娘と連れ立ってひさしぶりに高知港を見下ろすマンションで暮らす叔母を訪ねました。83歳になりますが頭脳は明晰で、中国の古典全集を読破し抹茶を点て落語をこよなく愛しているので、きょうは操作の簡単なプレーヤーと、米朝と圓生と春団治のCDを持参しています。
となりに
<わんぱーくこうち>があります。駐車場はもちろん入園料も無料という太っ腹な動物園はきょうは休みなので、車は高知港の岸壁に置いてきました。86になる叔父は携帯用の酸素ボンベのチューブにつまづいて転倒し、大腿骨頚部を骨折して入院中なのでこのあとようすを見にゆきます。大丸で買い物をするのがなによりの楽しみだった叔母は叔母でガンを患ったあとで心臓を悪くしてICD(植込み型除細動器)を使っているという、高齢社会ではそう珍しくはなくなった休まることの少ない生活をつづけています。
部屋は10階にあって地上30mからの眺めは、向かいの太平洋セメントの左奥が浦戸湾の湾口へ桂浜へとつづきます。
南海地震が起これば30分後には最大15mの津波がやってきて、高知市中心部は5mの浸水が9時間にわたって継続するだろうと予測されています。
<とさ>は海上保安庁高知保安部の大型巡視船で、総トン数1400トン、全長94mあり、35mm単装機銃と20mm多銃身機銃を備えていてヘリが着艦できるそうです。
海保の巡視船<とさみずき>は23トン、全長20mです。
高知県高速漁業取締船<小鷹>、2000馬力X2基のエンジンで35ノットの速度が出るそうです。