秋を拾いながら歩く なんであんたと見つめ合わなくてはならないのだろうかげは色濃く沈みながら秋をしのびこませている水を冷やしながらも色には寛大だ炎上はすでに仕込まれている花は季節をえらびいさぎよい不本意に名づけられても自身を裏切ることなくみずからのためにだけ結実する
生きるため ではなく ブロッコリースプラウトはほぼ毎朝食べています。スーパーでうまそうなエビを見つけました。栄養ではなく、バランスでもなく、<~を食べたい!>が先行します。自家産のオクラです。思いつきでおやつをつくってもらいました。<生きるため>を意識せずに食べることを楽しめるとは、幸せな時代なのでしょう。
孤独という名の宇宙 谷川さんは昭和27年、21歳のときに<二十億光年の孤独>で詩壇にデビューしたとされているのですが詩壇というものがどのようなものか誰も知らないし、そもそも詩を書くひとを詩人というのかさえどうもあやしい<現代詩の巨人>とか<日本でただひとりの詩人>とか、ざっくりバッサリな言われかたを眼にするけれど、ずいぶん遠いところから触感なく捉えられるものだなあ、詩ってそんなふうに流通しているのだなあと、、、といいながらも<谷川俊太郎>というひとは少年とよばれるようになる以前から詩人であったのだろうと思えるのですが どうもご本人は書かれる詩にも言葉にもあまり興味はなさそうです言葉で伝えられないものを言葉で伝えようとすれば 書かれた時点でおおかたの詩は失敗している と断じていいのですから 言葉を信じて書くひとは なかなかしんどいことでしょう名づけられたときから ものは言葉によって故なく縛られるのですから ひとは海と書いて海を閉じ込め 山と書いて山を裏切り 空と書いて空をおとしめているのかもしれません詩を書くことは そのような縛りを解いてゆくこと 縛りから自身をほどくことだと思えます<旅>は画家の香月泰男さんとともにつくられた美しい詩画集です<詩人のふりをしてるが わたしは詩人ではない>藤澤 寿さんとの<きのこ 森の妖精><一瞬で創ったのだ 数千種のきのこを 神は><鏡を持たないから立ち姿それぞれに美しく>丹地保堯さんとの<50本の木>すこし遠くへでかけると血管を鉛がながれはじめて朝が重く、2~3日は軽快がもどってこないので、とりとめないことをとりとめなく考えているのです。
おさかな牧場 のんびりとたゆたうように見せて、港の風景にはいつもたわめられ、ひきしぼられたちからがかくれています。はじまりは空と海と陸だけだったのだから、いつか生死と言葉とあらそいがおわってしまえば、色と音だけがたっぷりと残るのだろうな。近くで海を見るために<おさかな牧場>へむかいました。夏の風はただ風で、そよそよと秋へゆくしかない。 ゴミひとつ見えない海の魚は旨いはずです。手入れのいきとどいた美しい風景から生まれる米が旨いように。海をわたるひとは、九州ののどかな景色をながめながら温泉に沈むのだろうな、きっと。
八幡浜 どーや市場 たっぷり <どーや市場>は九州へ向かうフェリー乗り場のとなりなのですぐにわかります。ついフェリーに乗りそうになりますが、ガマンしています。駐車スペースはたっぷりありますが、土日曜日の昼ごろには混んでくるので気をつけてください。さてと、やったるかいっ!炭代として500円、お世話代おとな一人500円。おんちゃんが<市場で生きてるの買ってきてね~>ええと、やっぱりサザエかなあ、、、チャンバラとワタリガニもあるけれどサザエは絵的にも外せんし、絵柄をいうと伊勢海老はいいけれどさすがに高いなあ、、、こっちは刺身だし、まさか鯛の丸焼きというわけにはいかんしここらへんは持ち帰りだな(クルマには常におおきなクーラーボックスを積んでいます)。牡蠣はいまはダメだといわれているけれど、ハマグリとエビならいいだろう。、、、とあれこれあって選抜メンバーはこちら、新鮮で値段も納得できるものでした。ほぼアウトドアですからなかなか熱帯ライクなバーベキューです。 うまっ!ハフッ、旨っ!ホフッ、フフッ、、、コレ、なかなか眼からうろこの焼き方でした。殻汁まで残さずゴクリといただきまして、満足です。ここ、いいわあっ!ひとくちで気にいってしまった。時間が決まっていれば電話で予約もできますよ。生々しいのお好みなら海鮮丼もおすすめです。ウニのトッピングもありますよ。まだすこし入りそうだったので、揚げたての<じゃこカツ>を食べています。新鮮さと誠実と協力工夫とやさしさアイデアと謙虚研究と忠実丹精に笑顔もついていてコーヒーショップとパン工房海鮮主力のリーズナブルなレストランがあり肉やウインナーもたっぷりと色あざやかに食欲をなでてゆく にぎやかな一隅でこじんまりと北海道ソフトをなめています。
内子フレッシュパークからり <からり>へ寄りました。今年の一月に全国で六ヶ所が選定される<全国モデル道の駅>にえらばれています。はやくから導入されたPOSシステムや、先進的なトレーサビリティーシステムによって、生産者と消費者が手渡しともいえる信用と鮮度によってつながれた市場になっています。土日曜日の昼ちかくなると、ガードマンが配置された広い駐車場はひっきりなしに訪れるクルマでいっぱいになります。信用は商品にとってもっとも大きな付加価値だと知らされ常に進もうとする気持ちがなければ、ひとはいつも<時>に置いてゆかれるのだと実感できます。
小田の郷 せせらぎ 八幡浜で旨そうなものを食べておられるかたをテレビで見たものですからつい、<近所なら散歩してよい>と言われたのを拡大解釈してでかけました。体より心を優先したのです。<せせらぎ>には盆栽の達人が納品されているようで、なにごとも模倣からはじめる道が近いのだからと学んでいます。涼しげなせせらぎのそばに居心地のいいうどん屋さんがあります。
あれこれ食べる 常識的な食物であれば、ほぼなんでも食べられます。海の生きもので食べられなかったものはありませんが<もっと野菜を食べなさい>とよく言われます。煮野菜は苦手なのです。シャキシャキかペーストならいいのですが、、、。トンカツも大好きです。
日なたの散歩 雲のかげへ歩きだしたのだけれど、すぐに暑い日ざしがもどってきました。きれいな水が湧きながれるところへ置いたクレソンが繁殖を始めていました。みどりからみどりが生えて みどりにみどりが映えて水は戻りたいのか 止まりたいのかわからずいそぐようにも せかされているようにも見えて自家製のカレー金魚は一匹も残らずに、餌だけが残っていますが金魚を買おうという声はない。
金魚すくい トコロテンすくい ホームセンターで買い物をしたら<おきゃくさまあ、どうぞ>という軽くて自然な誘いだったので、軽い乗りで金魚すくいをしましたが、さて以前やったという記憶は、、、というか覚えてさえいない昔のことでそれも一度か二度。こういうなりゆきの生き物というのは、まことに困りものなのです、なにせすぐ破れるだろうとたかをくくっていたものですから、餌や底石などを売るための陰謀ではなかろうかと疑ったぐらいなのです。五匹も掬えたものですから。トコロテンをいただいたので、やあ夏らしくていいなあ、タレをつくってズルスルズルスル。キビもいただきものです。スーパーにならんでいたきれいなサバは、ホクホクのフライになってサクサクと消えていった夕暮れの食卓。
windows10 ウインドウズMeの時代から、古い自作パソコンを部品を替えながら十数年にわたって使いつづけてきたけれど、ソケット478のPen4というCPUがウインドウズ10の検証でひっかかってしまいました。念のためにと用意していたBTOパソコンが適応したので、ホームページのデータや画像編集ソフトなどを整理して移行する準備をしています。現行のソフトが10への移行でどうなるのかもわからず、なかには動作しないとアナウンスされているものもあり、外付けのものをふくめて12個もハードディスクがあって、データが散在しているのでなかなか大変です。
You Farm 無理やりのおでかけだったところへ、南国の湿度たっぷりの暑さに抱きつかれてバテています。津野町の<You Farm>に寄って、ジャージー乳の濃厚感まったりのソフトを買いました。定休日は火曜日と年数回の牛の出産日だそうです。
長沢の滝 すずしいところへ寄り道しました。ハートのかたちをした穴から流れ落ちる長沢の滝です。なにごともそう思って見ればそう見えて、ちがうのじゃないかと言えばいくらでも言えるのだけれど、楽しさはなくなります。肌にすずしく眼にさわやかな水です。
百一草園 <百一草園>をさがして梼原へでかけました。ひとも花も木も草も 場所を得ることさえできればそれだけですこやかに時をただよい そよぎ 進むことができそのことこそが もっともおおきな意義であるのかもしれないとゆるゆると レンゲショウマ感じるのでした キレンゲショウマ花道楽さん、ここちよい時間をすごせました。ありがとうございました。
夏の香り 夏の色 <よろよろと退院して、のりちゃんの言いつけを守っておとなしくふせっているふりをしているところへご近所の漁師さんからみごとな鮎をいただきました。馥郁たる夏の香りよあこがれよ流麗よご近所の血つづきなきお姉さまが<野菜も食べなさい>とすこやかな新鮮をとどけてくれました、まことにありがたい。
外の夏 濃い青空を背景に、のびあがる入道雲があざやかに夏を誇示するようですが、こちらは灼けるアスファルトとも森をぬける風ともさざめきうねる海とも無縁、無念なんじゃなあ、、、。あ~~気分わるっ!まっ、しょうがねえや、どっかでとりかえしてやるぞと、へんてこな力こぶ。
食料これこれ <ぼく、朝はヨーグルトとバナナ(コンビニで1本個包装で籠売り)があればいいので、朝食はいりません><、、、><みそ汁は飲まないし><、、、>結局、食事を止めるには先生の許可が必要だといわれ、こんなことでわずらわせることはできないので、納得はしていませんがあきらめました、食べんのに、、、。コンビニで買うのはヤクルトとR-1、それにキーコーヒー、ロビーにあるドトールでは7時半からコーヒーが飲めるのですが、点滴しながらというわけにはいかないのです。梅干しと海苔の佃煮服薬とコーヒーのために水はたくさん必要です。現金をチャージして使う<院内カード>です。自販機とコンビニの買い物に使え、テレビもこのカードから預金して見られます。ぼくはやたらウロウロしたがるので<チューブは長めにおねがいします>というと、こんなになります。リツキサンの点滴はすべてがおわるまで9時間かかるので、自由になれたのは夜の8時40分でした。
6/4 抗がん剤による治療も4回目になります。いやあ、やれやれだなあ、といった感じなのです、あっけらかんと、それだけ。タブレットでネットにつながるし、いろんなアプリを入れてきたから本は少なめにしました。無菌室が何室かあるA棟がいっぱいなので、今回もB棟でしたが景色はがらりとかわりました。
中津渓谷へ 治療の4クール目が近いので、炎天下の遠征はひかえて<中津渓谷>へでかけました。渓谷をのぼる経路には<七福神>の像が置かれていますが、それが目的ではないのでいくつか見落としました。ゆっくり進んでいるのですがアップダウンがつづきながらのぼり、湿度がたかいのでなかなかたいへんです。<イワタバコ>葉がタバコの葉に似ています。見つめる方向によってひとの日々は変わるのでしょう。前を見てはふりかえりふりかえりつつ上を見あげて風景をさがしています。カメラを持っていると<気をうばわれる>ので、眼に集中しているときは動かないっ!と自分に言い聞かせています。ひかりは、ふさわしいものに向かうようです。しばらく手ごたえのあるものに向かえなかったので時間を忘れています。ミストが吹き寄せてくるのでレンズを拭いてもいちどに2~3枚しか撮れません。すずしさを、どうぞ