とんぼBLOG
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タイリクアカネ Sympetrum striolatum imitoides
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▲♂成熟 2005年11月23日 兵庫県淡路市

「神戸のとんぼ」さんによると…秋に海岸近くの市街地で姿をみることができるそうです。
確かにこの場所も、海岸に近い公園の池でした^^

アキアカネよりも少し大きく、胸側面の黒条はアキアカネよりも細くて、体色もくすんだ感じです。
翅脈が赤っぽく色づいていることと…肢の脛節(※)の外側が黄褐色している点でアキアカネと区別できるそうですが、フィールドでは見難い部位ですよねぇ(-_-;)


※ 脛節(けいせつ)
昆虫の肢(あし)は五つの節からできています。
基部から、基節、転節、腿節、頸節、ふ節と呼び、人の足でいう脛(すね)にあたる部分と考えるといいようです。→図説(神戸のとんぼ)
【2006/08/03 22:59】 [トンボ科] タイリクアカネ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ホソミイトトンボ Aciagrion migratum
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▲♂成熟(越冬型) 2006年5月7日 徳島県徳島市

夏から秋にかけて羽化し、成虫のまま越冬するイトトンボの仲間です。
初夏に羽化して繁殖活動を行うものを「夏期型(または夏型)」と言い
越冬するものを「越冬型」と呼んで区別することがあります。
不思議なことに…越冬型の卵からは夏型が生まれ、夏型の卵からも夏型が生まれるそうで、越冬型がなぜ生まれてくるのかまだ解明されていないみたいです…

初夏に羽化した夏型は、繁殖活動を行い夏の終わりごろには姿を消しますが
8月下旬に羽化した越冬型は、褐色の体のまま越冬し4月中旬ころに水辺に現れて繁殖活動を行います。
写真のようにキレイな青色になるのは、春になってからだそうです。

体が他のイトトンボに比べて細く見えること、眼後紋と後頭条が繋がっていることが特徴なんですが、一部そうなっていないのもいてるそうです。
【2006/08/03 22:26】 [イトトンボ科] ホソミイトトンボ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
キトンボ Sympetrum croceolum
体長:38~44mm
時期:6~12月
分布:北海道~九州

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▲♂成熟 2005年10月30日 徳島県美馬市

翅の半分がオレンジ色の非常に美しい赤トンボの仲間です。
(個人的には、あまりに美しさに一目見た瞬間からファンになりました♪)
トンボの中でも晩秋の最も遅くまで飛び回っていて…雪の上を飛んでいるところも観察されたことがあるそうです!
羽化直後は、水辺から離れた林に移動して、秋(10月頃)になると植生豊かで周りが樹木で囲まれた水辺に戻ってきます。

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▲♀成熟 2005年10月30日 徳島県美馬市

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▲♂成熟(飛翔) 2005年10月30日 徳島県美馬市

メスも美しい姿をしていますが…オスのように腹部は赤くならないようです。メスは、尾端に突出した下付属器が見られることが特徴で未熟なオスと見分けることができます。
【2005/11/11 22:58】 [トンボ科] キトンボ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ナツアカネ Sympetrum darwinianum
体長:35~40mm
時期:6~12月
分布:北海道~九州


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▲♂成熟 2005年9月23日 香川県東かがわ市

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▲♂成熟 2005年9月23日 香川県東かがわ市

アキアカネと並び、日本の赤トンボを代表する標準的なトンボです。
名前の由来は…夏に見られる未熟な黄色いトンボを、種を超えて便宜上「ナツアカネ」と呼んでいたらしいのですが、やがて正式な名称となったそうです。

アキアカネによく似ていますが、胸部側面の黒い部分の形状で見分けることができます。
またナツアカネの成熟♂は、顔を含めた全身が真っ赤になるのに対し、アキアカネの成熟♂は、腹部のみが赤くなります。

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▲♀成熟 2005年9月23日 香川県東かがわ市
【2005/10/26 22:55】 [トンボ科] ナツアカネ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
オオアオイトトンボ Lestes temporalis
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▲♂成熟 2005年10月1日 兵庫県淡路市

アオイトトンボを少し大きくしたようなトンボですが
アオイトトンボのように成熟しても粉はふきません。
他のアオイトトンボ属とは、胸の金属光沢部の広がりかたで見分けることができます。
神戸のトンボさんによると…
7~8月に羽化し、羽化後しばらくは付近の樹林の下草の中で生活するそうです。
秋(10月ごろ)になると、本格的に水辺に現れるそうです。

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▲♀成熟 2005年9月7日 兵庫県五色町

池におおい被さるように生えている木の樹皮に産卵し、樹皮下にコブをつくります。
あまり同じ木に集中的に産み付けると、樹木が弱ってしまうため…『益虫』と呼ばれるトンボの中では、唯一害虫扱いされることもあるそうです。
【2005/10/16 23:23】 [アオイトトンボ科] オオアオイトトンボ | トラックバック(1) | コメント(2) | page top↑
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