#生きている (2020年)
- 2024/11/07
- 18:00
ある日、韓国ソウル近郊で突如として謎のウイルス感染が発生、感染した人々は次々にゾンビ化して都市で暴走、電話は通話不能、Wi-Fiもインターネットも通信不能という過酷な状況下で、ゾンビ集団はパニック状態に陥った街へ襲いかかっていく。事態に巻き込まれたゲームオタク青年オ・ジュヌ(ユ・アイン)は、生き残るためにマンションの部屋に閉じこもり、必死のサバイバルを開始することに・・・。状況を知る唯一の手がかりはテレビのニュースと窓から見える景色だけ。壮絶な状況の中、VR機器やドローン、SNSを使いこなすデジタルネイティブ世代のオ・ジュヌと、向かいのマンションの女性で、斧やロープなどのキャンプツールを駆使するアナログ派のキム・ユビン(パク・シネ)は、互いに協力して、絆を深め、この絶望的な状況から抜け出すべく画策。果たして彼らに待ち受ける衝撃の未来とは!?
●監督 チョ・イルヒョン
閉鎖的空間のゾンビ その②
SNSが盛んな韓国。
ゾンビが蔓延った時、SNSで何ができるのか?
アパートの一室という閉鎖された場所でのゾンビ映画だ!
ゾンビ開幕
ある日、ゲーマーのジュヌは、オンラインゲーム中に仲間からのコメントで外がマズイことになっていることを知らされる。
アパートの外を見ると、大勢の人々が逃げ惑っていた。
凶暴化した人間が人を襲っているのだ。
ニュースでは謎のウィルスに感染した人間が凶暴化してしまうという。
廊下の物音でドアを開けた瞬間、男が入って来た。
隣人がトイレを借りに来たというが、間もなくその男も凶暴化。
ジュヌに襲い掛かるが、なんとか家の外に追い出した。
外に出たら襲われると思い、部屋に籠ることになる。
することもないので、数日間ゲームで過ごしたが、ついにネットもつながらず、水も食料も尽きて来た。
メールで家族と連絡が取れたが、その最中、家族は凶暴化した人間に襲われてしまっているようだった。
絶望したジュヌは、紐で首を吊ろうとしたその時、
正面のアパートからレーザーシグナルのライトが照らされた。これは一体?
#ゾンビ
今作は劇中で「ゾンビ」とは言っておらず、「凶暴化」と言ってます。
ただ、どっからどう見てもゾンビ。
近年の韓国製ゾンビは、他国のゾンビ映画を寄せ付けないレベルでクオリティが高い。
造形とか素晴らしいです。
アサイラム映画のなんじゃこら?というレベル造形の作品はほとんど目にしない。
一人一人、しっかり怖くグロくメイクしてます。
そして、韓国製ゾンビは…元気一杯です!
人間を見つけたら、一目散!まったくのろのろしません。
今作では、なんと綱を上るゾンビも登場。
人間の時、消防士だったからだという。
そういうひょっこりと人間時代の習性があることも演出。
極めつけは、ゾンビ化する状況を演出してくれたのですが、俳優さんの演技たるや!
身体が徐々に強張り、意識が遠のき、人間を失っていく姿。
まさに人間がゾンビ化する経過です。
もうこの姿が世界基準でいいと思います。
ただ、殺される(?)設定がイマイチはっきりしない。
脳を破壊するのが鉄則なのだが、銃を撃つとき、結構やみくもに撃ってる。
効果があるのかないのか、よくわからん。
それだけが気になりましたが、S級のゾンビだと思います。
「ゾンビってのろのろするもんだ」
という意見もあると思うので、そこは好みですね。
女性との出会い
レーザーシグナルを照射していたのは、向かいのアパートの女性キム・ユビン。
正面なので、ドローンでロープを張り、物資のやり取りやトランシーバーでのやり取りに成功。
孤独な日々を送っていた2人。
話をしている時は心が癒されていた。
…あれ?これ、きょっとキュンキュンするんだが?
え?そういう展開も見せてくれるんですか?(なぜか敬語)
こういう親しくない異性と声だけで繋がったり、そわそわしたり。
甘酸っぺええええ!
できればこのままハッピーなエンディングに…
してくれないのが韓国映画だ!
当初、相手の部屋にロープを張ろうとして失敗したロープを括ったボールをゾンビが拾った。
そのロープをつたって、ユビンの部屋にゾンビが迫る!
ジュヌ、行くんか?どうするんか?
まあ、なんやかんやして、2人は、なぜかゾンビがいないと噂の8階へ向かう事を計画。
8階に一体なにがあるのか?
ゲーマーのジュヌ演じるのが、ユ・アイン。
こちらの方の出演作で鑑賞したのは「ソウル・バイブス」と、ドラマの「地獄が呼んでいる」です。
アウトドア女子のキム・ユビン演じるのがパク・シネ。
えぐいほどドラマに出演してますね。
今作の俳優はほとんどこの2名のみ。
アウトドア有効
ゾンビ映画では、あれが有効、これが便利という演出がある。
今作ではアウトドア製品が随分活躍します。
アパートなので、建物を降りたり登ったりするのに有効。
しかもアウトドア製品て丈夫ですしね。
近年アウトドアのYoutuberで欠かせないのがドローン。
ジュヌがドローンを駆使するところも見れます。
ただドローンが登場する映画はバッテリーが弱いのが欠点よね。
雪山などで氷壁に使用するログピックなどは、ゾンビをブチ殺すのにも最適。
そんな感じで、アウトドア用品が活躍するってことは…
あれ、まさか案件?
SNS推奨
今作は、アパートの一室×2でほとんど行われる。
(たまに別部屋に行くけど)
その設定のゾンビ映画がありましたね。
「ゾンビの中心で愛を叫ぶ」です。
部屋外にも行かないので、ゾンビ映画とも言えないような作品でした。
近年はSNSの発展で、生活に欠かせない。
当然映画のネタにもなり、その手の映画では、「SNSやりすぎいくない!」という結論にしがち。
しかしネットバキバキの韓国。
家族と連絡が取れなくなったジュヌは自身のSNSに「ここにいます」的な画像をUP。
それを見て救出チームが動くという。
なのでエンディングでは「SNSに自分をUPして下さい!それで救出に行きます!」と、
むしろSNS推奨映画。
エンディングをNETABAREしたような感じで申し訳ないけど、
そんなん関係なしで、ゾンビに恐怖し、孤独男女にキュンキュンし、目的地移動にハラハラ。
それが充分に面白く楽しい作品だと思います。
韓国映画はゾンビ映画の覇者になるかも?
閉鎖的空間のゾンビ 〆
●監督 チョ・イルヒョン
閉鎖的空間のゾンビ その②
SNSが盛んな韓国。
ゾンビが蔓延った時、SNSで何ができるのか?
アパートの一室という閉鎖された場所でのゾンビ映画だ!
ゾンビ開幕
ある日、ゲーマーのジュヌは、オンラインゲーム中に仲間からのコメントで外がマズイことになっていることを知らされる。
アパートの外を見ると、大勢の人々が逃げ惑っていた。
凶暴化した人間が人を襲っているのだ。
ニュースでは謎のウィルスに感染した人間が凶暴化してしまうという。
廊下の物音でドアを開けた瞬間、男が入って来た。
隣人がトイレを借りに来たというが、間もなくその男も凶暴化。
ジュヌに襲い掛かるが、なんとか家の外に追い出した。
外に出たら襲われると思い、部屋に籠ることになる。
することもないので、数日間ゲームで過ごしたが、ついにネットもつながらず、水も食料も尽きて来た。
メールで家族と連絡が取れたが、その最中、家族は凶暴化した人間に襲われてしまっているようだった。
絶望したジュヌは、紐で首を吊ろうとしたその時、
正面のアパートからレーザーシグナルのライトが照らされた。これは一体?
#ゾンビ
今作は劇中で「ゾンビ」とは言っておらず、「凶暴化」と言ってます。
ただ、どっからどう見てもゾンビ。
近年の韓国製ゾンビは、他国のゾンビ映画を寄せ付けないレベルでクオリティが高い。
造形とか素晴らしいです。
アサイラム映画のなんじゃこら?というレベル造形の作品はほとんど目にしない。
一人一人、しっかり怖くグロくメイクしてます。
そして、韓国製ゾンビは…元気一杯です!
人間を見つけたら、一目散!まったくのろのろしません。
今作では、なんと綱を上るゾンビも登場。
人間の時、消防士だったからだという。
そういうひょっこりと人間時代の習性があることも演出。
極めつけは、ゾンビ化する状況を演出してくれたのですが、俳優さんの演技たるや!
身体が徐々に強張り、意識が遠のき、人間を失っていく姿。
まさに人間がゾンビ化する経過です。
もうこの姿が世界基準でいいと思います。
ただ、殺される(?)設定がイマイチはっきりしない。
脳を破壊するのが鉄則なのだが、銃を撃つとき、結構やみくもに撃ってる。
効果があるのかないのか、よくわからん。
それだけが気になりましたが、S級のゾンビだと思います。
「ゾンビってのろのろするもんだ」
という意見もあると思うので、そこは好みですね。
女性との出会い
レーザーシグナルを照射していたのは、向かいのアパートの女性キム・ユビン。
正面なので、ドローンでロープを張り、物資のやり取りやトランシーバーでのやり取りに成功。
孤独な日々を送っていた2人。
話をしている時は心が癒されていた。
…あれ?これ、きょっとキュンキュンするんだが?
え?そういう展開も見せてくれるんですか?(なぜか敬語)
こういう親しくない異性と声だけで繋がったり、そわそわしたり。
甘酸っぺええええ!
できればこのままハッピーなエンディングに…
してくれないのが韓国映画だ!
当初、相手の部屋にロープを張ろうとして失敗したロープを括ったボールをゾンビが拾った。
そのロープをつたって、ユビンの部屋にゾンビが迫る!
ジュヌ、行くんか?どうするんか?
まあ、なんやかんやして、2人は、なぜかゾンビがいないと噂の8階へ向かう事を計画。
8階に一体なにがあるのか?
ゲーマーのジュヌ演じるのが、ユ・アイン。
こちらの方の出演作で鑑賞したのは「ソウル・バイブス」と、ドラマの「地獄が呼んでいる」です。
アウトドア女子のキム・ユビン演じるのがパク・シネ。
えぐいほどドラマに出演してますね。
今作の俳優はほとんどこの2名のみ。
アウトドア有効
ゾンビ映画では、あれが有効、これが便利という演出がある。
今作ではアウトドア製品が随分活躍します。
アパートなので、建物を降りたり登ったりするのに有効。
しかもアウトドア製品て丈夫ですしね。
近年アウトドアのYoutuberで欠かせないのがドローン。
ジュヌがドローンを駆使するところも見れます。
ただドローンが登場する映画はバッテリーが弱いのが欠点よね。
雪山などで氷壁に使用するログピックなどは、ゾンビをブチ殺すのにも最適。
そんな感じで、アウトドア用品が活躍するってことは…
あれ、まさか案件?
SNS推奨
今作は、アパートの一室×2でほとんど行われる。
(たまに別部屋に行くけど)
その設定のゾンビ映画がありましたね。
「ゾンビの中心で愛を叫ぶ」です。
部屋外にも行かないので、ゾンビ映画とも言えないような作品でした。
近年はSNSの発展で、生活に欠かせない。
当然映画のネタにもなり、その手の映画では、「SNSやりすぎいくない!」という結論にしがち。
しかしネットバキバキの韓国。
家族と連絡が取れなくなったジュヌは自身のSNSに「ここにいます」的な画像をUP。
それを見て救出チームが動くという。
なのでエンディングでは「SNSに自分をUPして下さい!それで救出に行きます!」と、
むしろSNS推奨映画。
エンディングをNETABAREしたような感じで申し訳ないけど、
そんなん関係なしで、ゾンビに恐怖し、孤独男女にキュンキュンし、目的地移動にハラハラ。
それが充分に面白く楽しい作品だと思います。
韓国映画はゾンビ映画の覇者になるかも?
閉鎖的空間のゾンビ 〆