少し前ぽっかり空いた時間に、近くの市の美術館で開催中の『横尾忠則版画展」を見てきました。
横尾忠則さんというのは、私が若いころから身近に居たイラストレーターという感じがします。
それは、同じ時代に生きているからというものであるのか?
週刊誌の表紙や漫画本の絵を描いていたりというところから来るのか・・・・?
今はイラストレーター、版画家、画家とも呼ばれるようです。
230~250点、最近のものもありました。
市美術館と展覧会内部の奇抜の絵の数々。
こういう絵からは、画家を思わせます。
沢山の賞を受賞していました。
ダリの展覧会では、ダリに会ったことのある随一、日本人の画家と紹介されていましたね。
本も出ているのですね。
その中の一冊、「死なないつもり」という本が展示されていましたが、そのタイトルと帯にちょっぴり感動しました。
80歳の熱き人生と創作。
「完璧を目指すのではなく、あえて未完にする。
未完は明日に続くものだから。」
なるほどね。
生きていてこそ。
こういうものに男も女も無いとは思いますが、どうも男の世界のような感じがして
私には残念ながら分かりにくい展覧会だったかもと思いながら、会場を後にしました。
世の中を前進させてきた人のひとりであることは間違いないでしょう。
花の日本画もよかったでしょうね。
どちらも目の前に画を見れば、迫るものがあることと思います。
難しいけれど、いい日をお過ごしになったようで拍手です。