本日の為替相場は、
米国の新規失業保険申請件数と生産者物価指数の発表と
パウエルFRB議長の発言、
直近で優勢な米ドル買い・日本円売りの流れの行方に注目!
【現在の相場】08:00時点・チャート画像は全て15分足
・単純移動平均線
赤:25MA 青:100MA 紫:200MAドル円
移動平均線は上から、25MA、100MA、200MA
現在は25MAと100MA間での
レンジ相場MACDからは、
ロングサインが消えていることが確認できる。
ユーロドル
移動平均線は上から、200MA、100MA、25MA
現在は25MAに沿って
ショートトレンドMACDからは、
ショートサインが消えていることが確認できる。
ユーロ円
移動平均線は上から、100MA、25MA、200MA
現在は25MAと200MA間での
レンジ相場MACDからは、
ショートサインが確認できる。
【本日のイベント】09:30 豪)10月新規雇用者数
09:30 豪)10月失業率
19:00 EU)9月鉱工業生産
19:00 EU)7-9月期四半期域内総生産
21:30 EU)欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
22:30 米)10月卸売物価指数
22:30 米)前週分新規失業保険申請件数
22:30 米)前週分失業保険継続受給者数
29:00 米)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
30:00 英)ベイリー英中銀(BOE)総裁、発言【今夜の戦略】本日の東京外国為替市場のドル円は、
トランプ・トレード(米国債売り・ドル買い)が継続して
155円台に乗せてきていることで、
本邦通貨当局によるドル売り・円買い介入の可能性に警戒しながら、
今夜のパウエルFRB議長の講演を待つことになるでしょう。
米10月コアCPIが3カ月連続で前月比+0.3%の伸びを記録して
インフレ抑制の足踏みが警戒されたことで、
米10年債利回りが4.46%台まで上昇し、
ドル円も155.62円まで上昇して、トランプ・トレードが継続しています。
ドル円は155円台に乗せてきており、
神田前財務官が退任前に円買い介入を断行した
水準(157円台、159円台、160円台、161円台)に接近しています。
現在は財務省顧問も務める神田内閣官房参与は、
先日、株高とドル高・円安の「トランプ・トレード」が起きている背景として、
財政赤字増大による米金利上昇や関税の引き上げ、
移民制限によるインフレと金利引き上げの可能性といった
憶測があると指摘していました。
そして、投機が変動を助長しているとして、
「行き過ぎた動きには適切な対応を取る」と
円買い介入の可能性を示唆していました。
トランプ米政権は、米国の製造業を保護するため、
輸入関税を引き上げ、ドル安を志向すると思われることから、
本邦通貨当局のドル売り・円買い介入と整合的であるため
警戒しておきたいですね。
また、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループが
FF金利先物の動向に基づき算出する「フェドウオッチ」によると、
12月17−18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での
0.25%の利下げ確率は80%台に上昇しているものの、
来年1月のFOMCでは据え置きが見込まれております。
12月17−18日のFOMCの前には、
12月6日に米11月雇用統計が発表され、
10月の雇用統計のノイズとなっていたハリケーンや
ストライキの影響を排除した米国の雇用情勢が確認できます。
今夜のパウエルFRB議長の講演では、
11月雇用統計という「データ」次第と述べつつも、
12月FOMCでの第3次利下げ(▲0.25%)を示唆すると思われますが、
注目ポイントは、第2次トランプ米政権が発足する
来年1月20日の後の29日のFOMCでの追加利下げへの言及です。
7月FOMCでは、従来のインフレ重視の金融政策から
二大責務であるインフレと雇用の両方を見る金融政策に
「リカリブレート(再調整)」することが表明されました。
そして、パウエルFRB議長は、
9月FOMCでの第1次利下げ(▲0.50%)や
11月FOMCでの第2次利下げ(▲0.25%)辺りから、
金融政策の再調整「リキャリブレーション(recalibration)」という
言葉を多用して、中立金利水準までの
利下げ路線を貫徹しようとしており、
今夜の講演でもこの単語に注目しておきたいですね。
9時30分に発表される10月豪雇用統計の予想は、
失業率が4.1%で9月と変わらず、新規雇用者数が+2.50万人で、
9月の+6.41万人からの減少が見込まれております。
先日の豪準備銀行(RBA)理事会では、政策金利が据え置かれ、
声明文では「基調インフレは依然として高すぎる。
インフレ率は2026年まで目標(2-3%)の中央値に
到達することはないだろう」とタカ派的な見解が維持されました。
オーストラリアは、第2次トランプ米政権での
トランプ関税の直接的な悪影響と
第2次米中貿易戦争による間接的な悪影響が懸念されており、
雇用情勢が悪化していた場合、
早期の利下げ観測が台頭する可能性に警戒しておきましょう。
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【今週の重要イベント】・
赤字は最重要経済指標・
桃色は重要イベントなど11/11(月)
・米国、カナダ休場
08:50 日)9月国際収支・貿易収支11/12(火)
16:00 独)10月消費者物価指数
16:00 英)10月失業保険申請件数
16:00 英)10月失業率
16:00 英)9月失業率
19:00 独)11月ZEW景況感調査(期待指数)
19:00 EU)11月ZEW景況感調査11/13(水)
09:30 豪)7-9月期四半期賃金指数
22:30 米)10月消費者物価指数
25:00 露)7-9月期実質国内総生産
25:00 露)10月消費者物価指数
28:00 米)10月月次財政収支11/14(木)
09:30 豪)10月新規雇用者数
09:30 豪)10月失業率
19:00 EU)9月鉱工業生産
19:00 EU)7-9月期四半期域内総生産
21:30 EU)欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
22:30 米)10月卸売物価指数
22:30 米)前週分新規失業保険申請件数
22:30 米)前週分失業保険継続受給者数
29:00 米)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
30:00 英)ベイリー英中銀(BOE)総裁、発言11/15(金)
08:50 日)7-9月期四半期実質国内総生産
11:00 中)10月小売売上高
11:00 中)10月鉱工業生産
16:00 英)7-9月期四半期国内総生産
16:00 英)9月月次国内総生産
16:00 英)9月鉱工業生産
16:00 英)9月製造業生産指数
22:30 米)10月小売売上高
22:30 米)11月ニューヨーク連銀製造業景気指数
23:15 米)10月鉱工業生産経済指標&イベントに加えて
・主要な株式市場
・米国の国債利回りの動向
・米国の金融政策への思惑
・米ドルと日本円、ユーロの方向性
・金融当局者や要人による発言
・注目度の高い米経済指標の発表
・金融市場のリスク許容度
・原油と金を中心とした商品市場
・欧州の金融政策への思惑
・日本の金融政策への思惑
・米大統領の発言
にも
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