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ボーイング787故障の原因は「ボーイングによる最終組立における、配線のミス」である可能性。
1/18冷泉彰彦
私見です。仮に新しい事実が明らかになり、訂正が必要になった場合は速やかに対応する予定。
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仮に配線のミスで、ハイテクの自己修正機能でも守れなかったような「ひどいヒューマンエラー」が原因であるならば、日本の経済界は怒るべきで、
日本は民生用航空機ビジネスの「最終メーカー」に名乗りを上げるべき。
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◆ボーイング787の初期不良、日本の部品が原因というのは「濡れ衣」ではないのか?
2013年01月18日(金)12時47分
冷泉彰彦
Newsweek ニューズウィーク日本版
http://m.newsweekjapan.jp/reizei/2013/01/post-519.php
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【引用開始】
ローガン空港での故障、燃料漏れ(1)に関しては「非常事態において燃料を捨てる弁が誤って開き、しかもコクピットの表示には現れなかった」というのは、電子制御における「配線ミス」である可能性が濃厚。
1月8日『ウォール・ストリート・ジャーナル』(電子版)によれば、米ユナイテッド航空の787では「配線ミス」(2)が見つかっている。
ローガン空港での後部非常用電源の発火(3)と、
高松に緊急着陸(4)した機の問題、
いずれも「充電しようとしたら過大な電圧がかかったか、あるいは充電中にショートした」可能性。前者(3)は、着陸して補助エンジン(APU)で発電を開始した時点で発火、
後者(4)は、離陸後にエンジンの回転数が上がって発電機からメインバッテリーに電気が供給された時点で発火に至っている。
これも、電池の品質の問題や電源管理システムのエラーというよりも、配線ミスである可能性が疑われる。
というのは、GSユアサの電池は高度な自己診断機能と異常充電遮断機能を持っていることと おそらくそれとタレス社のソフトは連動して動いていたと考えられるが、それでも発火したという 「想定外の異常」が起きた理由としては、配線ミスの可能性が一番考えやすい。
更に言えば、(1)と(2)の故障、(3)と(4)の故障に共通した問題があるとしたら、やはり(2)の配線ミスが非常に疑わしい。
仮に配線のミスで、ハイテクの自己修正機能でも守れなかったような「ひどいヒューマンエラー」が原因であるならば、逆に日本の経済界は怒るべきです。仮にそうであるならば、「小型ジェット」などと生ぬるいことを言わず、製造業のノウハウが 残っているうちに、日本は民生用航空機ビジネスの「最終メーカー」に名乗りを上げるべき。
【引用終了】
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