The 4th Kind フォース・カインド
The Fourth Kind
2009
アメリカ
オラトゥンデ・オスンサンミ監督・脚本
ドクター・アビゲイル・タイラー 、オラントゥンデ・オスサンミ 、テリー・ロビンス原作
ミラ・ジョヴォヴィッチ、、、アビゲイル(アビー)・タイラー博士(精神科医)
ウィル・パットン、、、オーガスト保安官
イライアス・コティーズ、、、エイブル・キャンポス博士(精神科医)
ハキーム・ケイ=カジーム、、、アウォロワ・オデュサミ博士(シュメール語の権威)
ミア・マッケンナ=ブルース、、、アシュリー・タイラー(タイラー博士の娘)
ラファエル・コールマン、、、ロニー・タイラー(タイラー博士の息子)
「第4次接近遭遇」だと。アブダクションのことか。アラスカ州ノームで起きた事件のモキュメント映画。
ミラ・ジョヴォヴィッチの主演作にしては、すんごい地味かな~。
アビゲイル・タイラー博士の実際の体験と研究をもとに実名だけ変えて再現された噺。という設定。
(アビゲイル・タイラー博士役の人~本人?がとってもオカルト映画向きの風貌の方)。
UFOに拉致され記憶を消され、その記憶の断片を催眠療法で表に出し、不眠と不安と恐怖から解放されよう、とするのだが、、、。
実際のカウンセリングや警察の監視用に撮られたビデオが大げさなノイズが入って不鮮明な画像のため訳が分からなく、それでリアルさ臨場感を出そうとするも、今ひとつ、、、。シュメール語で何やら当たり障りのない脅しをかける宇宙人(こういう時にここぞとばかりに使われる鉄板のシュメール語、、、古代宇宙人とか)。
実際の博士たちがインタビューや実録カウンセリングビデオで出て来るが、皆役者に見えるんだけど。
最後の「信じるか信じないかはあなた次第」で、全て終わった(笑。これ言っちゃおしまいだよ。もう、だっさ(笑。
街の誘拐された人たちの不眠と不安は収まらない。混乱は増すばかり。
フクロウが寝ているときに自分を見つめているのだが、それは実はフクロウではなかった。では、それは何なのか。
何人もの患者が、決まってフクロウを入眠時に見ており、記憶を探るうちにそれはフクロウではないことが分かる。
「はなしたくないけど、はなさないと。」
「うめこまれたみたいで、まともにかんがえられないけど、あたまのそとにださないとならない。」
アブダクションに遭った人たちは記憶を消されているが、不安と恐怖から脱するため、進んでタイラー博士の催眠術にかかり、深層の記憶を掬い上げて解放されようとする。このいたたまれない気持ちはとても分かる。きっとそう思うはず。
しかしその後、ことごとくその人たちは自殺や心中をしたり、重傷を負って半身不随になったり、破滅してゆく。
(すでに失踪事件も多数発生しているのだ)。
そしてそこに常に関わって来たタイラー博士自身が疑われる。
(確かにこの人がマッドサイエンティストだったら、これほど怖いことはない)。
更に彼女の娘も宇宙人に拉致されてしまう。
この宇宙人は一体、何をしたいのか。フクロウみたいでフクロウではない勿体ぶった連中だ。かなり悪質。
もしタイラー博士が仕組んだものであれば(催眠誘導)、ヒッチコックの世界だ。これはこれで凄いが。
作品からは離れるが、、、
オープンコンタクトは、われわれのこころに恐怖と不安のあるうちは、無理みたいだ。
何処の国の政府もそれらに関する情報は伏せている(らしい)。
混乱を引き起こすことが分かっているため、まだまだ情報公開出来る段階ではないと。
われわれの精神の成長次第であるということになろう。
だとすれば、無理かも。ずっと。
ちなみに本作のようなおどろおどろしいものではなく、もっとスマートに清々しく行われるアブダクションは結構あるそうだ。
そういう情報源を持つ人たちはいる。
まともなひとで。勿論(笑。
目的は人類のDNA採取らいい。
それを自分たちの生命維持に有効利用するのだと、、、
ふ~ん、といったところだが、そう遠からず、全容が解明されるものであろう。
負の意味のショッキングなニュースにはならないと思う。
最後も何やら歯切れはよくない。
UFO目撃談などがずっと続く。
珍しくも何ともない。
ミラ・ジョヴォヴィッチが勿体ない。
AmazonPrimeにて
- 関連記事
-
- THE GUILTY /ギルティ
- 映画がしんどい
- The 4th Kind フォース・カインド
- フロンティア
- アイアンスカイ 第三帝国の逆襲