デヴィッド・リンチ:アートライフ 断片補遺
「イレイザーヘッド」を撮る間、全てが美しかった、、、
と彼は語っている。
カリフォルニア・サンシャインの元、娘さんと制作をする風景がわたしには「東京物語」の埠頭の上をゆく平山周吉夫婦の姿にも重なる想いがした。
すでにこの世を超脱しているような。
確かにそこに存在しているのだが、ふと何処かに消えてしまっても不思議でない。
永遠がそこにある。
エンディングに語られる(書かれる)言葉が美しく、映画の光景が浮かぶようで、そのままここに記しておきたい。
深い闇と明るい光が
周りを包んでいる
根の中にあったものは
やがて木になり
星空の下の家になった
その家の中で
よく見るための目と
長い腕を持つ男は
明るい光に手を伸ばし
深い闇にも手を伸ばした
そして自分自身を見た
さて、アートライフへ、、、
- 関連記事
-
- ビリーザキッド 21才の生涯
- ザ・サークル
- デヴィッド・リンチ:アートライフ 断片補遺
- デヴィッド・リンチ:アートライフ
- フェリーニのアマルコルド