ハナアブ屋の独語

2024年1月24日 (水)

忘備録)Office 2019で急にen dash(エンダッシュ)がショートカットキーで入力できなくなったら

最近,Word 2019の起動が遅くなったので,標準テンプレート (Normal.dotm)を削除して作り直したところ,en dash(エンダッシュ)がショートカットキーで入力できなくなった.

以前も直した記憶があるのだが,どこを直したか覚えておらず,Google検索も日本語では出てこなかったので,忘備録として書いておきます.

 

通常Wrodでは,Ctrl + テンキーのマイナス記号で,en dash(エンダッシュ)が入力されます.

不具合発生時には,入力面が縮小される現象が起きました(Zoom out).

また,em dashは普通にCtrl + Alt + テンキーのマイナス記で正常に入力できました.

 

この件を英語で調べてみると,Microsoft Communityに解決方法が出ていました.

https://answers.microsoft.com/en-us/windows/forum/all/control-minus-set-to-zoom-not-en-dash/74e3f5e5-c44c-4888-a360-8443b4c059ba

 

工程としては,ファイル => オプション => リボンのユーザー設定 => ショートカットキー => 

キーボードのユーザー設定 =>すべてのコマンドの中の ViewZoomOut =>現在のキー Ctrl+Num - を選択して削除する.

Viewzoom_20240124223601



これで回復しました.

 

P.S. これで復活されない場合は,分類:記号/文字にあるコマンド:半角ダッシュにCtrl+Num -を割り当てる.

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2017年12月 2日 (土)

PDF 文献 Stett. Ent. Z. (ZOBODAT)

Stettiner Entomologische Zeitung を調べていた際に見つけたHP

 
ZOBODAT
http://www.zobodat.at/publikation_series.php
非常に多岐にわたる文献が収録されている.
 
 
先に紹介したSenckenberg DIGITALE BIBLIOTHEK
http://www.senckenberg.de/root/index.php?page_id=14024

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PDF文献 Notulae entomologicae

Notulae.entomologicae

HELDA - Digital Repository of the University of Helsinki

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2017年11月21日 (火)

Free PDF Acta Entmologica Serbica

Acta Entmologica Serbica

http://aes.bio.bg.ac.rs/index.php/aes/index

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2017年11月19日 (日)

Free PDF Pan-Pacific Entomologist

The Pan-Pacific Entomologist

http://www.bioone.org/loi/panp

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2017年10月22日 (日)

Zerene Stackerの隠れた利点

深度合成ソフトはフリーソフトを含めて幾つかの種類があります.
 
2005年頃は,私もHelicon Foucusを使って手動で撮影した画像を合成しており,特に不満もなく使用してました.
 
2011年に,ステップモーター駆動のStackshotを購入し,Helicon Foucusでリモート撮影をして見たところ,設定が非常に判り辛く困りました.
 
うろ覚えですが,ステージをAからBまで移動させる間に何枚撮影するといった設定だったと思います.
例えば,ステージ移動が1.35mmで,被写界深度DOFが0.045mmであれば,電卓をはじいて30枚に設定するといった具合だったと思います.
 
面倒すぎて,photomacrography.netのフォーラム等を参考にZerene Stackerを使用してみたところ,グラフィカルなインターフェースや設定値の入力の容易さ等に惚れ込み,即座にライセンスを購入しました.
 
最近,日本でもZerene Stackerを使っている方を時折見かけるようになり書籍にも取り上げられましたが,Stackshotを併用している方は殆どいないように思えます.
 
実は,この組み合わせには非常に優れた利点があります.
それは,撮影と深度合成を同時進行で出来ることです.
 
PCの能力にもよりますが,かなりの時間節約になります.
また,リアルタイムで合成中の画像が見られますので,合成中の画像が気に入らなければ撮影を中断することも可能です.
 
Sscontbx2_2
 
上図は撮影中の画面です.
 
手動では撮影が大変ですが,自動ステージを使えば日常的に50枚程度は普通に撮影しますし,最大記録は500枚程度まで深度合成しています.
 
誰かこのような利点を本等に書いてほしいと思います.

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2017年10月20日 (金)

深度合成 撮影中 メモ書き

Zerene StackerとStackShot Controllerを使用して交尾器の撮影.
 
顕微鏡はステッピングモーターで駆動.
 
Ssbx01_pa140117

モーターと顕微鏡とのカプラーは,漢方薬のコップを流用しました.
 
Sscontbx
 
このセッティングの場合は,StackShot ControllerのMillimeters per rotation of stepper motorの値を,0.1mmに変更してます.
 
理論的には,これで0.03micron/stepで上下させることが可能となります.

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2017年10月19日 (木)

困ったGoogle 翻訳

永らく,Google翻訳を使用しているが,昨年ぐらいから翻訳のアルゴリズム等の仕様が変更になって,使い辛く困っている.

 
・AIの導入と前後して,第1候補が間違っている事が多い.また,データにない専門用語を別の単語スペルミスとして翻訳することが多い.
 
・以前は単語単位で翻訳候補を選択できたが,現在では一文単位となり,修正の登録も面倒になった.
 
・前からの現象ですが,時々段落の中で一文抜けて翻訳されることがある.
 
スウェーデン語とかポーランド語のような,馴染みのない言語でも英語に変換できるので重宝してるが,癖が強くなったのでより注意深く結果を確かめる必要がある.

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2017年10月14日 (土)

韓国のハラナガハナアブ族の論文

下記の論文が出版されている.
 
Chalcosyrphus frontalis  (Shiraki & Edashige, 1953)が,南米に分布するfrontalis (Curran, 1941)のhomonymということで,laterimaculatusという新名が与えられた.
 
2016年に日本産本属をまとめたが,気が付かなかった.
 
Curranの原記載も持っていたが,Planes frontalisという聞いたことが無い属で記載されていた.
 
Chalcosyrpus属は9種類と意外と少なく,日本と共通な種類も半数程度であった(日本は18種類).
 

Jeong, S.-H., Jung, J.-M., Han, H.-Y. 2017. A taxonomic review of Brachypalpus Macquart and Chalcosyrphus Curran (Insecta: Diptera: Syrphidae) in Korea. Journal of Asia-Pacific Entomology 20:1043–1061.

♂交尾器は全て写真である.
このくらい綺麗に解剖できれば写真でも良いかもしれない.
 
USNMのChalcosyrphus longs のHolotypeの写真が出ている.
 
この論文のように,韓国や中国の人の名前にハイフンが入ることが多い.
ネットで調べると,英語表記での発音の区切りのようだ.
 
日本でも,"純一"を"Junichi"と書くと"ジュニチ"と読まれてしまうので,"Jun-ichi"と区切るようなものなのだろう.

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2017年10月 8日 (日)

Leica MZ16 修理

今年2月に2003年から愛用してきたLeica MZ16という実体顕微鏡が壊れた.
 
変倍ズームのダイヤルが空回りしてしまい倍率変更が全く出来なくなったのである.
 
浜野顕微鏡店経由で色々と調べてもらったが,メーカーでは海外を含めて部品がなく修理出来ないとのことであった.
 
旧モデルの部品切れは,Nikon等の国内の顕微鏡では良く聞く話であるが,残念である.
 
単純なギヤの破損なので,ギヤの再作成という話になったが,意外と特殊な作りのギヤでコスト的に断念となった.
 
修理を断念して戻ってきた顕微鏡を分解してみると,樹脂製のギヤが見事に割れている.
 
P4280025ms
 
各部を計測して図面を起こしてみたが,非常にタイトな設計をしている.
 
機械加工で作成可能な別形状のかさ歯車を考えてみたが,ズーム時にレンズユニットやスプリング等の可動部に当ってしまい,オリジナルの形状が苦肉の策であることが良くわかった.
 
結局,色々なHPを参考にしてシリコンで型取りをして,歯車だけを樹脂成形した.
 
型取り・樹脂成形ともに歯が細かいため気泡に泣かされ,何10個も作る羽目になった.
 Pa080109s_3
 
上の写真は,仮止めしたオリジナルのギヤと,樹脂成形したギヤである.
(顕微鏡に組み込んだ状態での写真が見つからないので,気泡が多いため避けておいたギヤである.)
 
成型したギヤを温めて金属スリープへ圧入したが,半日で緩んでしまった.
 
何個かチャレンジしたが,流動性が高い樹脂では無理なようで,結局接着して様子を見ることとなった.
 
ズームダイヤルのテンション調整が上手く出来ていないことや歯車の耐久性等不満が残るが,取り敢えず使用可能となった.
 
LEICA MZ16 stereo microscope gear repair

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