御来光の空 by 空倶楽部
久しぶりに空倶楽部に投稿しました。
今回の記事は9月11日〜13日にかけて参加した
名鉄観光撮影ツァー 竹下光士氏指導「蔵王の御釜」2日目のものです。
蔵王山麓のホテルを午前4時に出発。
レストハウス前の駐車場から霧の中を進んだ。
前日11日にロケハンしたポイントに三脚を立てた頃には
茜に染まっていた空はもう色が薄くなっていた。
＜朝霧の中の御釜＞
代わりに御釜を覆っていた霧は薄くなり全容が見えた。
＜御来光＞
1時間の夜明けのドラマに酔いしれた。
＜陽光を浴びて＞
ここからは、興味のない方は飛ばして下さい。
蔵王の火山活動は約100万年前から始まったとする説もあるが、少なくとも70万年前には始まっていたと考えられているようです。
（厚新生チバニアン期 ナウマンゾウやメルクサイが生存していた頃）約3万年前(氷河期の終わり頃で日本人の祖先がこの日本列島
に渡ってきた時代)には山体崩壊が発生してカルデラが形成され、 その後約3000年前から2000年前頃(縄文時代から弥生時代)の
活動で外輪山の東側が崩壊して現在のような東側に開いた馬蹄形の形となったとされている。
1968年(昭和43年)時点の調査によると、火口湖としての御釜の湖岸線の長さは直径325m最大水深27.6m水質はpH3.5の強酸性
で生物は一切生息していないとのこと。7月頃までは雪解け水が御釜に流れ込むが、降雨以外は御釜への水の流入はない。融雪期
や大雨の際にだけできる五色川と呼ばれる水の流れがあり、それによって形成された三角州が湖岸西側に見ることができる。
御釜の水の色は、火山活動の有無で変化する。火山活動がない時期は澄んだ瑠璃色である。(今回の写真の色) 火山活動があると、
湖底の沈殿物が舞い上がって攪拌されるので湖水が白っぽく濁るとのこと。また、酸性度の変化により湖水の鉄分が酸化度も変化
し、赤みをおびたり黒っぽく見えるようにもなる。このような様々な条件によって御釜の色彩は微妙に変化する。水の透明度につ
いては、火山活動休止期の1928年（昭和3年）に5.7メートル、 火山活動があった1939年（昭和14年）に1.5メートル、 さらに
その後0.9メートルと記録されている。
＜蒼い池＞ 前日のロケハンの際に撮影
# by Mr_Futchan | 2024-09-29 00:00 | 空倶楽部 | Trackback | Comments(1)
