まさかの訃報に衝撃という言葉しかない。先週の木曜日から所用で日本を留守にしていて、その間ネットやTVをチェックする時間がなく、体調も万全ではなかったので、訃報から数日、24日(日)の夜に帰国して「はるか」の電車のなかでスマホでようやくその報せを知った。先日同氏の健康状態が思わしくなく、その輝かしいキャリアに「引退」というかたちで幕を閉じたことを知り、当ブログでも取り上げたばかりで、まだそう何日も経っていない。同世代の世界的ヘルデン・テノールのあまりにも早い死の知らせに「衝撃」という思いでしかない。
2015年にカタリーナ・ワーグナーの演出で観たバイロイトでの「トリスタン」題名役は、幸運にも2018年に再訪した同音楽祭でも再び聴くことが出来(ともにクリスティアン・ティーレマン指揮)、他にもベルリン・ドイチュ・オーパーでも同役で聴くことができた(2013年、ドナルド・ラニクルズ指揮)。東京では新国立劇場での「フィデリオ」フロレスタン、こちらもカタリーナ・ワーグナーの演出で、指揮は飯守泰次郎マエストロで、そのマエストロも先日訃報が伝えられたばかり。わずかの間に二人の巨星があえなく消えてしまうことになるとは、夢にも思わなかった。このコンビでは、同じ新国立の「ジークフリート」と「神々の黄昏」でも夢のような高度な演奏に接することができた(「ラインの黄金」はなんとローゲ役!)。それらから、まだ6年か7年ほどしか経っていない。2016年のウィーン国立歌劇場の来日公演ではヤノフスキ指揮のもと、急逝したボータの代役で「アリアドネ」の帝王役で急遽出演したのを観たということもあった。本当に夢のような decade だったとしか言いようがない。先日飯守泰次郎マエストロの訃報に接したばかりなのに、こうも続けて世界的ヘルデン・テノールの訃報に接することになろうとは…
どうぞ天国で安らかにお眠りください。Rest In Peace, please.
2015年にカタリーナ・ワーグナーの演出で観たバイロイトでの「トリスタン」題名役は、幸運にも2018年に再訪した同音楽祭でも再び聴くことが出来(ともにクリスティアン・ティーレマン指揮)、他にもベルリン・ドイチュ・オーパーでも同役で聴くことができた(2013年、ドナルド・ラニクルズ指揮)。東京では新国立劇場での「フィデリオ」フロレスタン、こちらもカタリーナ・ワーグナーの演出で、指揮は飯守泰次郎マエストロで、そのマエストロも先日訃報が伝えられたばかり。わずかの間に二人の巨星があえなく消えてしまうことになるとは、夢にも思わなかった。このコンビでは、同じ新国立の「ジークフリート」と「神々の黄昏」でも夢のような高度な演奏に接することができた(「ラインの黄金」はなんとローゲ役!)。それらから、まだ6年か7年ほどしか経っていない。2016年のウィーン国立歌劇場の来日公演ではヤノフスキ指揮のもと、急逝したボータの代役で「アリアドネ」の帝王役で急遽出演したのを観たということもあった。本当に夢のような decade だったとしか言いようがない。先日飯守泰次郎マエストロの訃報に接したばかりなのに、こうも続けて世界的ヘルデン・テノールの訃報に接することになろうとは…
どうぞ天国で安らかにお眠りください。Rest In Peace, please.
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