埼玉#3 いもを食べに川越!@川越
「くださいな。」
秋といえば、さつまいも。やきいものシーズンの到来です。木枯らしが吹く頃になるとやっぱり、焼き芋が恋しくなります。やっぱり、ここは川越でしょ!ということで11月4日に川越に行ってきました。
「栗(九里)より(四里)うまい十三里」なるさつまいも。焼き芋は、栗(九里)よりうまいかあ、焼き栗も上手いもんなぁ。いろんなところで引かれているけれども、宮川政運著「俗事百工起源」(慶応元年)に、「文化三、四年に薩摩芋を焼て売し看板に、八里半と書て売し処、大きに売れたる、其こころは、此の風味よろしき故、栗の味ありとて、栗に近しと云へる謎を看板に書しものなり、其後また十三里芋と書し看板も有し、是れ八里半の上にて、くりよりうましと云へることなりしか」と。
文化年間(1804~)のはじめに、栗(九里)に近い八里半、栗(九里)より(四里)うまい十三里といって焼き芋を売っていたのかぁ。少なくとも210年ぐらい前には、江戸で焼き芋が食べられていたんですね。
川越に来たのだったら紅赤の焼き芋でしょう。川越藩領でサツマイモを産するようになったのは、江戸の焼き芋と同じぐらいの歴史で、明治時代までは「川越いも」といえば青づる・赤づるの二種類だったそうですが、明治31年(1898)、浦和で「紅赤」が発見されると、この芋は川越地方でいち早くとり入れ、今では川越いもといえば「紅赤」といわれるほどになっています。
おいしい焼き芋の季節、到来です!
こういう町並みがいいですよねー。