花子とアン (第8回・4/8) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『花子とアン』(公式)
第2週『エーゴってなんずら?』【第8回】の感想。
女学校での生活は、規律厳しい日課や洋風な食事など、はな(山田望叶)にとって驚き、戸惑うことばかり。とりわけ英語の授業は、はなだけが全くついて行けず、教師の富山(ともさかりえ)に厳しく指導される。さらに毎週金曜日は「英語だけで話さなければいけない日」。はなは外国人教師たちに話しかけられないよう、校内を必死で逃げ回る。だが、ブラックバーン校長(トーディ・クラーク)に捕まり、謹慎を命じられてしまう…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
学校生活の厳しさの描き方も悪くない!
女学校での生活に戸惑うはな(山田望叶)が、いよいよスタートと言った感じの火曜日。正直これと言った事は起こっていないが、ミッションスクールの厳しさやホームシックになった同級生など、奇を衒わず普通に描いているのは良いと思う。
甲府の実家とのやりとりも悪くない!
また、甲府の実家との葉書のやり取りも悪くない。自然な流れの中で親子の絆を描くのも朝ドラらしいし、寮母・茂木(浅田美代子)が廊下でそっと聞いているのも良い感じだ。
美輪さんの語りも悪くない!
これまで違和感が拭えなかった美輪さんの語り。しかし、今回の最後の「うるせぇ」のナレーションは言い方も美輪さんらしくて、タイミングも良かった。はなの心の声を代弁するのに語りを使うなら、美輪さんの演技力が活かせるかも?
ただ、ほぼ“本作らしさ”がない!!!
ただ、気になる点もある。それは“本作らしさ”を感じ取れないこと。甲州弁と俳優陣(語りや子役含む)を取り除けば、普通の英語が喋れない田舎娘が東京のミッションスクールで大変な思いをしているってだけ。前作のように奇を衒う必要は無いが、ぼちぼち次の“もう一手”が欲しいところだ。
あとがき
ドラマ全体が明るくて、ヒロインが可愛くて健気で元気で、地方も忘れず、親子の絆も描いてと、普通に観るなら何の問題も無いし、ヒロインを応援しながら楽しめる朝ドラと思います。
ただ、朝ドラとしてはそれなりに巧みに作られているのは認めますが、ドラマとして面白いかと言うと疑問です。だって、このあと吉高さんにバトンタッチして村岡花子さんの生涯を描くのは解ってるのですから、現状では普通過ぎると思います。
『あまちゃん』放送終了から約半年が経ちました。未だ“あまロス”の私ですが、それを癒してくれる本を読みました。『あまちゃん』の大吉さんのモデルになった三陸鉄道の鉄道員が書いた完全復興までの3年間の手記です。『あまちゃん』の撮影秘話なども載っています。あのシーンを思い出しながら読むと、震災復興の大変さが伝わってきます。
[読書]線路はつながった 三陸鉄道復興の始発駅 (冨手 淳/著・新潮社) 感想
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アンを抱きしめて―村岡花子物語
村岡花子: 「赤毛のアン」の翻訳家、女性にエールを送りつづけた評論家 (KAWADE夢ムック 文藝別冊)
『赤毛のアン』と花子: 翻訳者・村岡花子の物語 (ヒューマンノンフィクション)
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