どこのキャバクラにも痛客はいる
キャバクラで働くと、いつかは迷惑客の相手をすることになります。
会員制の高級クラブでも無い限り、“痛客”はどのお店にも訪れるため、働くならば覚悟しておかなくてはいけません。キャバ嬢経験の中で、少なくとも1回は痛客に出会うでしょう。
ストレスを溜めずに働くなら、それぞれタイプ別に対処法を学ぶ必要があります。
お触りしてくるタイプへの対処法
法律上キャバクラは風俗店に分類されますが、性行為やボディタッチを提供するお店ではありません。基本的におさわりが禁止で、ほとんどのお客さんはそれを弁えています。
しかし、一部の迷惑客はそれを顧みず、平気でキャバ嬢に触ってくるのです。触られる当の本人からしたら、本当に止めてほしいのが本音でしょう。
こうしたおさわり客へ最も有効な対処法は、あえてこちらから軽くボディタッチをすることです。おさわりする迷惑客は、逆に触られることで満足するタイプも多く、こちらからボディタッチすれば、触られるリスクを軽減できます。
それで満足してもらえるなら、触られるより触ったほうが幾分マシでしょう。
また、あえてお客さんの手を握ってしまえば、胸や脚など他の部分に手がいかないようおさわりを防ぐことも可能です。
全部に当てはまる訳ではありませんが、有効な手段の一つといえます。
下ネタ絡みがひどいタイプへの対処法
下ネタが苦手な人もいらっしゃると思います。キャバクラでは、ある程度の下ネタも許容範囲といえますが、たまに際どいネタを連発するお客さんも訪れます。
更に話が下ネタばかりの迷惑客もいるため、苦手な人は精神的に苦痛かもしれません。
下ネタ話が際どい客は、キャバ嬢の嫌がる反応を見て楽しんでるだけなのです。つまり嫌がったままでは相手の思うツボということ。
相手の下ネタ話がひどい時は、ある程度は乗ってしまうのが良いでしょう。
ストレスとして溜め込むよりも気が楽になります。キャバ嬢を続けるなら、多少の下ネタ耐性は必要です。
セクハラレベルの下ネタを言う迷惑客もいますが、慣れてしまえばそんなに気にならなくなりますよ。
説教してくるタイプへの対処法
お酒に酔って説教する人は少なくありません。特にキャバクラへ来る40代~60代のお客さんは、酔った勢いでキャバ嬢へ説教する場合も多いです。
この年代の人は仕事などでストレスが溜まりやすい傾向にあるため、お酒が入って気が大きくなり、ついストレスを爆発させてしまうのが原因と考えられます。ただ、お店にとっては最悪レベルの迷惑客です。
説教タイプの迷惑客は非常に面倒ですが、まずは何も言わず耳を傾けてみましょう。
聞きに徹すれば収まる場合も多いからです。ただし真に受けず、聞き流すことが大切ですよ。単にストレスが溜まっているだけなら、一通りお説教した後すぐ落ち着きます。こちらもカッとせず、冷静に”聞くフリ”をしましょう。
もし我慢出来ない時は黒服に合図することをおすすめします。黒服がやってきて注意するか、退店を促してくれます。
あまりにも酷い場合はそのまま出禁になる場合もあるため、躊躇せず黒服を呼ぶのも良いでしょう。
迷惑客はどこまでも迷惑
キャバクラには毎日沢山のお客さんが遊びに来ます。
その中には、看過できないような迷惑客も含まれているでしょう。迷惑客は、どこのお店にとっても迷惑です。特に客自身が自覚していないため、やっかいでしかありません。
思わずキレてしまいそうになる場面もあると思いますが、キャバ嬢は客商売です。
まずは冷静になって、タイプごとに対処するよう心がけましょう。