誰もが一番興味のあること・・・人それぞれちがうんだから、「誰もが一番・・・」という絶対的な興味の対象は存在しえない。しかし、それに近いものならある・・・かもしれない。なんだと思う?
「恋愛」と答える人もいるかもしれない。が、誰もが一番興味のあること・・・それは「自分自身」ではないかと思うのだ。自分自身が何を考え、どう行動し、どういったメンタル状態で、どういった未来があり、どういった過去があって・・・自分自身に対する興味が尽きることはない。社会のこと、映画のこと、音楽のこと、テレビのこと、誰かのこと・・・・人の思考や興味は四方に向いているが、その興味のさらに底辺を突き詰めていくと、そこには他でもない自分自身に対する思考や興味が横たわっているのではないかと思うのだ。
佐野眞一が書いた本で、「東電OL症候群」というノンフィクションがある。1997年に渋谷で起きた事件を題材とした同氏のノンフィクション「東電OL殺人事件」の続編にあたるものなのだが、その中では事件や被害者の女性の生き方に対する読者の反響が取り上げられている。多くの女性読者は「これは自分自身のことではないか・・」そう思ったという。表面的には、他者のことなのだが、他者の生き方を知ることにより、多くの人が自分自身の生き方を省りみて、大反響へとつながったのでないかと思う。
誰もが一番興味のあること・・・それは「自分自身」のことではないかと思うのだ。そして「文化」とはその興味を引き出すことに面白みがあるのではないか、そんなふうなことを考察してみたくもなる。
●自ブログ関連:渋谷・10年目の命日
「恋愛」と答える人もいるかもしれない。が、誰もが一番興味のあること・・・それは「自分自身」ではないかと思うのだ。自分自身が何を考え、どう行動し、どういったメンタル状態で、どういった未来があり、どういった過去があって・・・自分自身に対する興味が尽きることはない。社会のこと、映画のこと、音楽のこと、テレビのこと、誰かのこと・・・・人の思考や興味は四方に向いているが、その興味のさらに底辺を突き詰めていくと、そこには他でもない自分自身に対する思考や興味が横たわっているのではないかと思うのだ。
佐野眞一が書いた本で、「東電OL症候群」というノンフィクションがある。1997年に渋谷で起きた事件を題材とした同氏のノンフィクション「東電OL殺人事件」の続編にあたるものなのだが、その中では事件や被害者の女性の生き方に対する読者の反響が取り上げられている。多くの女性読者は「これは自分自身のことではないか・・」そう思ったという。表面的には、他者のことなのだが、他者の生き方を知ることにより、多くの人が自分自身の生き方を省りみて、大反響へとつながったのでないかと思う。
誰もが一番興味のあること・・・それは「自分自身」のことではないかと思うのだ。そして「文化」とはその興味を引き出すことに面白みがあるのではないか、そんなふうなことを考察してみたくもなる。
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