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醍醐寺~下醍醐から上醍醐へ
7月10日(日)晴れ
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久しぶりに京都へ行って来ました。
行った先々で西国三十三カ所の御朱印を頂いているのですが、数年経っても満願にならず、ウオーキングのオフシーズンを利用して、まだご朱印が頂けていないお寺を参拝しようと思っています。
今回参拝するのは京都市伏見区の醍醐寺です。
醍醐寺は、秀吉の「醍醐の花見」が開催された場所です。
もともとは桜の名所ではなかったのですが、秀吉が花見の数ヶ月前にこの場所で花見がしたいと言い出し、わずか数か月の間に約700本の桜を移植し、花見会場にしたそうです。
スケールの大きな話です。
花見の数か月後に秀吉が亡くなっていますから、自分の死期を悟って、人生最後の華やかなイベントを開催したかったのでしょうかね。
醍醐寺は今では桜の名所として多くの観光客が醍醐寺を訪れます。
市営地下鉄東西線・醍醐駅から歩き始めます。
いきなり醍醐寺とは反対側に出ちゃってUターン(^-^;
てくてく醍醐寺目指して歩いて行きます。
正面に見えているのが醍醐山かな?
ヒマワリが咲いていました。
すっかり夏ですね。
歩いて10分程で醍醐寺の総門に到着です。
唐門。
仁王門。
拝観料を払い、中に進みます。
国宝の金堂。
とても美しい五重塔。国宝です。
京都府下で最も古い木造建築物だそうです。
不動堂。
観音堂。
こちらでご朱印を頂きました。
11番札所は上醍醐の准胝堂なのですが、平成20年の落雷が原因によりお堂が焼失したため、現在下醍醐の観音堂でご朱印が頂けます。
弁天堂。
成身院が上醍醐への登山口となっています。
昔は女性はここから山上の諸仏を拝んだことから、女人堂と呼ばれています。
上醍醐への入山料の600円を納めます。
上醍醐へは、ここから山道を1時間掛けて歩いて行きます。
紫陽花が綺麗に咲いていました。
丁石がありました。
何丁まであるのかな?
草に雨露が付いていてキラキラと光っていました。
槍山。
秀吉が『醍醐の花見』をした場所です。
沢沿いの道を上って行きます。
600円の入山料がいるからだろうか、他に歩いている人がおらず、少し心細い。
険しい階段を歩いて行きます。
上醍醐でご朱印を頂いていた時は、多くの人がここを行き交っていたのでしょう。
不動滝に到着。丁度中間点位。
こちらの水は飲むことが出来ませんが、持っていた水分で喉を潤します。
まだまだ階段は続きます。。。(^-^;
参道なので、道は整備されていますが、結構険しい。
十五丁石。
十八丁くらいでゴールかな?
なんか開けてきた。
いよいよ到着か?
一旦下っています。
ふと木々の向こうの頂きに境内が見えた。
「あそこまで行くのか。。。」
上醍醐に到着です。
国宝・薬師堂。
五大堂。
如意輪堂。
開山堂。
この辺りが山頂。
しっかり1時間掛りました。
白山神社もありました。
山頂からの風景。
見えているのは、どの辺りなのかな?
こちらから西国三十三カ所の12番札所・滋賀県の岩間寺に行き、石山に抜ける事も出来るようです。
機会があれば、歩いてみたい。
しばし景色を眺め、下って行きます。
途中にあった看板。
「女性の一人歩きはやめましょう。」
確かに(;^ω^)
醍醐水。
上醍醐を開山した僧が発見した泉で、今でも飲むことが出来ます。
蛇口から出てくるのは、ちょっと想定外でしたが、マイルドで美味しかった。
コップに3杯も飲んでしまいました。
醍醐水は持ち帰る事も出来るので、上醍醐に上がる際は、空容器を持って行くと良いですね。
焼失した11番札所の准胝堂の場所にも行ってみましたが、更地になっていました。
早く再建されると良いですね。
国宝・清瀧宮拝殿。
1時間掛けて上がってきた上醍醐は、とっても素晴らしかったです。
下醍醐でご朱印は頂けますが、やはり上醍醐まで上がってきて、良かったです。
上の方は、紅葉も多かったように思いますので、秋に来ても良いかもと思いました。
社務所前の19丁石より下山します。
不動滝もどり。
檜山もどり。
下山して来ました。
下りは、階段の所が歩幅が合わなかったし、滑りやすかったので、意外と時間掛った(;^ω^)
登る時は、ほとんど人に出会わなかったのだが、下山するときは、25人位とすれ違いました。
地元っぽい人が多かったように見受けられ、毎回600円払うのは、ちょっと大変じゃないかなと思ったのですが、頂いた冊子を見てみると、「醍醐寺友の会」の個人准会員になると、3,000円で1年間何回でも入山出来るようです。
下醍醐もどり。
さて、これからどうしよう。
とりあえずお腹が空いたので、湯葉カレーを食べました。
京都っぽい。
お店のそばには、こんな面白い貼紙がありました。
歩き足りなかったら、稲荷山でも歩いて帰ろうかなと思っていたのだけど、意外と時間が掛ってしまったし、暑いし、しがないサラリーマンですから月曜からの仕事も気になります。
「やっぱ、帰ろっと。」
人間は楽な方に流れてしまうものなんですね~(;´∀`)
醍醐駅に向け、テクテク。
早めに帰路に着いたので、17時前には自宅に到着しました。
今回頂いたご朱印。
上醍醐で頂けていた時には上醍醐寺と書かれていたようです。
上醍醐への道は、西国一の難所と言われているだけあって、とても険しい物でした。
先日行った和泉の施福寺よりも大変でしたね。
大変な思いをしてお参りするからこそ、有難味があるのかも知れませんね。
お土産で瓢箪の絵の付いたストラップを買いました。
西国三十三所巡りも、番外も含め、後13札所位残っています。
山寺が多いので、山歩きと絡めて、参拝出来たら良いなぁと思います。
コース:醍醐駅→醍醐寺→醍醐駅
歩いた時間:3時間37分(9:40~13:26) 平均時速:2.1㎞/h
歩いた距離:7.7㎞ 標高差:439m(16m~455m)
累積標高(登り):792m 累積標高(下り):816m
9:40 醍醐駅
9:49 醍醐寺
10:20 女人堂
10:30 檜山
10:40 不動滝
11:09 社務所
11:25 山頂
11:47 下山開始
12:26 下山