gecko's blog

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水中写真でコンデジの限界に挑戦!

◎  コンデジ水中写真のコツ⑦ 実践編 

コンデジ水中写真のコツ

今日は実際に海の中で撮るところを解説していきたいと思います~。
漫然と撮ってるだけで、いつも同じような写真になってしまうなあ、
とお悩みの方に、3ステップで上達する方法を伝授~。






①寄ってみる
  大写しにするところから始めよう


写真になれていないとよく陥るパターン。
P6100168.jpg
こちらの写真、初心者の方によくある記念写真。
被写体は写ってはいるけれど、何を撮ったのかイマイチ
ピンとこないし、何を思って撮ったのかもよくわからない。

その理由に、
・画面に対して被写体が小さすぎる
・背景がゴチャゴチャして見づらい

ということがあります。

これだと、写真を見た他人は
「ああ、ベビカエルのチビがいたんだねぇー」
程度の感想しか抱きません。
簡単に言えばインパクトがない。

そこで、できるだけ被写体を大きく写すことをまずは心がけましょう。
P6100195.jpg
こんな感じ。
ただ大写しになっただけで見違えるほど印象が変わります。
大きく見えるインパクトとともに、邪魔な背景が写りこまなくなるので、
撮りたかった被写体に意識が集中するわけです。

トリミングやデジタルズームは使わず、
できるだけ被写体に寄るようにして、撮影してみてください。

このとき留意することは2つ。
・ピントを目にしっかり合わせる
・全身を画面内に収める

これだけで結構です。
逆にこの2つを意識すれば、写真撮影に必要な合焦や手振れ防止といった
基礎技術は自然と身に付いてくるはずです。



②構図を考えてみる
  いらない部分を切り取ってみよう


全身を大写しにすることに慣れてきたら、
今度は被写体を画面中央ではなく、四隅に配置するようにしてみましょう。
P6100198.jpg
この写真は所謂『対角線構図』です。
被写体の目線の先、若しくは進行方向に空間を作ってやります。
被写体を四隅に持ってくると、画面に安定感が出るのも覚えておきましょう。

他にもいろいろな構図がありますが、これが簡単でありながら
汎用性の高い構図ですので、ここから始めて見るといいと思います。

ここでのポイントは
・視線の流れを意識する
です。
被写体の視線の流れは、そのまま見る人の目線の流れになります。

大写しでの構図に慣れてきたら、次のステップです。



③引きで撮ってみる
  ここからが絵作りの醍醐味


②のステップに慣れて来ると、だんだんと自分でマンネリを感じてきます。
アップばかりの写真でおなかいっぱいになってくるわけです。
そこで次はアップをやめて、少し引きで撮ってみましょう。

こんな感じに。
140313_09.jpg  140313_06.jpg


この場合の構図は黄金比分割です。
この辺の構図の詳しいことはそのうちに。

②のステップまでは基礎技術と勢いでカバーできる範囲ですが、
ここからが一番楽しいところであり、難しいところでもあります。

ある程度引いているため、被写界深度が深くなり背景がうるさくなりがちになるので、
基礎技術や構図の知識といったものに加え、
・背景を選ぶセンス
・背景を処理する技術

が必要不可欠になってきます。
これはとにかく上手な人の写真を見たり、場数を踏むしかないので
水中写真に限らず陸上写真も練習してみるといいでしょう。



そういうわけで、水中写真がうまくなりたい初心者の方は、
とりあえず①②を試してみると、劇的に変わると思いますので、
ぜひご利用くださいませ。





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