【ママの遺したラブソング】 と いうより

【 A Love Song for Bobby Long 】（原題) 感想なのら


話の起伏がない 退屈なストーリー

でも わたし ジョン・トラボルタ ラブ だから！
川岸の流木に腰かけて
公園の木の下で
家の軒下の椅子で
ギターを弾いて 歌う声がすてき
シャッフル（ダンス）で くるくる回して
いつもより上手に躍らせてくれる 手慣れた リードがすてき
笑った 優しい目が 好き
だらしなく でかい図体の 内から
傷ついた 弱い心が 透けて見えるのが 切ないの

それから
のんびりしたニューオーリンズの風景が きれい
季節の 移り変わりが 時の経つのを教えてくれる
有名文学作品から 引用された 台詞が 気取ってて
ミュージカル並みに 挿入される歌（サウンド）が 心を打つ

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↓（こっからは ひとりごと）


主人公は
冴えない 下ネタ満載 アル中の 初老おやじと
未来の見えない もう若くはない 青年の元に やってきた
ママを亡くした やたら胸のデカイ 生意気な 少女
（設定はティーンエイジャー? 外国娘の年は分からん）

ママの遺した家で 共同生活をするうちに
この少女の 心の奥底に眠ってた 平凡な夢を
彼らが　見つけ出して
叶える 手伝いをしてくれる という話

誰も 少女の つまんない夢を 笑わない
All You need is LOVE
親にじゃなくても 誰かに 愛されて ひとは再生して いけるんだ


ぼろで ごみが山積みの 片付いてない 室内
さびれた どこにでもあるような 田舎のBar
でてくる男は 呑んだくれの おやじばかり
禿げてたり 太ってたり 病んでたり
連れてる女も 同じように 若くないし イケてない

けんかして 言いすぎて 傷つけたり
それを許して やっぱり一緒にいたり
失くした 過去を 未練がましく 振り返ったり
でも 毎日って そんなんだよね?

少女が 夢への一歩を踏み出しても
おやじたちは 誰も 更生なんてしない
血尿でても 空のグラスに つぐのは酒だし
咳こんでても 次のタバコに 火をつける
それが彼らの 人生なのら
飲んで 吸って 笑って 踊って しゃべって ハグして 歌でも歌う


派手なアクションも カーチェイスも ラブもない
感涙も感動も そんなにはない
都会でもないし 田舎でもない
とびきりのハンサムも 美女も 素敵なファッションも出てこない
たまに 神さまのプレゼントみたいに ちょっとイイコトが あったりするけど
まぁ 人生はそーゆーものだ

という きれいな映画

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