2025年01月 - 田舎あそび 高知
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出会いの雪

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  遺産なき母が唯一のものとして残しゆく「死」を子らは受取れ 中城ふみ子
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  衰へてやさしき父と火に寄りてはにかむ如し共にもだせば 富小路禎子
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  ほんとうはあなたは無呼吸症候群おしえないまま隣で眠る 鈴木美紀子

村さんぽ

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          長者の大銀杏と十王堂
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死後の世界をつかさどる裁判官とも言えるのは、泰広王(不動明王)、初江王(釈迦如来)、宗帝王(文殊菩薩)、五官王(普賢如来)、閻魔王(地蔵菩薩)、変成王(弥勒菩薩)、太山王(薬師如来)、平等王(観音菩薩)、都市王(勢至菩薩)、五道転輪王(阿弥陀如来)の十王なのだそうですが、子供の頃よくおどされて、それだけに妙に親しみのあるのは閻魔王です
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          水車は回り 時はただ進むだけ
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     ひとはかならずたどり着くが 道は寂しくはないか
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     ラジコンヘリを飛ばしている人がいたので
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持たせてもらうと想像よりも軽かった 軽いほどコントロールは難しそうです

土佐佐賀の海

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          土佐西南大規模公園のうち佐賀地区
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あぐりで豚まん

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「高すぎるっ!!」しばらく怒ったあとで、七子峠で神島と双名島のあいだをゆっくり過ぎてゆく船をながめながら、家から持参したおにぎりと卵焼きを食べています ひさしぶりに久礼の大正市場でカツオを買うのを楽しみにしていたのに、四半身が2800円から3000円!気軽に食べられないので、とても買う気になれなかった
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          四万十町の道の駅<あぐり窪川>
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気持ちを静めるにはー食い足すーに限るので道の駅自慢の豚まんを買いました
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 ホッカホカを手にした途端にほぼ静まっているのです
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          ウ~~~~~ンッ、旨っ!
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     それでもって、好物の<おちょぼ>を

春の色

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 市場に文旦がならんで、あざやかな黄色が春が近づいたことを知らせています
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 野菜の高騰がつづいていて、この市場でも大きい白菜が650円もします
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昨年の猛暑のせいだといわれ、それも一因でしょうが、そもそも日本の農業人口は減りつづけていて、農業者から見れば政府の施策はいつも消費者寄りで将来に希望が持てないという状況のなかで、今後も全体として生産量が増える要素はなさそうです
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肥料原料の塩化カリウムとリン酸アンモニウムは100%輸入に頼っていて、尿素も自給できるのは4%だそうです コスト高を農家は価格に転嫁するしかなく、どこかで戦火を口実に誰かが儲けているのでしょう

390円

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  15年ぐらい前に柏島で素潜りして、岩につかまって撮った写真です
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あんなハードなことはできないので使わなくなった時計が止まっていました
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放っておく気にもなれないので電池を換えました どういう気持ちなんでしょう、、
電池代390円也 

果樹園へ

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ひさしぶりに久万高原町の果樹園のようすを見にやってきましたが風の通り道なので、寒さに時が止められたかのようで、木々が寒々とゆれているだけです
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雪を被った明神山山頂が青空に映えて、レーダー雨量観測所がポツンと小さく見えます

春さがし

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たっぷり陽ざしはあるのだけれど、顔に痛い寒風が湖面をさわがすダム湖畔の梅の花芽は固く閉じたままです
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近づくと姿が見えないところにも甘い香りが届いて、蝋梅はもう春が近いことに気づいているようです
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色をなくしたアジサイの花が、枯れたまま冬の陽射しをまとっています 無言で眼を惹く風情でこれも花です 
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イノシシが木の根元を掘っています いままでこんな事はありませんでした
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 よほど山に食べるものがないのか、安直な調達法を見出したのか
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  シキミも思いもしなかっただろう被害を被って、これも異変です

登る日

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グタッとゆるんだ体を動かして、仁淀診療所の近くの参道を高森をめざしてのぼっています
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資料では215段あるという階段を40段ぐらいまで数えていたけれど、写真を撮っているうちに曖昧になってしまいました
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     春を思わせるあたたかさに、うっすら汗ばんできました
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     冬なのに日陰がありがたい
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   鎌倉八幡宮には、誉田別天皇ほかニ神が祀られています
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  高森を下りて、まだ物足りないので森の一本桜へ向かっています
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きつい坂で強くなった鼓動を感じながら、藪のなかの道をさがしてのぼっていると桜の木が見えてきました
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  高村光太郎の詩のように、歩いた後ろに道ができています
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   春を待って寒風を耐える森の一本桜です
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  桜の根元に立つと、さっきのぼった高森と森の集落が一望できます

中仁淀橋

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   いままでいくつの橋を渡ってきたのだろう
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めざした場所にはたどり着いたのだろうか それともひたすら戻ろうとしているだけなのか

冬枯れの宮の前公園

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  <スノーピーク かわの駅おち>から望む宮の前公園
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     仁淀川と桐見川が合流するところです
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仁淀川第三発電所

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仁淀川の水力発電は戦後四国電力に移管されて、仁淀川第三発電所は昭和33年に運転を開始しています
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発電施設の用地がなかったので、設備は堰堤の真ん中に見える堤体のなかにつくられました (今はわかりませんが、昔はエレベーターで降りてから歩いてゆきました)そんな奇抜な発電所を手動計算機で設計するのは大変だったろうと想像されます
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魚やウナギ、カニなどが移動できる魚道が備えられためずらしい発電所で、最大1万キロワットを発電します (仁淀川第一と第ニ発電所は廃止されています)

朝の運動

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ゆうべ雪を降らした雲は朝には通り過ぎていて、さわやかな青空がひろがっています
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じっとしていられなくて、放っていても融けてしまいそうな雪を見て、車庫からほうきを取り出しました
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公道に出てゆく道が坂になっていて、おまけに日陰なので凍るとあぶないのでせっせとほうきを動かしています

冬だよねぇ

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きれいさっぱり葉を落として冬を過ごす庭のサクラ、気分によって耐えているようにも、ただ休んでいるようにも見える
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次々に葉を落とすけれど葉が減ったとは見えない、生々しく元気なアカカナメ
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<金のなる木>に花が咲きました、宝くじとの相関性は全くないようです
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     まだまだ、、、

白い朝

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さいわい大雪にはなりませんでした 青空が見えているので道路の雪は夕方までには融けているでしょう

風の大渡ダム湖

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「このままじゃ死ねない」と若き日に言いしその「このまま」の何でありしか 佐伯裕子
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  この世をば確かむるごと一、二片あらわれいでて消える淡雪 小高 賢
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  「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ 俵 万智
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春を待ちかねて

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寒さが長持ちさせているのか、先月果樹園から持ち帰った小枝の桜がまだ元気に咲いて明るい
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ヤマボウシのそばでひらいたニホンスイセンに鼻を近づけるとあたたかい春の香りがある

村さんぽ

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世の終わり未(いま)だしとせば世の人のひとりひとりの終わりいかにぞ 高橋睦郎 
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  最終の息する時まで生きむかな生きたしと人は思ふべきなり 窪田空穂  
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  長生きをするというのは知る人がどしどし死んでゆくといふ事 安立スハル
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  尖りつつ老いゆくあれば弛みつつ老いゆくもあり うちつけに冬 島田修三  
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  青天の冬の舗道のまぶしさやわずらわしけれ眼のおとろへて 秋葉四郎
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   戦争を終わらせる方法を聞くと、AIはなんと答えるのだろう  

冬枯れ

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               長者川 冬のながれ
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神社が建つ土地は、思いをこめて選ばれた土地であるだけあって、静かに落ちついていられます
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江戸のおわりから明治にかけて、周防大島から四国に渡って来た長州大工と呼ばれる宮大工の手によって、伊予や土佐には多くの神社仏閣が建てられています 工匠といわれる大工はすぐれた彫刻の技術を持っていました
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               鳥形山
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          冬、澄明はみずからを研ぎ澄ます
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               良い年でありますように

芋焼き

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          炭を熾しています
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必要なものが揃っていて、冬で、芋をもらって、風がないとなれば当然こうなります
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ネットリとホックリのバランスのいい焼き芋ができました、旨っ!

冬の春

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坂道をのぼると細胞の活性感があるので、きょうは眺めのいい所にいます
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野菜もずいぶん値上がりしていますが、こういうところは田舎の強みです 言い換えれば都会の弱みとなります
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冬のさなかにも春は小さな色からはじまり、香りでその訪れの確かなことを教えてくれます
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まだ雪が積もってもいないので、陽ざしが畑や田んぼの土に春を知らせるには、まだまだ日にちがかかりそうです

村さんぽ

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  きはまれる晴天はうれひよぶならん出でて歩めば冬の日寂し 佐藤佐太郎
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  たとへもし世界が滅んでしまってもそれも世界の出来事である 香川ヒサ     
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しめ飾りや門松やおみくじをやめました、それでもお守りを買うことがあるのは確たる芯棒を立て得ない弱いこころです あれをしておけばという後悔を心に負わせるのを避けるために信心のふりをするのは、神という大いなる現象への冒涜なのか、それともひたすらの欺きなのか  
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  空ひびき土ひびきして吹雪する寂しき国ぞわが生れぐに 宮 柊二    
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  一生に一度使ふことばは何だろう西日の中にうつ伏し眠る子に 河野裕子  
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なめらかに嘘がいへるといふことのたのしさも知りてもう若からず 蒔田さくら子
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     白梅や父に未完の日暮れあり 櫂未知子 
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  らりるれろ言ってごらんとその母を真似て娘は電話のむこう 永田和宏     
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  波に乗るその無理のなき生き方に真鴨は冬を耐えるのだろう 小高 賢  

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