悠、もしくは、花遊悠で、呼んで下さい、何れでも構いません。
従前同様お付き合い下さいます様お願いいたします。
「下」 キンポウジュ(金宝樹)
ご近所さんの庭に、以前から気にしていた、紅いブラシ状の花が、目立ってきました。
布団干しをしている、奥さんの姿を見つけ、了解を戴き撮らせていただきました。
花の主は、金宝樹(キンポウジュ)、花は光沢があり、花が、ビンを洗う、ブラシに似ています。
遠くからでも大変目立つ、個性的な、雰囲気の庭木で、ワンポイントとして良く映え、縁起の良い名前の木だと思えます。
オーストラリア原産の金宝樹の花は、日本的な花の、イメージとは、随分かけ離れた、姿で、目を引きます。
このお宅には、紅色の金宝樹ですが、白い花の咲く、品種もある様です。
科 名 | フトモモ科 | 属 名 | カリステモン属 | 原 産 | オーストラリア |
性 状 | 常緑広葉低木 | 樹高・草丈 | 2m?4m | 開花時期 | 春 : 4月 秋 : 9月?10月 |
花 色 | 赤、白 | 花径・房径 | 花序 10cm?20cm | 花 言 葉 | はかない恋 |
撮影月日 | 2007.9.221 | 撮影場所 | 宗像市内 |
別名 : ブラシの木、カリステモン
成木になると、樹冠一杯に、紅い、ブラシ状の花を咲かせ、豪勢に見えますが、この木は、未だ幼木で、2mにも満たない小さな木です。
この木一本に、咲いている花は、せいぜい10個?15個程度で、全体の豪華さは、数年先になりそうです。
この花の付き方の特徴が、下のように、花の先端から、又枝が伸びます。
枝の回りに、花の腕章を付けたような感じで、枝の一周に花が付いております。
花と表現いたしましたが、一般的な花の形はなく、花柄・萼片・花弁等が見えません。
雄しべの、花糸だけで構成されている様に見える、一寸変わった花です。
春と、初秋に、年に2?3回開花するそうです、ブラシの、毛のように見えるのは、長く突き出た雄しべです。
「下」 紅葉葵 (もみじあおい)
ご近所のYさん宅、個人で温室を持っておられる、時々花の撮影に、お邪魔させて戴き、お世話になっています。
庭の一角に、モミジ葵の花が咲いているので、又お邪魔させて戴き、撮らせて戴きました。
科 名 | 葵(あおい)科 | 属 名 | フヨウ(ハイビスカス)属 | 原 産 | 北アメリカ |
性 状 | 耐寒性宿根草 | 樹高・草丈 | 1m?2m | 開花時期 | 7月中旬?9月 |
花 色 | 紅 | 花径・房径 | 15cm?20cm | 花 言 葉 | 温和 |
撮影月日 | 2007.9.22 | 撮影場所 | 宗像市内 |
別名 : 「紅蜀葵」(こうしょくき)
ハイビスカスや、フヨウの仲間で、良く似ています、花弁は平らに開ききり、合着した雄シベと、雌しべは、ハイビスカスと良く似ており、花弁が少し細く、萼がはっきり見える構造です。
葉が互生して、深く切れ込み、紅葉の葉に、似ているのでこの名前になったようです。
長く突きだした構造のシベの構造、ハイビスカスとそっくりで、葵科の他の仲間の構造と特徴を共有しております。
水引 (みずひき)の花は、上から見ると赤く見え、下から見ると白く見えます、
そこを、祝儀袋の紅白の水引に見立て、水引の花の名前の由来になっております。
この、水引 (みずひき)の花は、独特の細い茎に、米粒に満たない、小さな花を付ける花ですが、
あまりにも、小さい花なので、花に、余程近寄って、確認しないと、花を見つける事が出来ない、
そんな花ですが、良く見ると、花は紅白、なんとも、お目出度い花です。
水引 (みずひき)は、日本各地に自生する野草、公園、河原、野原、林の川沿いのあちこちに自生します。
この水引 (みずひき)の根を、金綫草根と呼び、漢方薬に用いられております。
打撲骨折、吐血、腹痛や、下痢に効果があるといわれています。
科 名 | 蓼(たで)科 | 属 名 | タデ属 | 原 産 | ヒマラヤから中国の高山帯 |
性 状 | 宿根草 | 樹高・草丈 | 40cm?80cm | 開花時期 | 8月?10月 |
花 色 | 花弁外側 紅 内側 白 | 花径・房径 | 2mm?3mm | 花 言 葉 | 慶事、祭礼 |
撮影月日 | 2007.9.13 | 撮影場所 | 宗像市内 |
別名 : 水引草(みずひきそう)
「下」 花の大きさは、米粒の半分位です、円筒状、あるいは、卵状の、総状花序に、明るい紅(ピンク)色の花が、斜め下を向いて咲きます。
見る角度により、上から見ると、紅く、下から見ると白色に見えます。
花弁は4枚、5本の雄シベ、2本の花柱を持っております。
「下」 水引の花の、種
水引の、花弁は4枚、5本の雄シベ、2本の花柱を持っており、そう果は、花被片に包まれて熟します、
果実が熟すに従って、この花柱が、花後も残って成長し、先端がカギ状になって、果実の先端から突出します。
このカギが動物や衣服に、ひっかかり遠方に運ばれる役目をします。
水引としていますが、シンミズヒキ(新水引)のようです。
同じ様な植物で、オナモミの仲間が知られています、一般に、ひっつきむし、くっつきむし、の名前で知られています。
露草 (つゆくさ)は、雑草っぽいが、何とも、魅力的な、美しい青紫色の花を咲かせる、逆光に、透かして見ると、花弁の美しさは、この上も無い、爽やかな美しさがあります。
朝露を、受けて咲き始める、露草ですが、午後になると、萎んでしまう一日花です。
露草 は、単子葉植物ですので、花の各部は、3をベースにした、倍数のはずですが、どうみても、花弁は、2枚にしか見えません。
良く見ると、もう1枚、下部に、小さく白透明な色で、包葉の中に、隠れてしまいそうな造りです。
大きな耳の、「ミッキーマウス」を、思わせる、 風情を感じます、イメージにぴったりの良い名前で、早朝、まだ露が、残っているうちが、写真の狙い目です。
科 名 | 露草(つゆくさ)科 | 属 名 | ツユクサ属 | 原 産 | 日本、中国、シベリアなど |
性 状 | 一年草、非耐寒性 | 樹高・草丈 | 20cm?50cm | 開花時期 | 7月?9月 |
花 色 | 青紫、白 | 花径・房径 | 1.5cm?2cm | 花 言 葉 | 尊敬 |
撮影月日 | 2007.9.2 | 撮影場所 | 宗像市内、自然水辺公園 |
ミッキーマウスの耳に似た、青紫の上部2枚の花弁、下の白透明の花弁、そして、雄しべ、雌しべの配置関係、バックの、豆袋の、立体感を出したかったのですが、今ひとつでした。
早朝に開花し、午後には萎む、一日花の宿命で、昆虫による受粉が期待できないため、受粉には、特別の才能を持っているようです。
開花中は、雄しべは、花糸を自分で、カールさせて、先端の葯を、雌しべに、受粉させる能力があると言います。
確かに、雄しべが、カールしているのが、見えます。
また、花は、午後には萎みます、この時、花柱も、雄しべも、螺旋状に巻き込まれ、綴じ込まれる動作の中で、柱頭が、雄しべの葯に触れ、自家受粉が行われる仕組みです、自然の、能力ってすごいです、あらためて驚いています。
昆虫の助けを必要としないためか、花の造りは、特異です。
花弁3枚、 青紫の上部二枚、下部の、小さめの白透明の花弁一枚。
雄しべ6個 花糸が長い2本(花粉が有る)、中ぐらいの花糸の分が一本、短い花糸の分が三本 雌しべ一個。
アベリアは、白ツクバネウツギとアベリア・ユニフローラの交配種と記述されています。
性質強健で、排気ガスにも強く、都市緑化樹として、広く利用されています。
最近は、国道の、中央分離帯、測道の生け垣、公園の垣根に、よく利用されている、お馴染みの花木で、
花は小形ですが、非常によく咲き、初夏から晩秋まで、何時までも、何時までも、長く咲き続ける、大変目立つ、美しい花木です。
名前の由来は、
実の形が、お正月の、「追羽根」の羽根に似ており、枝の茂る様子が「空木」に、似ていることから来ています。
科 名 | 吸葛(すいかずら)科 | 属 名 | ツクバネウツギ属 | 原 産 | 中国 |
性 状 | 半常緑低木、耐寒性 | 樹高・草丈 | 1m?2m | 開花時期 | 6月?10月 |
花 色 | 白、ピンク | 花径・房径 | 10mm?15mm | 花 言 葉 | 謙譲 |
撮影月日 | 2007.9.10 | 撮影場所 | 宗像市内 |
別名 花園衝羽根空木 (はなぞのつくばねうつぎ)
初夏から、秋の終わりまで、細い枝木から分枝した枝先に、釣鐘状の小さな、白花を多数つけます。
小さな葉は、光沢のある緑色をしており、秋には、わずかな紅葉を呈します。
花が落下しても、衝羽根(つくばね)型の、紅い萼片を残しており、一見花のようにも見えます。
余りにも馴染みの花ですが、良く見ると。。。こんな感じの花です、産毛が一杯生えています。