gecko's blog

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水中写真でコンデジの限界に挑戦!

◎  各社DCを比べてみた @2017年 

前回アルゴリズムによって各社の傾向を調べてみたところ、ビュールマンモデルを採用するメーカーをピックアップできたので、各社の製品を比較してみたいと思います。

今回ピックアップした製品は

・ビュールマンモデル採用
・MIXガス対応


この2点を満たしたものになっています。
ほいでそれらをなんか色々見繕って使いやすそうなDCに目星をつけとこうという記事です。
何しろTUSAのIQ1201、2つとも死亡したので新しいDCを手に入れにゃならんのです。



  
メーカー TUSA AquaLung S-Pro
機種名 iq1204_wbl.jpg
IQ1204
I450.jpg
i450T
aladintec3g.jpg
Aladin Tec 3G
sproM1.jpg
M1
アルゴリズム
ビュールマン
ZHL-16C改 
ビュールマン
ZHL-16C改
ZHL8 ADT MB ZHL8 ADT MB
ガス切替 4 3 3 3
自己電池交換 ソーラー ×
定価 100,000 115,000 open open
実勢価格 55,000 75,600 63,420 42,000
  



◎  減圧アルゴリズムの観点からDCの選び方を考察してみる 

潜水時間が短いとか、浅いところでしか潜らないという普通の方はデザインで選んで全く問題ないというのが結論。
しかし我々のように『長く潜れるDCが欲しい』という手段のためには目的を選ばないような度し難い者からすると、DC選びで最も重要なファクターは減圧アルゴリズムにあります。



●減圧アルゴリズムとは


減圧アルゴリズム(減圧理論)とは何mに何分滞在したらどれほどの窒素が溜まるのか、またその排出スピードはどれほどのものなのかを計算するための理論になります。
このアルゴリズムを使い、常時変化する圧力と経過時間の計算を行うことでDCはDECOの管理をしてくれるわけです。
このアルゴリズムというのがたった一つではなく様々な種類があり、メーカーにより採用しているアルゴリズムが違うため、全く同じダイビングをしても人によってDECOの出方が違うということが起こります。

深場では厳しいが20m程度の水深ではゆるい、逆に深場はそうでもないが20m程の水深では厳しい、1本目はゆるいが反復潜水を繰り返すたびに加速度的に厳しくなっていく、などアルゴリズムによってDECOの出方は様々で、実際に使ってみないことにはDCの癖というものがわかりづらく、この為新しいDCの購入をためらいがちになってしまいます。

しかし様々なメーカーのDCを見てきたおかげで、各メーカーの採用するアルゴリズムさえわかれば自分の求めるDCを絞り込めるはずです。
というわけで、代表的なメーカーが採用しているアルゴリズムを調べてみました。




●各メーカーの採用するアルゴリズム


各メーカーの代表的なDCをピックアップしてアルゴリズムを調べてみました。
全ての機種を確認したわけではないので、他のアルゴリズムを採用した機種もあるかもしれません。


メーカー アルゴリズム
TUSA ビュールマンZHL-16C改 
AquqLaung ビュールマンZHL-16C改 
B-ism AAビュールマン 16組織
S-Pro ZHL8 ADT MB
SUNTO Suunto RGBM
Mares MARES LAB - RGBM
Cressi CRESSI RGBM
Oceanic Z+・DEST



ビュールマン

TUSA、AquaLaung、そしてB-ismも名称に違いあるだけで全く同じビュールマンの16コンパートメント理論を用いています。
S-Proも名称にこそビュールマンと冠されていませんが、こちらも同じくビュールマンの8コンパートメント理論です。
16コンパートメントとか8コンパートメントというのは、人体の組織を窒素の溶解しやすさによって区分けしたもので、ZHL16が16に区分け、ZHL8がその簡易版で半分の8個に区分けしたものですが、あまり差は出ませんのでほぼ同じ理論と言って良いでしょう。

今まで使用していたTUSA IQ1201、ソーラー最新モデルIQ1204、フォト派ダイバーに絶大な支持を得ていたIQ700等、使い勝手の良いアルゴリズムであるため、ライトダイバーのみならずフォト派ダイバー、ガイドダイバーの要望にも耐えられるでしょう。



RGBM

その下に続くメーカー3つは、RGBMの名称の上にメーカー名を冠しています。
つまりRGBMという減圧理論に各社のさじ加減が加えられている、という形です。

異常に厳しいことで有名なSUUNTOを含むこともあり、こちらはライトダイバー以外の使用には耐えられないでしょう。



Z+・DEST

Oceanicに至っては初耳のアルゴリズムです。
Z+とDESTという2つのアルゴリズムをユーザーが好みで切り替えられるという他にないユニークなメーカーです。
しかしOceanicのDCを使っている方に会ったことがないため、そのアルゴリズムの実際についてはよくわかりません。




●結論


ビュールマンモデルを採用するTUSA、AquaLaung、B-ism、S-pro が我々のようなダイバーには相応しいと思われます。
あとはMIXガスの設定など自分好みの機能を持った機種を探し出すだけです。



◎  TUSA DC Solor IQ1204 レビュー 

iq1204_pc.jpg

ひょんなことから使用する機会ができたため、いいチャンスなのでレビューしてみます。
正直このソーラーシリーズには一切期待を持っていなかったのですが、さてどんな評価が下るのやら・・・・・・

◎  一眼レビュー 

お久しぶりです。
しばらくカメラ持ってなかったんですけど、串本にいる間にとうとう一眼買ってしまいました。

まだひと月も使ってないんですが早速レビューしてみます。






あ、一応言うときます。

また騙されたな



◎  BC穴あき修理 

ここ最近、EXするとBCの中に水がジャバジャバ入ってきてました。
インフレーターホースが裂けてたので、それが原因かと思って直しても、
やっぱりジャバジャバ。

水が入ってくるくらいならまだ良かったけど、こないだとうとう水中で自覚できるくらいの速さでエアが抜けて浮力がなくなるように。
こりゃあいかんと思ってちゃんと調べてみたら、腰のリリーフバルブの反対側(体側)が擦れてピンホールじゃ済まないような穴が開いてました。

なんとかならんかと思って修理してみたらうまくいってしまったのでやり方メモ。

①BCを洗ってよく乾かす

②穴の周囲を広めに見積もって、3Mスコッチ プレミアムゴールドを薄く塗りたくる

③1日乾かして、また塗りたくる

④4~5回②③を繰り返して接着剤の膜で穴を塞ぐ

⑤表面を平らにならして、穴のあった部分にゴムシートを貼り付ける

⑥数日乾燥させて、接着剤を完全に硬化させる



時間がかかるのが難点だけども、ばっちりがっちり穴を塞ぐことができました。
ゴムシートの厚みが2mmくらいあるので、補強材としてもバッチリです。
こないだ試しに潜ってみたら、全く水が入ってこなくてびっくりしました。

手順②~④は、接着剤の皮膜で一応穴をふさぐように作業していますが、
⑤のゴムシートのつきをよくすることと、BC布地の凹凸を接着剤で埋めて
水の浸潤を防ぐことが本来の目的です。

BC修理も下戸之屋メニューに入れよっかな~。




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