稽古場日記 - ひとりぽっち
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ひとりぽっち

ひとりぽっちって、なんか響きがいいと思いませんか。ぼっちじゃなくて、ぽっちです。

ひとりぼっちとひとりぽっち。
そもそも、この2つは独法師という言葉が変化した形だそうで、独法師とはどの宗派にも属さないお坊さんのことを指すそうです。一般的に使われるのはひとりぼっちの方で、ひとりぽっちは私が持っている辞書には括弧付きでひっそりと書かれていました。
私は、みんな日常的にひとりぽっちの方を使えばいいのにと常々思います。深い理由はありません。ただ、ぽっちの方が響きがいいと思うから。ひとりという寂しさを感じる言葉に、かわいらしい響きのぽっちという言葉が組み合わさった、アンバランスな感じがいいと思うからです。ちなみに、ちっぽけやぽつんといった言葉も好きです。単純にひらがなのぽが好きなのもあります。というか、ぱ行が好きです。なんかかわいい。ただ、この言葉たちには孤独や弱さを表す他の言葉たちに比べて温かみをを感じます。寂しいけれど、淋しくないような。

実は、歌詞にひとりぼっちではなくひとりぽっちが使われている有名な曲があるのですが、思いつきますか??英語で「Sukiyaki」と表記されるあの曲。そう、坂本九さんの「上を向いて歩こう」です。この曲では、各セクションの終わりに必ず「一人ぽっちの夜」というフレーズが登場します。作詞をした方は、私と同じようにぽっちの響きが好きだったのでしょうか。ちなみに、作詞したのは永六輔さんという方で、他にも「見上げてごらん夜の星を」などの作詞を手がけています。どちらの曲も、当公演の登場人物たちに聞かせたい曲です。

さて、私の今回の稽古場日記の目標は『ひとりぽっちと「上を向いて歩こう」の話をすること』でした。目標を達成して満足したのでそろそろお暇しようと思います。目標がなぜこうなったのかが気になる方は、後日公開される当公演の映像と1つ前の公演映像をご覧ください。理由には興味が湧かない方も公演映像はぜひご覧ください。非常に中身のない話に最後までお付き合いいただきありがとうございました。以上、23朔弥でした。

Trackback [0] | Comment [0] | Category [未分類] | 2023.10.19(Thu) PageTop

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