偽金貨をつかまされる
2017-05-07
ネットオークションで偽金貨を掴んでしまいました。
酒を飲んでゴロ寝をしながら、i-podをいじって掘り出し物を物色していたので注意力が落ちていたと思います。入札価格がかなり安く、終了時刻まで残り15分しかなかったのも焦りの原因でした。とりあえず地金価格より20%程安い価格で入札したら、落札となってしまったんですね。オークションで金貨は地金価格を下回ることはまずないので、他の参加者は偽物と気付いていたのでしょう(汗)。国内で余り出回らない金貨ということもあり、真正品の画像との比較が出来なかった事も原因の一つです。出品情報をよく確認しなかった自分が悪いのですが、”真贋不明品””落札者の責任において判断すること”を明記しており、恐らく偽物と知った上での確信犯でしょう。
公的機関が発行する金貨にしてはエッジの処理が雑です。
証明書まで真似てあります。
悔しかったので別途、真正品を買い求めました。右が真正品、左が偽物です。偽物は全体的に黄色っぽく見え、本物のゴールドに見られるような色に深みがありません。またモールドにも繊細さ、シャープさがありません。恐らくニッケル合金にメッキを施したものでしょう。機会があれば成分分析をしてみたいものです。全般的に外箱、証明書を含めて完成度はそこそこ高く、単品で見せられたら素人にはちょっと分からないかもしれません。
正直、入札の際「本物なのかな?」との思いがちょっと頭をよぎりましたが、まさかこんな小さな金貨、偽造したりしないだろう、手間がかかり過ぎるし、作ったとしても元が取れないだろう、と甘くみてしまったのがいけませんでした。ちなみに海外サイトをみると1gのインゴットですら偽物が出回っているようです。侮るべからず、なのです。
偽金貨被害、まさか自分が当事者になろうとは思ってもいませんでした。でも今回の件はいい教訓となったので捨てたりせず、ずっと手元に置いておこうと思います。高い勉強料となりました。