2012/02/20 Mon. 22:58 [edit]
昨日完成したとUPしたと思ったのに寝ぼけてたっぽいです
遅れちゃってスミマセン
20120220 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章http://youtu.be/gVOGVYLw53Y文字色
水野氏 小出氏 平野氏原発が全て停止することになるということについてですけども、私自身はそんな日が日本にやってくるって想像していなかったんですお、正直なところ。もし1年前にこんな日がくるって聞かされても考えることすらできなかったと思うんですね。もしそんな日が来るなら日本は大混乱に陥って、夜は街が暗くなったり、工場が止まったりとか自分のパソコンが使えなくなたりとかっていう事を想像していたんです。そんなことはないんですね?はい、もともと全くありません。もともとないことは分かってたんですね?そうです小出さんはには?私じゃなくて政府が分かっていました。
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政府はちゃんと数字の上でわかる数字を出していたんですね。私は特別、秘密のデータを持っているわけではありませんが、政府の統計局のデータが原子力発電所は全てなくなっても、水力発電所と火力発電所がちゃんと動く限りは、なんの問題もという事を示しています。しかしながら、政府はまだ再稼働を目指してますよね?はい国民の意識は今回の事で変わったと思うんですよ。不幸な出来事ではありましたけれども、エネルギーに関する考え方は大きく変わった人が多いかと思いますが、政府は未だ変わってないように思いますが、いかがですが?その通りですね、情けない政府だと私は思います。ドイツのお話ですけれども、ドイツでは福島の事故があって脱原発を決めました。そしてそちらの方向に向けてどんどん進んでいるんですね。ドイツの国内には17基の原発があるんですが、そのうち8基が停止になっているんです。平野さん、確かドイツが脱原発と決めたのは・・・決めた時にそうですね、大丈夫なのかとフランスから電力を買い取ってるから大丈夫なんだと。これ、フランス頼りなんだという話が流れていましたよね。自国で原発で作らなくても、隣のフランスから貰えるから、だからそんな事を決められるんだと日本はそれが出来ないから無理なんだとそういう話になってましたよね。話よく出てましたですよね。小出さん、ところがですねドイツではこの脱原発をしました後、一旦はその電力を輸入するより・・いや、輸出するよりも外に売るよりも、国の外から買わなきゃいけない状況になってたんだそうです。ところがそれが去年の10月に逆転いたしました。つまり、太陽光や風力など再生可能なエネルギーをどんどん割増にしていったり、エネルギーの効率化をはかったりと言うことなんですが、ドイツでは今年の2月になりましたら、寒さが厳しくなってフランスに逆に電力を売ったんだそうです。ご存知でした?はいそうですか、フランスって原発大国でしたよね?そうですねその原発大国のフランスがこの寒さで電力が逼迫して原発をフル稼働しても電力が足りなくなったんだそうで、逆に脱原発をしたドイツから原発大国のフランスに電力を売る事態になったというのを私なんか非常に驚くんですが、小出先生はどう受け止めておられますか?別に驚くこととは違うと思います。そうですか?はい、要するにどういう発電方法を選ぶかというだけのことであって、日本だって原子力なんて選ばなければ、もっとエネルギーが開発されたはずですし、電力の供給にいついかなる時もたぶん困らないような状況を作れたはずだと思います。全く愚かに原子力なんかに頼ってきたために、
今、電力が足りなくなるぞと言って、皆さんが脅かされているという状況になってしまっているのです。今年の夏ごろまでに国はエネルギー大綱というものを改めて見直してまとめると言っていますけれども、
そっちの方向に、再生可能エネルギーの方にシフトするというのは、
動きでは、必ずしもないですよねないですね、はい。これは、もうちょっと、信じられませんよね。はい、そう思います。つまりもう一度再稼働の方向で、のみ、進んでいくといわゆる、ドイツのような再生可能エネルギーが成長していかない。ということですか。先生、日本がまだまだ、
ドイツも一生懸命やっているんですけれども、要するに地熱とか
さまざま再生可能エネルギーの広がる要素はまだあるんですよね、他の国と同じ以上に。どうなんですか?もちろんあるとおもいます。
日本はこれまで原子力原子力とそちらばかりに目を向けて、力を入れて、
何兆円ものお金を原子力に投入してしまったわけですが、
もっと前から、再生可能エネルギー資源に力を入れていれば、
ずーーっと安定的な供給を保証できるとうな耐性が作れたはずだと私は思います。もうひとつ、福島県の調査について伺いたいんですけれども、
先ほどニュースでお伝えしました。
放射線量の高い地域3つの町村で、外部被ばく線量の推計の値が出ました。
一般の方で、一番高い数字が出たのは、23ミリシーベルト、成人の女性です。
これは、外部被ばくだけで23ミリシーベルト。どう見たらいい数字でしょうか?普通のみなさんは一年間に1ミリシーベルト以上の被ばくをしてはいけないというのが法律です。
私のような、ごく特殊な仕事に従事している人間の、放射線業務従事者というレッテルを貼られている人間は
仕方がないから、20ミリシーベルトまでは我慢しろといわれてきたのです。
それを23ミリシーベルトというのは、私のような人間すら、越えて被ばくをしてしまった。
それも、丸一年ではないですよね、はい何カ月の間かでという事ですから最初の4カ月ですねとてつもない被ばくをすでにさせられてしまった人が、いるということです。しかしながら、これ、福島県立医大の山下俊一副学長は、こうおっしゃっております。
「健康への影響が直ちにある数値ではない」まるで、事故直後の枝野さんですねありましたね~「直ちに影響が出るレベルではない」
そうです、もちろんそうです。
「直ちに」というのは急性放射線症状が出るレベルではないということだけのことであって、
もともと私たちは、そんなこと何も言っていません。
急性でバタバタ死ぬようなことではなくて、
これから何年、あるいは10年20後に癌で死ぬような人々が出てくるんですよということを、
ずっと警告してきたわけですから、
山下さんに「じゃぁ、そういう人はいないのですか?」と、むしろ聞いてみたくなります。あるいは山下副学長はこうもおっしゃっていて、
「年間100ミリシーベルト以下の被ばくでは、明確な発がんリスクは無い」と、
これはどうなんですか?それもですから、実にアカデミズムの言葉でいうならば、おかしな言い方だと私は思います。
ようするに、「疫学的に統計的に確たる証拠がない」というだけのことであって、
疫学だけではなくて、生物学的な実験データとか、そういう事を総合的に考えれば、
「100ミリシーベルト以下であっても必ず影響があると考えるべきだ」というのが現在の学問の到達点なのです。
当然山下さんもそんな事は十分ご存じな筈なのですけれども、
いまだに証拠がないと言うような言い方をするというのは、
私は不誠実な方だとおもいます。でも、この23ミリシーベルトの方にしても、外部被ばくだけの事ですよね。
内部被曝も合わさっていきますよね、もちろん。もちろん内部被ばくもありますし、
事故直後の数日間というのが決定的な被ばくをしたなずなのですが、その時のデータがほとんどありませんので、
ひょっとすればまた何倍かもしれないというような、被ばくの可能性も私はあると思います。
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category: you tube たね撒きジャーナル 小出裕章氏
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