ゴールド投資の記録 2024年12月05日
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ゴールド投資の記録

 まもなく到来する石油生産のピークアウトは経済や金融システムを崩壊の危機に直面させることになるでしょう。だとしたら、私達は長きに亘って発展してきた文明社会の頂点に立っているという事であり、この先世界を待っているのは長い黄昏の時代です。数百年に一度の激動期、ゴールドは輝きを放つのでしょうか?

ピーク後の金融システム持続性を考える(6)

ピーク後の金融システム持続性を考える(1)
ピーク後の金融システム持続性を考える(2)
ピーク後の金融システム持続性を考える(3)
ピーク後の金融システム持続性を考える(4)
ピーク後の金融システム持続性を考える(5)

まとめです。


(1)マネーは銀行貸出によって生まれる(信用創造)。
(2)マネーの裏側には同額の負債がある。
(3)通貨発行益(貸出金利-預入金利)は政府ではなく銀行が得ている。
(4)借金することでマネーが生まれるため、金利分の負債が常に多い。
(5)(4)故に、マネーと借金は延々と膨れ上がる。
(6)借金の返済能力は所得(GDP)水準による。GDPに対して負債(マネー)が膨らみ過ぎると返済が行き詰まる。
(7)膨れ上がる借金を返済するためには、無限の経済成長が必要。
(8)無限に成長するには無限の人口増加と資源(特にエネルギー)と空間が必要。
(9)返済が行き詰まると貸倒れ=マネーの消滅となる。(4)只でさえ金利分のマネーが常に足りないため、貸倒れは更なる貸倒れを引き起こす。→金融恐慌
(10)一旦、金融恐慌に陥るとマネーと負債はGDPで支えられる水準までスパイラル的に縮小していく。
(11)経済が停滞すると民間は借入金利分の収益を上げられなくなるため、新たな借金をしなくなる。
(12)(11)故に、成長が止まると民間に代わって債務拡大を担うのは政府となる(損を承知で借金が出来るのは政府だけ)→政府債務の膨張。
(13)政府の返済見込みがない借金、国債を引き受けることが出来るのは中央銀行だけ。
(14)世界経済が縮小へ転じると通貨発行”損”となり、銀行は蓄えた富を吐き出すようになる。銀行を守るには損失をインフレとして国民へ転嫁していくしかない。


 つまり、経済成長が止まると政府債務が膨張していき、その債務である国債を中央銀行がひたすら引き受けていくことになります(まさに現在の状況ですね)。政府はこれからも債務を増やし続けるのは疑いありません。しかし中央銀行もそうだと無条件に信じて良いのでしょうか?というのもFRBは民間資本の株式会社。株主のために利潤を追求し続けるのが株式会社の使命ですから、国と中央銀行の利害が常に一致するとは限りません。FRBの株主はユダヤ系国際金融資本、ということは事実上FRBのオーナーはシオニストですから、金融システムが維持出来るかはシオニスト・イスラエルの意向次第ということになります。最近私がユダヤ系の情報を追いかけることが多くなったのは、それが主な理由です。


 最近イスラエルのネタニヤフ首相が「イスラエルが滅びれば全世界が滅びる」と述べたようですが、それはあながち誇張ではないのですよ。そのイスラエル、以前なら中東で小競り合いはあっても事態をエスカレートしないよう努めていたように思いますが、ここに来てガザ虐殺、レバノン侵攻、シリアとイランへの空爆と目を見張る動きを次々と続けており、何かタガが外れてしまったかのようです。それが金融システムの限界と時を同じくして起こっているのは、恐らく偶然ではないでしょう。

 それはシオニストがここまで力を蓄積してきた源泉こそがユダヤ系国際金融資本が擁する通貨発行益であって、世界の経済成長が終わるとその集金システムもまた終わりだからです。言い換えると世界経済のピークがシオニストの力の頂点で、その後は衰退していくのみ。だから何か成し遂げたい難事があるなら行動するのは今をおいて他にはないことになります。そして彼らの「成し遂げたいこと」はユダヤ教の教義と何か関連しているのではないでしょうか。そもそも1948年、エルサレムにイスラエルを再建したのも当時不可能と考えられていたはずですが、彼らは旧約聖書の教えに則ってそれを実現したのです。シオニストの本質的な目的は金を得ることではないような気がします。

20241205ネタニヤフ
※何故か元ポストの埋め込みが出来なかったため、スクショを貼ります。


※イスラエル兵の腕章に刺繍されている「グレーター・イスラエルの地図」。シリア、イエメン、イラク、トルコ、エジプト、サウジアラビアを含んでいることに注意。


 私はユダヤ系金融資本がFRBの株主ということは昔から知っていましたけど、世界をここまで牛耳っているとまでは、正直認識していませんでした。というのも何だかんだ言ってイスラエルは今まで表に出ないようにしていました。イスラエルの支配的地位を知るようになったのは彼らがそれを隠そうとしなくなってきたからです。

 いま実際にイスラエルが中東で暴走を続けていて、米国を始めとしたG7が全く物申せない点もシオニストが世界を支配している証左です。断っておくと、それを知らしめたいとか、世直ししたいとか大それた考えを持っている訳ではないです。私が生まれる前からずっとそういう仕組みだったのだから、それは受け入れる他なく、仕組みを受け入れつつも大きなヘマを踏まないように行動するしか自分に出来ることはありません。今後、下手をすると人生破滅するくらいの出来事が誰にでも待っていると思いますよ。そうならない為にも彼らシオニストの目的がどこにあるのか?知るように努めて損はないと私は思うのです。


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プロフィール

GC

Author:GC
2002年からゴールド投資を始める。2015年まで米国株メインでしたが、現物ゴールドを中心にポートフォリオを再構築しました。2021年新型コロナの渦中に地方移住を決断し、自家菜園やオフグリッドを模索中。2024年9月自主退職。

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