暑い暑いと言って家ばかりで過すのも、運動不足が気になって来ています。
このところの曇りが続いた日に、上野の東京都美術館で開催中の「ボストン美術館の至宝展」を
見てきました。
このチケットにある、ゴッホの「郵便配達人・ジョセフ・ルーラン」とその妻の自画像は
もともとゴッホ好きにはとてもいい絵ではなかろうか?
ルーラン夫妻はゴッホがアルルで暮らした時のご近所の夫妻で、ゴッホを陰ながら支えた人たち
と言われる。
郵便配達人の絵からはゴッホの健康が良い時代に描かれたであろうことが、絵から伺うことが出来る気がする。
婦人の方の絵は、あの耳切り事件の2年後に描かれたもので、その時代も夫妻はゴッホを支えたという。
東京都美術館
さて前後しますが、ボストン美術館のコレクションは世界屈指の世界有数の規模と質を誇るそうで
でも、ボストン美術館は政府の補助援助も受けず、建設の時から、市民が10セント、20セントと寄付をして
またお金持ちの個人コレクターや企業が支えて1870年に設立された美術館だそうです。
日本の絵画や浮世絵などもこの美術館が世界で一番保有しているそうです(知らないことばかり。)
明治に海を渡った江戸時代の曽我蕭白(そがしょうはく)の「風仙図屏風」は、多分どこかで見たことが
あると思いますが、勢いとユーモラスがあって、中々興味深かったです。
他にもモネの睡蓮(モネは何枚も睡蓮の絵を描いたがその内のひとつ)やドガ、ミレー、ルノアール
セザンヌの洋画など。
この日、印象的だった絵は、シスレーの「卓上のクルミ」、アンリ・ファンタン=ラトゥールの「卓上の花と果物」
ミレーの「洋ナシ」などの巨匠の静物画が気になってよ~く見てきました。
次に東京都美術館では、「ゴッホ展」、「ブリューゲル展」などいろいろな展示がありますが
次に楽しみなのは、「REALISM 現代の写実」が気になるところです。
お隣の国立西洋美術館では今、「アルチンボルド展」をやっていて、混雑してたようすで
こちらも見たかったけれど、パワーが足りずふたつは無理でした。
また、上野恩賜公園は一年中、人で賑わっています・・・・。
どうしてこんなに人が多いのか・・・・なんていつも思ったりして。
晩御飯 栗ご飯 新秋刀魚 冷豆腐 茄子としし唐の炒め
記事と晩御飯はその日とは限りません。
いつも最近の晩御飯です。