DD51 0番台
DD51の後期耐寒形のモデルを見て
>デッキのジャンパ栓受けが別パーツ。
>ということは、これを外してキャブ屋根を加工したりするとと0番台への改造の途が開けるのでしょうか。
などと妄想いたしまして・・・・少し調べてみました。
結論としては、雰囲気を楽しむのは簡単ですが、細かな相違点ありすぎです。
まず、DD51を大きく分けますと、皆様ご存知の通り、
非重連形 1~53号機。私が0番台と呼んだグループですが、特に白帯が前面もまっすぐの2~19号機がお気に入りです。
重連SG搭載形 501~586,593~799,1001~1193号機。途中番号が飛びますが、基本的には同じグループ。
重連SG非搭載形 587~592,801~899,1801~1805号機。こちらも番号が飛びますが、同じグループです。
このように大きく3つに分かれるDD51ですが、同じグループの中でも細かな違いがありました。
放熱器カバーが分割式か一体形かはよく話題に登ります。手前のKATO後期耐寒形は分割式、奥のTOMIX500番台は一体式です。
重連SG搭載形の1052~1193号機、重連SG非搭載型の、886~899,1801~1805号機が分割式です。
また、モデルの前面手すりは車体中心側の根元が曲っています。これも、重連SG搭載形の1052~1193号機、重連SG非搭載型の、886~899,1801~1805号機に見られる形で、他のものは、根本が曲がっていません。
まことに下手な絵ですみませんが、左の絵のようになっています。
さらに、てすりの奥の前面点検扉。
モデルはすべて4枚折り戸ですが、非重連形と重連SG搭載型の547号機までは2枚扉であり、通風孔の形も違います。
側面手すりの根元も曲がっていますが、これは非重連形20号機以降の形態で、19号機までは根元がまっすぐでした。
ランボード上にエアータンクがある側のキャブの水切り。
モデルはすべて下の絵のようにタンクの覆いの上面とキャブの水切りが一直線ではありませんが、このようになったのは、
重連SG非搭載型と重連SG搭載型の668号機以降。
屋根の形も重連SG搭載形の1010~1193号機、重連SG非搭載形の855~1805号機には扇風機カバーがつきました。
話が錯綜してわかりにくくなりましたが、私のイメージしていた2~19号機にするには、
1 前面手すりからジャンパ栓受けを撤去し、
2 前面、側面の手すりの根元が曲がっていないタイプとし、
3 前面点検扉を4枚折り戸から2枚開き戸にし、
4 エアータンク側のキャブ水切りをエアータンクの覆いの高さと同じにし、
5 屋根は扇風機カバーのないもの
6 放熱器カバーは一体式のもの
とする必要がありました。
TOMIXの500番台をベースにするなら、1~4の加工が必要でした。
Nゲージですから細部までこだわる必要なしと言われればそれまでですが、最低限、目立つジャンパ栓受けは撤去したいですね。
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