EF659
800 1991/6/1
KATO 302-1 EF65特急色
今月発売のマイクロエース製ではありません。
EF65の9号機は、昭和40年3月6日、川崎車両・川崎電機により新製されました。新製配置は吹田第二機関区です。当初は、青15号にクリーム色1号の警戒色の新形直流電機の一般色でした。東海道・山陽線を中心に活躍しましたが、貨物列車削減による機関車需要の減少により、JRに引き継がれることなく廃車となりました。ところが、JR貨物への移行による経営努力の結果、貨物需要が増加して機関車が不足するようになりました。幸い、JRに引き継がれなかった機関車群が国鉄清算事業団の下で保管されていたので、その車籍を復活して機関車需要に応えることとなりました。EF65の9号機は、このようにして車籍が復活した機関車の中の1両です。平成元年1月の車籍復活に際し、将来のイベントに用いることを考え、大宮車両所にて、ぶどう色2号に塗装されました。復活後の配置は稲沢(愛知)機関区で、再び東海道山陽路を疾走し、平成6年9月9日、廃車となりました。
なお、EF65の9号機は、一次形(1~47)ですので、車体ではなくスカートに空気の取り入れ口があります。
参考文献
鉄道ファン1986年4月号(直流新形電機出生の記録4)
鉄道ファン1989年12月号(JRニューカラーオールガイド)
鉄道ファン1995年7月号(JR各社の車両配置表)
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