「採譜できたら練習終わった気になる現象」にそろそろ名前を付けたい - 作業・練習の心得

「採譜できたら練習終わった気になる現象」にそろそろ名前を付けたい

※ 本ページはプロモーションが含まれています

mission_complete.jpg

アレいったい何なんでしょうね…。

はい。
今回もやってまいりました、恒例のハズレ回シリーズでございます。

音楽家・バンドマン・ギター弾きの、あるあるなのかどうなのか微妙に判定しづらいトピックについて、ゆるりとお届けする記事です。

コーヒー片手に、のんびりと読んでいただけたら幸いです。



現象の概要


もうタイトルを読んで字の如くなんですが。
改めて説明いたしますね。
  1. 演奏の依頼を受ける
  2. 演奏する楽曲のリストや音源を受け取るも、譜面は付随していないこともある
  3. その場合、耳で音をとって譜面にする「耳コピ・採譜」作業を行う
  4. 作成した譜面をもとに練習したりギターパートを考案したりする

上記の、3番の作業を完了させた段階で、「あー、終わったー!」ってなっちゃう気持ちのことを指します。

いや、終わってないです。
大事な4番の作業(譜面を基に練習&ギターパートの考案)が待ってます。

なんだったら、練習して弾けるようになったら終わりって訳ではなく、ライブなら本番までコンディションを整えつつ維持しながら、良い状態で本番に持って行けるように工夫しなきゃいけない。

もう一度言います。
終わってないです。

聞いてますか?『2週間後に控えるリハ』用の譜面を作り終えた私!
まだ終わってないですよ!
練習しなさい!

はい。
お前のことかい!っていう。
そして、絶賛いまその状態かよ!っていう。

譜面に限らず、他ジャンルでも似たような現象はあると思う


まあ、何となくではあるんですが。
他のジャンル(学業とか仕事とか)でも似たような現象が起きがちだと考えています。

というか、私は学生時代によくこの現象に見舞われていた気がします。

作成しなきゃいけないレポートがある→そのためには資料集めが必須→資料集め完了→終わった!!やったー!


終わってないってば!!

上記の文章を「仕事の書類の作成」とか「試験対策」とかに置き換えると、同様のことで悩まされている人って結構いらっしゃるかもしれませんね。

ただあるあるを述べただけでは救いがないのでメカニズムを考えてみる


小見出しになってるのかって感じの小見出しですが、気にしないでください。
当ブログではよくあることです(よくあっちゃダメなのよ)。

まあアレでしょうね。
大きいタスク(仕事とか演奏とか勉強とか)がまずドーンとあったら、その因数分解(小さいタスクへの分割)が必要な訳でして。
その因数分解、小タスクへの変換上手く出来ている証でもあると思っています。

概要の説明の項で述べた、4つの手順みたいに「分解すべき部分、消化すべきタスク」が分かっているって話なので。
タスクを細かく分析できたら、あとはスケジュールに落とし込んでいくだけ。
本番とか納品とか、いわゆる「締切」に向かってどういう風にこなしていくか、って話。

で、その小タスクをこなす中でも「簡単なものから大変なものまで、色々とランクがある」ということ。

要は、そのタスクの中でも特に大変かつ重要なものをこなした時に、「終わった!」と感じてしまう、っていうメカニズムなんでしょうね。
ある意味、「ゴールへの見通しがついた!」ってことなので、良い状態といえば良い状態なんです。
目的地が見えてきた状態。


ただまあ、重ね重ね言うと…

終わってないです。
まだ、締切に向けての準備が必要ですから。
まだだよ!って話で。

対策:「終わった!」って思ったらすかさず「もうひといき!」って声をかけよう


浮かんだ対策としては、「終わった!」って気持ちになったら直後に「もうひといき!」とか「もう一声!」って心の中で声をかけるのは1つの策だと良いと思います。
実際、あともう少しではありますからね。

その日の勢いで、引き続き作業を進めちゃっても良いですし。
「終わった」の達成感がモチベーションの維持になるのだったら、その日は喜びに浸って、次の日からまたしっかりやるのもいいですし。
自分の状態を見つつ、自分をうまく調整してみてください。

このまま続けて一気に終わらせちゃうのも、モチベーションを保つために一日やすんだ後翌日からまた頑張るのも、どちらでもお好きな方を。
自分のスタイルやその時のコンディションを加味しつつ選ぶと良いでしょう。

おわりに


結局、現象に名前は付きませんでしたが何となくメカニズムは分かった気がしますね。
  • 大きなタスクをこなす際には、細分化(小タスクへの分解)が必要
  • 小タスクには、簡易タスクと難解&重要タスクがある
  • 後者の重要タスクを突破した際に、「終わった感」が得やすい

人間は誰しも、難敵を片付けたら「ふぅー、強敵だったー!」と気持ちに一区切りが付くはず。
実際、ゴールまでの見通しが少しついたってことではある訳ですから。

前進している、ってことですもの。

こういう小さな達成感は、プロジェクトの成功や大タスクをクリアする上で、重要なモチベーションの燃料となってくれます。
このへんの達成感を胸に、そのまま頑張るもよし、喜びを噛み締めて長期戦に備えるために休息を取るもよし。


上手く自分の気持ちを調整しつつ、マイペースにがんばっていきましょう!


▼本番・締切が達成できたら、自分へのご褒美を用意して、今後のためにも長期的なモチベーションUPをはかるのも大事ですね。下記は私へのご褒美候補の1つ(一度演奏してみたいな)。












 SUZUKI ( スズキ ) / andes 25F 鍵盤リコーダー

SUZUKI ( スズキ ) / andes 25F 鍵盤リコーダー

ではでは!ノシ
関連記事

Comment