エコトリピーのTEAS生活 『新潟下駄総踊り』を通して考えてみたよ
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『新潟下駄総踊り』を通して考えてみたよ

お祭りトリピー
9月20日、ぼくはお友だちと一緒に、新潟へ行ってきたよ。
そしたら夜に笛や太鼓の音に合わせて、大勢の下駄(げた)の音が聞こえてきたんだ。
なんだろう?と思って見に行ったら、大勢の人が華やかな衣装を着て、下駄をはいて踊ってたよ。
それが新潟総踊り祭の中の下駄総踊りだったんだ。

それにしてもみんな一人ひとりが違う衣装を着てて、日本でもあまりみたことがないような感じの着物だったからちょっと聞いてみたら、インドのサリーを再利用して着物に仕立て直してるんだって。
だから一人ひとりが違う衣装だったんだね。エコだね~。

ん?でもちょっと待って。
わざわざインドから古着のサリーを持ってきて再利用するのって本当にエコなのかなぁ。
輸送に使う船や飛行機の燃料も使うし。

因幡の傘踊りトリピーでもぼくは思うんだ。
日本では最近「サスティナブル」って言葉をよく使うけど、これは「持続可能な」っていう意味なんだ。
持続可能な社会をつくろうって、日本ではみんなが言うけど、
これは「将来的に持続可能な開発ができる環境にやさしいリサイクル社会をつくろう」っていう意味で使ってるんだ。

だけど、世界では持続可能な社会を作るということは、単に環境を守るだけではないんだ。
貧困をなくすこと、紛争をなくすこと、こどもに教育を受けさせてあげること・・・
そのような日本ではあたり前のことが、世界ではまだあたり前ではない国がたくさんあるんだ。
そのような国にとっては、持続可能な社会を作るということは、環境を守ることではなく、
まずは貧困をなくすこと、紛争をなくすこと、こどもに教育を受けさせてあげることなんだ。

だからこのお祭りのように、インドのサリーを再利用するということは、日本では環境にやさしい活動になるし、インドでは貧困をなくす活動になるし、日本のこども達には世界の現状を知るきっかけにもなるし、インドのこどもたちはこの活動により教育が受けられるようになるかもしれない。

麒麟獅子舞トリピーだから、単に環境にやさしいかどうかだけでものごとを判断するのはよくないねって、ぼくそう思うんだ。

そういえばこの新潟総踊りが、なんと鳥取でも実物を見ることができるんだよ。
10月10日、11日に鳥取市で開催される「日本のまつり・2009鳥取」に新潟から下駄総踊りを披露しにきてくれるみたいだよ。

ぼくたちもおすすめするから見てみてね。
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