ゴールド投資の記録 偽金貨をつかまされる
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ゴールド投資の記録

 まもなく到来する石油生産のピークアウトは経済や金融システムを崩壊の危機に直面させることになるでしょう。だとしたら、私達は長きに亘って発展してきた文明社会の頂点に立っているという事であり、この先世界を待っているのは長い黄昏の時代です。数百年に一度の激動期、ゴールドは輝きを放つのでしょうか?

偽金貨をつかまされる



 ネットオークションで偽金貨を掴んでしまいました。

 酒を飲んでゴロ寝をしながら、i-podをいじって掘り出し物を物色していたので注意力が落ちていたと思います。入札価格がかなり安く、終了時刻まで残り15分しかなかったのも焦りの原因でした。とりあえず地金価格より20%程安い価格で入札したら、落札となってしまったんですね。オークションで金貨は地金価格を下回ることはまずないので、他の参加者は偽物と気付いていたのでしょう(汗)。国内で余り出回らない金貨ということもあり、真正品の画像との比較が出来なかった事も原因の一つです。出品情報をよく確認しなかった自分が悪いのですが、”真贋不明品””落札者の責任において判断すること”を明記しており、恐らく偽物と知った上での確信犯でしょう。

20170506IMG_0595_convert_20170506162338A.jpg
 公的機関が発行する金貨にしてはエッジの処理が雑です。

20170506IMG_0596_convert_20170506162354A.jpg
 証明書まで真似てあります。

20170506IMG_0597_convert_20170506162408A.jpg
 悔しかったので別途、真正品を買い求めました。右が真正品、左が偽物です。偽物は全体的に黄色っぽく見え、本物のゴールドに見られるような色に深みがありません。またモールドにも繊細さ、シャープさがありません。恐らくニッケル合金にメッキを施したものでしょう。機会があれば成分分析をしてみたいものです。全般的に外箱、証明書を含めて完成度はそこそこ高く、単品で見せられたら素人にはちょっと分からないかもしれません。

 正直、入札の際「本物なのかな?」との思いがちょっと頭をよぎりましたが、まさかこんな小さな金貨、偽造したりしないだろう、手間がかかり過ぎるし、作ったとしても元が取れないだろう、と甘くみてしまったのがいけませんでした。ちなみに海外サイトをみると1gのインゴットですら偽物が出回っているようです。侮るべからず、なのです。

 偽金貨被害、まさか自分が当事者になろうとは思ってもいませんでした。でも今回の件はいい教訓となったので捨てたりせず、ずっと手元に置いておこうと思います。高い勉強料となりました。


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Author:GC
2002年からゴールド投資を始める。2015年まで米国株メインでしたが、現物ゴールドを中心にポートフォリオを再構築しました。2021年新型コロナの渦中に地方移住を決断し、自家菜園やオフグリッドを模索中。2024年9月自主退職。

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