稽古場日記

お久しぶりです。棚橋です
はい、棚橋と言えばそう

８キロ痩せたのか問題

はい
ごめんなさい
痩せてません
ごめんなさい


いや、言い訳するとハイペースで体重落としすぎて体が追いつかなかったんですよ…そんなわけでデブのままですほんと…残念…私も悔しいんですよ…でも続行するといろんなとこにガタがきそうだったんですよ…

というわけで結局デブのままです
ほんと悔しいです
ほんと悔しいです

でもこうなったら演技で魅せます

マジで面白い劇だと思ってます
面白い劇にします
ので、皆様是非お越しください。


さて、稽古場日記としてはここまでですが、私が稽古場日記を書くのは最後になりました。
というわけで、何の変哲も無いことをつらつら書きます。

プリズムに入って、ずっと役者をやってきました。私の一つ前の代の先輩たちはすごい人ばかりでした。
私の前の役者チーフは本当に才能あふれる人で、
いつになったら追いつけるんだろう、と思っているうちにチーフは次世代へ受け継がれました。

私はいい役者チーフだったのか、それは他の役者に聞いてみないとわかりません。
でも、私なりにとても貢献してきたと思ってます。
私じゃなかったら回せない瞬間の稽古場もあったと思ってます。
役者をやる人間なんて、自己中で承認欲求が強くて我が強い人間ばかりです。
そんなやつらをまとめるには自分を殺さないとやってられない時が多いです。
色々思うところはありましたが、それでもなんとなく私を頼りにしてきてくれた後輩や、
玲奈なら大丈夫と言ってくださった先輩や、
きっとたくさんの文句はあったと思うけどついてきてくれた同期には感謝しかありません。

私の後輩の役者は、どうやら本当に自我が強い人ばかりのようです。
でも、救いなのは、一番我が強いのが役者チーフであることだと思います。
君たちは君たちなりのシステムで、お互いに喧嘩しながら言い合いながら、もっともっと成長していって欲しいです。
私はどんな君たちでも好きです、かわいくてどうしようも無いです。どんな形になっても、永遠に味方です。
ずっと応援しています。
でも、次の後輩が稽古場に入ってきたらもう少し自重しなさい。

最後にどうしても、私事ですが、このプリズムの稽古場日記で、
石井海帆、通称おじょーと今公演の演出家の古屋雄馬へメッセージを書かせてください。

石井と私は、一番長くプリズムで舞台に立った同期役者です。
ずっと一緒にやってきました。
だからこそ、お互いのいいところも悪いところもきっといっぱい知っていて、
ずっとただただ仲が良かった、とは言えなかったと思います。
私はかなり嫉妬する人間です。
石井は演技が上手です。表情が豊かです。しかも、とても努力家です。
私に足りない役者スキルをたくさん持っています。
私よりも評価されることもしょっちゅうで、（っていうとまたあれなんですが、便宜的にね）
そんな石井のことを素直にすごいねって言えない私がいたときもあります。
だって悔しかったから。
同じ場所にいるのに、置いてかれてる気がしたから。
でも、今は、心の底から、自信を持って言えます。

石井は、最高の役者です。

私は石井海帆が好きです。というか、心から感謝しています。
この公演だって、石井が稽古場にいる安心感に一人ずっと頼っていました、こっそり。
ありがとう、石井と同期でプリズムに入れて良かったです。
他の人からたくさん評価されてると思うけど、
私はあなたの陰での努力とか、地味な弱点とか、きっと、いや絶対、誰よりも知っています。
だから、私があなたの役者としての才能と努力を、一番に認めている人間であるということを、あなたに認めて欲しいです。


古屋氏。
うん、色々あったね笑
たくさん傷つけた。それにたくさん傷つけられた。
でも、最後の公演で、古屋君の演出の元で演技ができてほんとうにほんとうに良かった。
楽しかったし、なにより嬉しかった。
伝えたいことはたくさんあるけど、とにかくありがとう、ごめんね、ありがとう。
最高の演出家でした。いや、最高の演出家です。
本番まで、ガンガンお願いいたします。頑張ろう！


私がずっとプリズムで役者としてやってこれたのも、同期や後輩や先輩や周りの協力あってこそです。
ありきたりな言葉ですが、ありがとうございました。
あとわずか、つっぱしります。
最高の舞台にします。
よろしくお願いします。

それでは、またいつか、会えることを信じて。
とりあえず、劇場でお待ちしております。