この日は息子が幼い日々に9年間弾いた、電子ピアノとお別れでした。

弾かなくなってておおよそ、15年。
いつか私も、弾ける時間が出来たら弾きたいと思っていましたが、どう考えても、弾く時間が出来そうもないので
息子にお伺いを立てた結果、我が家から去ることになりました。
地方紙に「差し上げます。」の掲載をしましたら、40件以上もののほしいという希望の連絡を
沢山頂きましたが
抽選で、おひとりの方にもらわれて行きました。
幼いころの息子のような年頃の男の子がグラビノーバの主になりました。
グラビノーバがもらわれて家を出たときには、息子が家を出て行った時のような寂しい気持ちになりましたが
「今日は、抽選に当たっていい日だ。」と喜んでいる家族も居ることに
また「これからは日々弾いてもらえる、よかったのだ。」ということに気持ちを切り替え、私たち家族がまだ
幼い若い家族のころをに思い馳せました。
終活・・・の一歩前進ですが、思いきって手放すものとの別れは、片づけるとは、寂しい感情が伴うもの。
もう亡くなった母が80歳ぐらいの時だったでしょうか、私たち娘の手を借りて家のあふれるものの
片づけをしたことがありました。
戦争を潜りり抜けて来た人たちは、物の無い時代というものを身に沁みていますから
簡単には物を捨てられず、母が泣きそうな顔をして、「捨てないで・・・捨てないでよ・・それは・・・」と
声を荒げていたことを感傷的に思いだしたりもして、私の心も簡単には明るくなれませんでした。
「大事に使わせていただきます。」と言って頂けたことが、せめてもの慰めになりました。
グラビノーバの新しい主になった小さな男の子に、「たくさん弾いて、上手になってね。」と、手を振り見送りました。
♪オキザリス・レグネリー(緑の舞)の花が、かえり咲いていました。

♪チェリーセージもかえり咲き。いや一年中咲いていたかな?

サーモンピンク色です。

晩御飯
トマトシチュウ マカロニサラダ ししゃも焼き 沢庵 葡萄 ご飯 味噌汁
鶏から揚げ 添え野菜 ヒジキのサラダ 沢庵 エノキ梅煮 ご飯 味噌汁