稽古場日記

こんにちは。役者セクション員としては、特筆するような役割はない21役者の妹尾と申します。

演劇を最後に見たのは小学校の校外学習。
映画館に行ったのは「Let it go」の方のアナ雪が最後。
読書感想文は「うなぎの起源」について書かれた本。

こんな私が、役者として舞台に立つとは、カエルがキーボードの上にいたときくらい驚きです。演技をすればするほど痛感するのは、圧倒的演技の幅不足。私は、文学作品に触れる機会が少ないのもありますが、普段から自分以外の人の感情、表情、思考について興味を持ってなさすぎたのだと思い知らされました。

人間は成長するにつれ、様々な要因が複雑に絡み合って、ある事象に対する反応も一人一人異なるものです。感情が昂れば声のトーンが上がり、落ち着いたら下がる。赤ちゃんのような行動原理を写した私の演技は、どれほど薄っぺらく見えているのだろうかと不安にもなりました。

私は役者をなめていたんだと思います。役者として舞台に立つのは、何回もの試行錯誤を必要とし、体力も想像力も人並みなものではこなせない仕事なのだと気づけました。

反省文みたいになりましたが、こんなに奥の深い活動に大学でも関われることを楽しんでいきたいです。今後は21舞台監督としてもお世話になります妹尾でした。以後お見知り置きを。