3000 車両の工作: 鉄道模型FAN

KATOモハ456の動力交換

 このブログをはじめたばかりのころ、東北急行の455・457系の色差しをしました

 

 1981年発売の初回生産品ですが、KATOさんは基本的な形態に破綻がないので、

Img_1389

現在でも見ごたえのある車両です。とはいえ、動力ユニットは黎明期の物。走らないわけではないですが、現行製品と比べるとギクシャクします。

 このたび、グリーンライナー用モハ454のジャンク品を手に入れましたので、その動力ユニットをモハ456に移植しました。

 

 モハ456とモハ454の
Img_1384

動力ユニット。黎明期のユニットは左右分割のダイキャストに椅子の背まで表現されてました。

Img_1385

 上が黎明期のユニット、下が現行ユニット。拡大してみると、

Img_1386

黎明期のユニットは、図太く短いジョイントで動力を伝える構造。その良し悪しを判断できる知識は持ち合わせていませんが、現行品が細くて長いジョイントを使っている以上、性能が良いのでしょう。

 モハ456のボディがすんなりと現行ユニットに取り付けられれば世話はありませんが、

Img_1387

そうは問屋がおろさない。車体内側に貼りだしている梁の位置も長さも高さも違います。

 モハ456の梁を削りますが、1981年当時の車体ボディは、現在のものと違って非常に硬いプラスティックでした。

 デザインナイフでは歯がたたず、ニッパーでむしり取って、ナイフでバリを取り、120番の神ヤスリで削り取るという悪戦苦闘の結果、ようやく、車体がユニットにのっかりました。

 モハ456に梁を新設しなくても、

Img_1390

モハ454の窓の凹にユニットの爪が収まってくれました。

 快調に走ってくれるとやはり嬉しいものです。

Img_1392

Img_1391

 国鉄時代の13両編成には、昭和の街並みが似合います。

 

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

ED18のグレードアップ

 約10年前に不調のED18を復調させましたが、上回りはそのまま。

 最も不満であったのがヘッドライトの形状でした。

Img_1259

 写真はEF10ですが、ED18もこんなのがのっかってました。

 この10年の間にASSYパーツとして、いろんなヘッドライトが発売されてます。昼光色ライトユニットを併せて使用してカッコよくしてみました。

 

 不細工なライトはニッパーでばっさり。 

Img_1252

 デザインナイフで成形し、ライトの導光部を差し込む穴を広げました。

Img_1253

 ライトを差し込んでみると、格段の差。効果抜群です。

Img_1254

 ライトユニットは、定例のDD16用。

 

Img_1255

 銀河モデルの信号炎管とASSYの汽笛に交換してグレードアップしました。

 

 僚友のED19と並べてみましたが、

Img_1257

ED18が腰高です。

Img_1258_20221023120301

それぞれの車体裾は、ED19が15mm、ED18が16mm。

 今回は時間切れですが、時間を見つけて1mmの車高下げを試みます。

 

 追記

 夕方時間ができて、車高下げができるかみていたところ、車体裏側のストッパー(直径1mm、高さ0.3mmくらいのポッチ)を削れば難なく1mm車体がさがることが判明。

 早速削って車高を下げました。ストッパーはあらたに0.5mm×1.0mmのプラ棒を貼り付け。

Img_1260

 ED19と車体の裾が合いました。もっとも、ED18のボディはややオーバースケールのようです。

Img_1261

 

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

TOMIXのEF30をレストアする。

 KATOのEF30が再生産されました。少し遅れてASSYパーツも発売。

Img_0906

カプラーセットを利用して

Img_0905

TOMIXのEF30をレストアします。

 

 車体を取り外して、

Img_0907

スカート兼運転台遮光板を取り外しました。遮光板の部分は活かしてスカート部分をKATOのカプラーセットに挿げ替えます。

 KATO製もTOMIX製も

Img_0908

1/150ぴったりの製品ですので、KATOのスカートがぴったり合います。

 

 TOMIXの遮光板から上、

Img_0909

KATOのスカート部分を切り出しました。完全に現物合わせですが、やわらかい材質なので難なく切り刻めます。

 

 遮光板を車体にセットして、

Img_0911

Img_0912

スカートをかぶせ、隙間を埋めるようにゴム系接着剤を盛りました。このまま固まればニコイチの遮光板兼スカートになります。

 

 ニコイチができました。

Img_0910

 台車は、カプラー部分をニッパーでもぎり取って、デザインナイフで成形。右側が加工前のもの。

 ライトユニットは、DD16用のものがぴったり合いました。

Img_0915

重連仕様にするので、片側にのみ取り付けました。

Img_0914

レストア完了です。解放テコもASSYパーツになっているので、もうひと汗かくのもよいかと思います。

 

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

クモヤ143湘南色を事業用車色に塗り替える。

 当鉄道では、TOMIXのレールクリーニングカーの牽引車として、

Img_0840

クモヤ193系を使用しておりましたが、ユニットの間にクリーニングカーが挟まる不自然さはぬぐえません。

 正真正銘の牽引車、色合いからすればクモヤ143あたりに挟ませて走らせるのが一番自然なのですが、製品は品薄状態。かつてはGMの一体成型キットがどこにでもあったのですが・・・・・

 ところが、マイクロの湘南色(A3288)は人気がなく、ちょっと探せばすぐ見つかります。事業用車色は単純ですので、塗り替えてしまえと2両購入してしまいました。

 製品を見ますと、

Img_0824

側窓はツライチにできていてGMキットよりもGOOD。カプラーは片側がダミー密連、もう一方がアーノルトですが、両方をダミー密連またはアーノルトにできるように予備のパーツもついていました。そのほかに行先方向表示と運行番号のシールが付属します。

 

 さて、湘南色のクモヤ143の事業用車色への塗り替えの評価のポイントは、前面警戒色のマスキングの是非。

Img_0837  

 塗り分け自体は単純ですが、前面警戒色は、上辺にあってはヘッドライトと手すりの間の、下辺にあってはテールライトとタイフォンの間のいずれもごく狭い間を境界として塗装されています。GMのキットは前面警戒色部分を別パーツとして塗り分けを劇的に簡単にしていますが、マイクロ製は一体成型、この狭い隙間にマスキングテープをいかに綺麗に貼れるかで出来栄えが決まります。

 なお、写真は鉄道ピクトリアル2022年2月号の事業用電車特集から。

 クモヤの写真はあるようでありません。まだバックナンバーとして購入可能かと思います。

 

 能書きはともかくとして、車体の分解をしました。

 動力ユニットを外して車体の裏側を見て唖然。

Img_0825

 昔帰りの窓接着仕様。へたに外そうとすると窓が割れます。窓と車体の間に、くさびがわりのカッターナイフの刃を入れましたら、簡単に外れてほっとしました。

 また、ライトユニットはなにやらシールで固定してある。シールを外して、

Img_0826

ストッパーとライトユニットの間に爪楊枝をはさみ、後方に引きましたら難なく取れました。

Img_0827

 屋上機器は、パンタグラフと避雷器は外しましたが、それ以外は接着してあるのでそのままで分解終了です。

 

 あとは

Img_0828

ひたすら丁寧にマスキングをして、

Img_0829

下地のグレー、

Img_0830

黄色5号を吹きました。

 ここからが正念場。

Img_0831

 マスキングテープを0.3mmに切り出して、境界に貼り付けましたが、真っすぐ貼ろうとすると切れてしまい難渋しました。

Img_0832

よく見えませんが、側面には5.5mm×1.2mmのマスキングテープを張り付けてあります。

 テープでマスキングできない部分は、

Img_0833

マスキングゾルを塗りました。これまで使ったことがなかったので、塩梅が判りません。

Img_0834

 マスキングできているか自信はありませんが、えいやあで青15号を吹きました。

Img_0835

 屋根のマスキングを外しました。いよいよ

Img_0836

マスキングテープを外しました。マスキングの甘いところに青が吹き込んでしまいました。

また、ライトの穴部分のマスキングゾルが取り除けませんでした。

 

 タッチアップで修正。

Img_0838

これで良しとしました。

Img_0839

パーツ類を組みつけました。インレタが手元になく、これから探します。

 とりあえず、

Img_0841

牽引車が交代しました。

 

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

KATO EF15最終型再生産

 KATO EF15最終型が再生産されました。当鉄道には

P1020748

配属済でしたので、今回の増備はなしですが、2010年の新発売の際、

P1020747

P1020746

P1020745

P1020744

入線整備をしたり、標準型と最終型のパーツを交換して、最終型を耐寒仕様としておりますので、リンクを貼りました。参考になれば幸いです。

 

KATOEF15最終型の入線整備

KATOEF15最終型を高ニ仕様に

 

 

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ

 

にほんブログ村

 

にほんブログ村 鉄道模型

 

 

 

| | コメント (0)

不動のEF58は復旧するのか

 ED71が爆裂したときに触れた不動のEF58

P1020291

 動くならライトユニットも交換しようと、ボディを外し、

P1020295

ダイキャストブロックの隙間に爪楊枝を差し込んで電気子を強制的に回し、そのあと電圧をかけたら動き始めました。

 軽度の接触不良だったようです。

 となれば、ライトユニットの交換なのですが、流線型のゴハチは一筋縄ではいかない。

P1020293

 DD16のライトユニットを交換して済むような構造ではありませんでした。

 砲弾型LEDなので、いずれパーツを用意したら交換してみようかと思います。

 ところで、ユニットを取り外すとき

P1020294

テールライトレンズを破損してしまいました。しかも、ボディにはテールライト導光材を接着したと思われる跡。

 銀河モデルのN065のレンズが収まったので、継ぎ足しておきましたが、余計な仕事が増えてしまった。

 反対側のユニットをよく見たところ、テールライトレンズが

P1020296

車体にはまっている状態から、

P1020297

導光材を後退させてレンズ部分を車体から抜くようになっている。

 それからユニットを取り外すのが正解のようです。

 これからマイクロのゴハチを分解する方はお気を付けください。

 

 

 

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ

 

にほんブログ村

 

にほんブログ村 鉄道模型

 

 

| | コメント (0)

高圧機器の色 マイクロエースED72

 1か月くらい前に、マイクロのED72をとりあげ、

P1020274

高圧機器の色が変だと書きました。それでは、実物はどんな色をしている?

 鉄道ファン1976年3月号に実車の写真がありました。

P1020275

 かなり黒っぽい。

P1020276

 結論から言うと、屋根上の汚れと同じ色をしている。当たり前ですが・・・

 そういう意味では、ED72の高圧線とガイシの色は当たらずといえども遠からずだけど、高圧機器をあの色にするのであれば、屋根全体をあの色でウエザリングしないとおかしい。

 無難に色差しするのであれば、高圧線は黒、ガイシは白か緑でしょう。

 モデルのED72は、

P1020277

 屋上機器がばっちり接着されていて、取り外せません。取れれば、缶スプレーで一吹きなんですが。

 ガイシ筆塗を覚悟して、まずは

P1020278

高圧線をマジックで黒く塗りました。昔、コメントで教えていただいたやり方です。

 

 ガイシの色は、白なら簡単ですが、あの緑色は調合しないとない。

 ミスターカラーのペールグリーン(H41)とデイトナグリーン(H26)を20:1くらいで混ぜたら、

P1020279

それなりの色ができました。

 シコシコと筆を動かして、

P1020284

ガイシを塗りました。ついでに、何の機器が知りませんが、大きなガイシのてっぺんは銀にぬっておきました。

 再生産のED72の高圧機器は銀色の成形だといいですね。

 これでED72の整備は完了しましたが、肝心の急行桜島に着手できません。

 頭につけるルーペの鉢巻部分が切れまして、現在修理中です。

 

 

 

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ

 

にほんブログ村

 

にほんブログ村 鉄道模型

 

 

| | コメント (0)

ブドウ色1号の客車 20 マシ29の塗装

 メタルブライマーを吹いて1日。

 

 いよいよ塗装にかかります。今回は、

p1020184

屋根から塗りました。マスキングテープをはがしたときに、ブライマーがはがれてしまえば最初からやり直しなので。

 で、

p1020185

はがれたところはありませんでした。もう、車体をマスキングすることはありません。インレタも大丈夫でしょう。

 今度は、

p1020186

屋根をマスキングして、

 

p1020187

ブドウ色1号を吹きました。

 

 1日乾燥させたら、窓を貼って、テーブルを取り付けて、インレタを貼って出来上がりです。

 

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ

 

にほんブログ村

 

にほんブログ村 鉄道模型

 

 

| | コメント (0)

ブドウ色1号の客車 19 雨どいの貼りつけと塗装準備

 雨樋パーツは、バリ取りに失敗してグニャグニャになってしまいました。

 

 仕方がないので

p1020179

エバーグリーンの0.25mm×0.5mmの帯材使用。一端を貼り付け、ピンと伸ばして、爪楊枝の先に瞬間接着剤をとって、少しずつ貼り付け。

 

p1020180

 とても納得はできないものの、最初にしてはよくまとまった、という感じにはなりました。

 

 続いて、塗装前処理。写真を撮るのを忘れたので、メモ書きのみ。

 サンポールを適当に水で薄めて車体を浸し、15分まつ。

 サンポールを洗い流したらクレンザーをかけて、古歯ブラシでみがく。

 クレンザーを洗い流したら、中性洗剤を水で薄めて車体を浸し、15分まつ。

  中性洗剤を洗い流したら、ドライヤーの冷風を吹きかけて、乾かす。

  で、

p1020181

こんな感じにピカピカになりました。

 すかさず、

p1020182

メタルブライマーを吹いて、金属面を保護。このまま1日乾燥させます。

乾燥を待つ間に、

p1020183

簡単に間仕切りを作って向こう側が見通せないようにし、テーブルを用意しました。テーブルは窓の貼り付け後に、車体に取り付けます。

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ

 

にほんブログ村

 

にほんブログ村 鉄道模型

 

 

| | コメント (0)

ブドウ色1号の客車 18 マシ29 床下完了

 マシ29 109とすることに決めたところで、床下をまとめました。

 マシ29は、床下に冷房装置があるのですが、夏期以外は取り外していたそうなので、スシ37の説明書のまま取り付けることにしました。

 必要なパーツを切り出してバリを取り、

p1020172

手で持ったときに取れやすい水タンク、蓄電池箱、ブレーキシリンダには真鍮線の足をつけました。

 床板に取り付けて塗装すると、床下機器の上面を塗り残すので、

p1020173

まずはパーツの上面と床板にマットブラックを吹きつけます。

 乾いたところで、

p1020174

パーツを床板に取り付けました。機器の下面はパーツの地肌のまま。

 さらに吹きつけて、

p1020175

床下全体がマットブラックになりました。

 台車のストッパーは3軸台車に干渉するのでカットしましたが、

p1020176

やはり、ストッパーがないと扱いにくいです。

 床板に1mm丸棒を取り付けました。

p1020177

床板から2.5mm飛び出ています。

 最後に、

p1020178

再度マットブラックを吹いて完了です。

 

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ

 

にほんブログ村

 

にほんブログ村 鉄道模型

 

 

| | コメント (0)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

001 鉄道模景 002 昔乗ったあの列車 011 鉄道模型について 051 運転を楽しむ 090 調べたこと 101 車両 N SL 102 車両 N EL 103 車両 N DL 104 車両 N EC 105 車両 N DC 106 車両 N PC 107 車両 N FC 108 車両 N TEC 109 車両 私鉄 110 車両 HOゲージ 130 車両 Gゲージ 140 車両 高崎線1972 141 車両 東北本線1972 149 1972年の列車 191 車両 レーティシュ鉄道 200 レイアウト・モジュール 210 HO周回線 220 N周回線 231 鉄コレモジュール 232 鉄コレレイアウト 233 併用軌道のあるレイアウト 234 運転ボード 241 ヒガハス 242 ローカルモジュール 243 都会モジュール 244 支線の駅モジュール 245 機関区モジュール 246 卓上シーナリー 247 C12の終着駅 290 庭園鉄道 3000 車両の工作 3001 GMキットの組立 301 車両の整備 302 カプラー交換 303 ライトユニット交換 304 ナンバー・サボ 310 SL 3256 EF56後期型 3258 EF58 3280 EF80 34115K 115系KATO 34115M 115系MicroAce 34153 153系伊豆 34165 165系佐渡 34183 183系とき 34185 185系 34455 455系 34583 583系はつかり 349 クモニ83 350 客車整備 3514 14系八甲田 3520 20系 358 ブドウ色1号の客車 359 旧客 八甲田 359 旧客 121レ 359 旧客2322レ 359 郵便荷物客車 360  気動車整備 3658 キハ58系 いいで・ざおう 3658 キハ58系 さんべ 3658 キハ58系 アルプス 370 貨車整備 379  筑豊の石炭列車 400 ストラクチャー 401 フォルマー 402 お寺ブロック 403 工事現場ブロック 451 リゾートセクション 452 甍の街セクション 453 温泉街セクション 490 展示台 500 線路・制御機器 550 保管・管理 560 工具・治具 600 実車 650 風景 700 日常のできごと 705 MUSIC 710 浅慮空言 720 製品の感想 7211 KATOクオリティー 721 製品の感想 KATO 722 製品の感想 トミーテック 724 製品の感想 マイクロエース 729 書籍の感想 730 車で中山道 740 プラモデル 750 オークション 999 プログの管理