今回訪れた公園は、新宿御苑でした。
新宿御苑は徳川家康の家臣・内藤氏の江戸屋敷の一部がそのルーツと言われています。
明治に入り農事試験場を経て、明治39年に皇室の庭園になり、戦後昭和24年に国民公園として一般に公開されました。
園内にはフランス式整形庭園、イギリス風景式庭園、そして日本庭園が巧みにデザインされ、明治を代表する近代西洋庭園と
言われています・・・・パンフレットから。
御苑新宿門 入口のヒマラヤスギの大木・・・
この公園を訪れる時、大抵私はこの門から入ります。
この大きな杉の木(ヒマラヤシーダー)が新宿御苑を象徴すると思っていたのですが・・・
違いましたね。今回、この公園のシンボルツリーも分かりました。
新宿御苑は由緒ある広い公園ですから、それはそれは大きな木が住んでいます。
いろいろな植物のルーツや植物がいかに種族を繋げるために何千年(5~6000年も前)も前から
巧みな方法で進化を続けた話を聞きながら公園を散策します・・・
森の小道には花が咲いた後の木の実のいろいろ・・・食べてみましたとも 。
写真右回りに、桑の実 野イチゴ 桜の実(サクランボとは言わない) 銀杏。
野イチゴの種類は、みな食べられるそうです。(美味しいかどうかは別にして)
いわゆる果物のサクランボではない桜の花の木に出来る小さな実は、〝桜の実”と呼ぶそうです。
イチョウの実・銀杏が鈴なりで・・・もう出来るのかと・・・不思議な感じでした。
ペカンというクルミの一種の木がありまして、その実を頂きました(ガイドの方が持参した)
クルミは水の側に生えて(そういえばそうだな~と思いながら)美味しく。
やはりクルミは木の実のキングです。
森の中では、クルミの殻の割れ方で、何の動物が食べたかも分かるのですって。
クルミをパリンと二つに割って食べるのはリス。
クルミの殻を割らずに、かたい殻の真ん中をほじくるように食べるのは野ネズミ。
なんと絵本的なお話かと思って微笑ましく思いました。
この木は ♪落羽松(ラクウショウ)という大木。珍しい樹だと印象的でした。
落羽松 ←クリックでどうぞ
根元からでているのは気根と呼ばれる根っこで、これで酸素を取り入れる働きがあるそうです。
木は普通水の中には生えませんが、これは木の進化の様子を現す姿です。
樹齢は100年を超える。
そして、こんなに調度よい花の時期にタイザンボクを間近かに見たのは初めてです。
♪タイザンボク
あまりよい香りとは言えませんが、香ります。 離れて匂いを嗅いだ方がよい匂い。
花は直径20センチ以上はあったでしょうか。
大木戸門近くの 新宿御苑のシンボルツリー だという30Mもある巨木のユリノキです。
♪ユリノキ
花はユリというよりチューリップの花のよう・・・
新宿御苑のシンボルツリーがこのユリノキです。
この木がこの公園のシンボルツリーということも知らなかったし、このユリノキというものを見たのも初めてでした。
幼い時から都会の田舎に住んでいるものですから、木の花もを知らなくて中々素敵な姿で衝撃でしたね。
こんな都会の真ん中に広~い緑のオアシスがあるって、素晴らしいです。
ドコモタワーと新宿のビル
お昼になりました、解散です。
私たちはせっかくでしたが温室を見ずして、近くのレストランへ直行しました。
次回は、「林試の森公園」です。