2024年11月05日 | Page 1 | ふじき78の死屍累々映画日記・第二章
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『ソウX』『ドキュメンタリー オブ ベイビーわるきゅーれ』

池袋で同日鑑賞2本。

◆『ソウX』トーホーシネマズ池袋2

▲怖い怖い。

五つ星評価で【★★★★うひひひひひひ。ジグソウかっけー】
なんで「X」なのかと思ったら10本目なんだとか。そんなに撮っていたのか。どれも嫌いじゃないがやはり一本目のラストは鮮烈だった。それと今回も出て来る独特の趣味の悪い下町工場的なギミックがステキ。家にあっても困るけど、カプセルトイとかにあったら、集めてしまいそう。でも、一本目以外は映画もギミックもどれがどれだか。
ジグソウのトビン・ベルの異常だけど異常なりにモラリストな所がステキ。そのジグソウを知らずに騙しにかかる奴の騙す時の天使具合と、騙しが露呈した時のクズ具合の落差が激熱。
トーホーシネマズの轟音シアターで見たけど、悲鳴や肉が切り裂かれる音なんかが容赦なく轟音で攻めて来るのが、轟音をこんな汚い音で満たしてしまって、ああ、何てよきよき。


◆『ドキュメンタリー オブ ベイビーわるきゅーれ』シネマロサ1

▲映画としては沁みたり沁みなかったり

五つ星評価で【★★★前半30分は星四つ。後半65分は星二つ。】
まあ凄い。あの映画の撮影現場に密着。あのアクションシーンの構築場面が見られるだけで凄い。
そして、高石あかり、伊澤彩織、池松壮亮の素顔や奮闘を見るに彼等を好きにならざるを得ない。池松壮亮すげーな。最初から限界超えてる。限界超えながらそのまま訳も分からずに持続する、なんつー役者バカ。最初の30分は適度に楽しいオフショットも挟みつつ、中心三人の超絶アクションを楽しめる。池松壮亮シャドウ・ボクシングが何もやっていなかったとは思えない拳の繰り出しの速さ。池松壮亮のスタンド代役も用意されているようだが、どうもスタンドの見本に徹していてアクション全て池松壮亮がこなしてるようにしか見えない。ひえー。
でも、後半ドキュメンタリーは失速する。役者陣の疲労による相次ぐ故障、撮影スケジュールの超過。それはいいのだけど(現場は良くないだろうけど)、一つのアクションを完成させるための妥協ないリハーサルを連続で見せる。何回も、何回も。これがくどい。果てしなく同じような事を何回も繰り返す。三回も四回も五回も六回も繰り返す。メインカメラによる確認とかをさせてくれないから何が違っているのか分からない。別のカットでも同じようにOKになるまで繰り返される。現場にいた人は現場にいた人で感じるものがあるのかもしれないけど、それは観客の自分には伝わらない。素人に伝わるように作ってほしい、プロなら。


【銭】
ソウX:有料入場6ポイントを使って無料入場。
ドキュメンタリー オブ ベイビーわるきゅーれ:シネマロサのシニア1200円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
ソウX@映画.com
ドキュメンタリー オブ ベイビーわるきゅーれ@映画.com
プロフィールだ

fjk78dead

Author:fjk78dead
ふじき78
映画を見続けるダメ人間。
年間300ペースを25年くらい続けてる(2017年現在)。
一時期同人マンガ描きとして「藤木ゲロ山ゲロ衛門快治」「ゲロ」と名乗っていた。同人「鋼の百姓群」「銀の鰻(個人サークル)」所属。ミニコミ「ジャッピー」「映画バカ一代」を荒らしていた過去もあり。

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